背景ボケが楽しめる!話題のカメラ拡張ツール「VirtualLens」の使用感レビュー!

琥珀

こんにちは!琥珀です♪

こちらは、avatar2.0向けの記事となります。

綺麗な背景ボケが撮影できると話題のカメラ拡張ツール。

ろじらぼさんが販売されている「VirtualLens」を今回は導入してみましたので、全体的な使用感やレンズ設定などをご紹介していこうと思います!

VirtualLensは歪み補正、ズーム機能、ボケ味を表現できる

VirtualLensは既存のVRCカメラを拡張することができるツールです。

このツールを使用することで、VRCカメラ特有の画面端の歪みを修正したりズーム機能を使うことができるようになります

なお、今話題の被写体深度(ボケ)を弄るためには、別途で拡張レンズを購入する必要があるのでご注意くださいませ。

BOOTHリンク:VirtualLens+: 被写界深度シミュレーション

僕はリアルでもよく一眼カメラを扱うのですが、VirtualLensと被写体深度シミュレーションを使えば本物の一眼カメラにかなり近いリアルなボケ表現が可能になります。

厳密に言えば、「一眼カメラ風」のデジタル処理を施すツールになるので本物の一眼カメラとは少々使い勝手は違いますが、それでもVRC上でボケ味の効いた本格的な写真が撮れるというのは、好きな人にとってはかなり嬉しいものです!

最近のトレンドでもある多眼レンズ搭載スマホのような『写真のボケ味を楽しむ』ということをVR上で再現できる貴重なツールであると同時に、撮影好きだけど既存のVRCカメラに不満を抱いていたユーザーにとっては痒いところに手が届く素晴らしいカメラであると感じました!

琥珀

これをきっかけに、リアルでも一眼デビューする人も増えるんじゃないかな?

5000兆円あっても買えないカメラ性能を誇るVirtualLens

実は、VirtualLensには幾らリアルで大金を叩いても決して実現できない理想的なカメラ体験ができるようになっています。

というのも、そもそもVRCカメラにはシャッタースピードという概念がないため、どれだけ手ブレしていようとも写真自体がブレてしまうということは絶対にありません。(撮影時の手ブレは別として)

さらに、どんなに劣悪な撮影環境であれどもAF速度は世界最速のほぼ0秒。

加えて、焦点距離(mm)と被写体深度(F値)は自分の好きな数値に組み合わせられるので、例えば2000mm(約100倍ズーム)で F1.2(鬼のようにボケる)という超次元のレンズ設定にすることも可能なのです!

琥珀

ちなみに、ライカの超望遠レンズ「1600mm F5.6」が約2億円します…。

これだけでも恐ろしいことですが、尚且どれだけ暗いワールドであれど露出やISO感度に一切干渉することがないので、リアルであれば光量不足でレンズ絞りを極限まで開けてISO感度3000倍にまでしなければいけないような場所でも、シャッタースピード0秒で無ノイズという現実ではありえないカメラ設定で撮影することも可能です…。

こんなカメラが現実に存在するなら、世界中のカメラ好きが喉から手が出るほど欲しいと切望するでしょうね(笑)

琥珀

お高いカメラ体験が気軽にできるのも、VRならではですね!

VirtualLensの設定はとにかくカンタン!

ボケ調整もフォーカスポイントもタッチ式で簡単!

上記のように、リアルのカメラでは複雑な設定をクリアして初めて美しい写真を撮ることができるわけですが、ここはVRCです。ご安心を!

VirtualLenzは、Unityでちょちょんと数値を入れてやるだけで誰でも簡単に美しい写真が撮影できるようになっています!

F値は『ボケ具合』を調整するための数値

VirtualLensにおけるF値とは、あくまでもボケ感を調整するための数値です。

単純に数値が低くなればなるほどボケ感が強くなっていきます。

サンプル画像を載せておきますが、細かな調整は実際にVRCに入って写真写りを見ながら設定することをオススメします!

琥珀

ちなみに、同梱されている「絞り調整用UI」を実装しておけば、その場でF値を触れるからめっちゃ便利ですよ!

焦点距離はズーム倍率

VirtualLensにおける焦点距離は、単純にズーム倍率を調整するための数値です。

数値が大きくなればなるほど遠くのものが拡大されて表示されるようになります。

VRCカメラの標準画角が大体20mm前後なので、そこを基準に好みの焦点距離を探してみるのがオススメです!

例えば、2倍ズームであれば焦点距離は40mm、4倍ズームであれば焦点距離は80mmといった具合です。

琥珀

数値を10mm以下に設定することで、最近流行りの超広角レンズを作ることもできますよ!

外観も好みのカメラモデルに換装可能!

なお、VirtualLensには最初からカメラの3Dモデルも付属されていますが、外観自体も好きなものに変更できるのも魅力の一つ!

僕の場合はBlueDenseさんの【VRChat向け】フィルムカメラを使用させて頂いています!

琥珀

レトロカメラなのに中身は超テクノロジーというギャップがたまらんのです!

自撮り機能やワールド設置などのアップデートが待たれる!

このように、VirtualLensには一眼カメラのようなボケ感の再現、超広角から望遠ズームまで写真を楽しむ要素が余すことなく盛り込まれています。

ただいくつか難点を挙げるとするならば、現状の仕様では自撮りモードやワールド設置などには対応しておらず、シチュエーションによっては頻繁にVRCカメラと切り替えなければならないのは少し億劫に感じました。(選択肢が増えたことによる弊害か…。)

※ avatar3.0の「VirtualLens 2」にてワールド固定に対応しました!

手首を180度ねじり返しての強引な自撮り!

また、被写体に対してのピント合わせも技術上難しいというのもあるのか、例えばポートレート撮影時では顔にピントが合っていても耳だけ背景に溶け込むように不自然にボケてしまったりと、メッシュが別々になっている箇所ではそれに付随して自然なボケ感を出すのが難しい印象を受けました。

この辺りは最新スマホであっても輪郭などを綺麗にボカすのは非常に難しいという話なので、そこまで求めるのは酷だと思いますが…、逆に言えばそこまでのレベルを期待してしまうほど出来が良いということの現れでもあります!

周りのフレンドさんからの評価も好評でVRCカメラの楽しさを広げてくれる素晴らしいツールであるだけに、今後のアップデートに期待したいところです!

BOOTHリンク:VirtualLens
販売者:ろじらぼ

リンク:VRC専門ブログ「こはろぐ

投稿者プロフィール

桜乃こはく
桜乃こはくVRブロガー
VRC専門ブログ「こはろぐ」にて、ヘッドセットや機材・BOOTHで販売されているツールなどのレビュー情報を発信しています(˙꒳​˙)