【VRChat】あなたも気軽にFPSワールドを作ってみませんか?『VRC_CombatGimmick』

 VRChatの勢いがどんどん増している昨今、FPS系(シューティング系)ワールドも様々なワールドが出てきましたよね。対人、対bot関わらず色んなアイディアで作られているワールドに私も日々楽しませていただいています。
 さて、色んなゲームワールドを巡っている方、更に言えば元々VRChat以外でFPSやTPSをプレイされたことがある方はこんなことを思ったことありませんか?「もっとこんな調整入ったら面白くなるのに」と。
 そんなあなたに朗報です。自分で調整できるゲームワールドを簡単に作ってしまいましょう!そのためのキットが登場しました!

UdonがわからなくてもFPSワールドを作れる!

 今回紹介するのはVRC_CombatGimmickという汎用ゲームワールドのアセットになります。

 実際にVRC_CombatGimmickに含まれるギミックのみを使って作成したゲームワールドの動画が以下になります。

 

 どうでしょう?これ、手軽に作れたら結構すごくないですか?

 なんと今回紹介するキットを使えば、Unityの中でのみ作業が完結するんです。

 そう、UdonSharpを触る必要が無いんです!

 皆さん、ワールド作成、特にゲームワールドを作ろうと思うとUdonSharp(VRChat内で使われるプログラム言語)を理解する必要がありそうで億劫……と思われている方も多いでしょう。UdonSharpを触る必要が無い、というのはかなり大きいと思いませんか?

 今回紹介するVRC_CombatGimmickで実装可能なことを紹介しているサンプルワールドがあります。(リンクは記事の最後にあります)
 こちらでVRC_CombatGimmickで実装できるゲームギミックを一緒に確認してみましょう!

幅広いゲーム内容、様々なギミック

色んな応用の可能性を感じることが出来るアイテムたち

 サンプルワールドに入ると以下のようなUIが出てきます。

これはデスクトップ版。VRだと体力の表示等のこのUIは下に出てきます。

 

 赤が体力ですね。他にも自分のスコアと表示されていることから、スコアアタックのゲーム内容のワールドを作れることが既に伺えます。

 さて、シューティング系のワールドで皆さん恐らく真っ先に気になるでしょう、を見に行ってみましょう。

 通常のアサルトライフルのような銃と、ミサイルを撃てる銃があるようですね。うっすら見えているかと思いますが、上の画像に出ているものは片手用です。どうやら両手持ちだとまた変わるようですね。見てみましょう。

 両手持ちにはギミックがつけられるようです。

 以下の画像のようにシールドを出したり……

 またブースター付きとついているライフルを使ってみると移動が加速しました。

スクリーンショットだとわかりづらいですが、加速するエフェクトもついています

 更に、ブースターを使うと青いゲージが減っていきました。これで青いゲージはスキルを使用すると消費するゲージであったことがわかりました。
 HP、弾薬などのこういったリソース管理はゲームの醍醐味ですよね。

 他には、タッチリロードといったVRならではの仕様を実装することが出来たり……

 投擲武器といった興味を惹かれるアイテムもありました。

 シューティングメインのゲームワールドだからこそこういったトリッキーなアイテムもまた魅力的ですよね。

 この中の何を実装していくか、どういうバランスのゲームにしていくかをあなた自身が決めることができます。
 そうこれはワールド作成キットの紹介なのですから。どういうゲームを作るかはあなた次第なのです。

様々なゲームモード、それに対応できる様々なギミックたち

 銃を撃てるゲームワールドにも色々なルールがありますよね。このキットではどういったルールが実装できるのでしょうか……?

 多いな!しかもサンプルワールドの時点で目標スコアの設定も出来るようですね。

 スコアモード、残機制モード、タイム制モード、拠点防衛モード、フラッグモード、ゾーン制圧モード……シューティングゲームで主要なルールは全てあるといってもいいのではないでしょうか。

 ゲームのルールを自分で1から細かく考えるのではなく、最初から大枠のルールを用意してくださっているのはとてもありがたいですね。

 だんだんわかってきた方もいらっしゃるかと思いますが、このVRC_CombatGimmickは細かくてつらい負担を差し置いて手軽にゲームワールドが作れるように色んなものを用意してあります。

 さて、こういったシューティングゲームはマップにあるギミックやアイテムをどうやって活かすかも醍醐味のひとつですよね。もちろん、そういったギミックもこのアセットには含まれています。

 

 体力、シールド、弾薬のドロップアイテムがありました。このアイテムによって生じるランダムな有利をどれくらい設定するか……。ゲーム作成の楽しいところです。

 以下の画像のようなワールド(マップ)に設置するタイプのギミックもありました。

 

 ダメージエリア回復エリア。これはリスキル対策*に必須ですよね。
(リスキル:リスポーンキルの略。死んでしまったあと生き返る場所が決まっている場合に、そこを狙いに敵を倒しにいくこと。)

 奥にはちょっと見えづらいですが移動床なんてのもあります。シューティングゲームといえば高いところにいる方が有利というのが鉄則です。高所から高所へ移動床で移動できる。しかし移動床は面積が小さいので、落ちる危険性や、狙われやすいリスクがある。どうでしょう?面白そうじゃありませんか?

 高所といえば、ジャンプギミックやテレポートギミックもありました。

  

 ジャンプやテレポートで高所を取り合い、有利をとろうと動きながら、しかしそればかりに終着していると肝心のフラッグをいつの間に捕られてしまったり……こういった駆け引き、楽しいですよね。

 マップの真ん中にフラッグを置くとして、どこに高所を作ったら有利になるか、そのカウンターになる場所をマップのどこに配置していくか……どうでしょう?色々想像が膨らんできたのではないでしょうか?

 

 そんなあなたの想像したゲームを、Unityで設定するだけで作れてしまうのがこのVRC_CombatGimmickです。あなたの作るゲーム、是非見せてください。そして、楽しませてもらえるワールドが増えることを、VRChatの1ユーザーとして心待ちにしています。

 VRC_CombatGimmickの購入、そしてサンプルワールドへのURLは以下の画像から飛ぶことが出来ます。

 

 また、実際にVRC_CombatGimmickに含まれるギミックのみを使って作成したゲームワールドへのリンクは以下の画像から飛べます。是非一度遊んでみてくださいね。