そこはあまりに濃密な空間だった。「Gumball Lounge 3.0」

「Gumball Lounge (ガムボール ラウンジ)3.0」というワールド名から、皆さんはどんなワールドを想像するでしょうか?

ツイッターでこのワールドを強く推す投稿を見かけたとき、筆者はここがどんなジャンルのワールドか全く見当がついていませんでした。集会所?ゲームワールド?謎解き?パーティクルライブ?

ワールドのDescription(概要)にも

We have but barely begun‚ Travelers․(我々は始まったばかりだ、旅人たちよ。)

Gumball Lounge 3․0 – VRChat

としか書かれてないし……(英文の日本語訳は筆者による拙訳です。この後に出てくる英文についても同様)

とにかく、ワールドに入ってみることにしました。

はじまりは氷原から

スタート地点に出てきたコインを掴むと、氷原のような世界に出ました。
正面には「GUMBALL LOUNGE」と書かれた巨大な建造物。よく見ると「ガムボールマシン」という(球状の)チューインガムを売っている自動販売機に似た形状をしています。

中に入ってみましょう。

「GUMBALL LOUNGE」の中へ

エレベーターを上った先にあったのはキューブが封印された機械と金属製のトーチ(たいまつ)。

「UNLOCK ALL THREE TOWERS(三つの塔を全てアンロックせよ)」
トーチ(たいまつ)

さらに上にはソファーやテーブルなどのくつろげる空間が。

ちゃんと椅子に座れるしミラーもあったりします。

……これが「ガムボール ラウンジ」……って事!?

とはいえ、これがワールドの全てとは到底思えません。とりあえず機械の封印を解くための「塔」を探すことにしましょう。

「イライラ棒」アクションの世界

塔の中は異次元のような広い空間でした。

空間の奥にはガラス管の入った構造物があり、ガラス筒は障害物に触れると消滅して元あった場所にリスポーンします。

これは……「イライラ棒」か?(知らない人はリンク先の検索結果を参照)
どうやら、ガラス筒を障害物にぶつけずに外に取り出す必要があるようです。

なんとか取り出して、タワー外にあるガムボールマシンにガラス筒を近づけて「アンロック」。これを3つのタワー全てで行い、「GUMBALL LOUNGE」の機械の封印を解除しました。

でもこれをどうすれば……?

氷原の中に怪しい台座が有ったのでそこにキューブを置くと、目の前の地面がせり上がり……

これは……祭壇?

祭壇の果て

祭壇に登るとなにやらメッセージが。

FOR CARDIFF
YOUR LOVE FOR YOURSELF IGNITED LOVE IN BILLIONS
YOUR LOVE FOR OTHERS INSPIRED EVEN MORE
YOUR COURAGE RIPPLES THROUHOUT ETERNITY
(カーディフへ捧ぐ
あなたの自身への愛は何十億もの愛に火をつけた
あなたの他者への愛は更なる刺激になった
あなたの勇気は永遠に波及する)

奥にあったエレベータに乗ると、その先には極彩色の空間と

「IS EVERYONE PRESENT? (全員揃っているか?)」
と書かれたボタン。

(もとより一人なので)押すと。

落ちてる……?!

まるでパーティクルライブの世界のような空間を落ち、そして飛んでいき。

降り立った先にはまたボタンが。

「DO YOU WISH TO KNOW THE TRUTH OF THIS REALTY? (この現実の真実を知りたいと願うか?)」
と書かれたボタンを押した先に待っているものは……それは皆さん自身が確かめてください。

これで終わり……ではない!

実は、「真実」を見るのがこのワールドの終点ではありません。

むしろここからが本番、と言えるかもしれません。

「GUMBALL LOUNGE」にあったトーチがこの記事内で全く使われていないことを思い出してください。その他にもこのワールドには隠された要素、紹介しなかった場所がいくつもあります。

実は筆者は(何時間もプレイしてるにも関わらず)まだすべての要素を見れてないです……ずっと一人でプレイしてるのが原因かもしれませんが。
(「『全員』揃っているか」って書いてあるボタンがあったぐらいですし、もともと複数人でのプレイを想定しているみたい)

まとめ:”Gumball Lounge 3.0″は……

ワールドの名称と概要文だけではどんな空間か全く想像つかなかった”Gumball Lounge 3.0”は、

「くつろげる空間(ラウンジ)」

「イライラ棒のようなアクション」

「示唆に富む数々の言葉」

「パーティクルライブのような美しい映像表現」

「世界をくまなく探索して要素を解放していく謎解き」

……といった、多種に及ぶ体験要素が一つのVRワールドに詰まった、とんでもなく濃密な空間でした。

みなさんも、フレンドと一緒にこのワールドに挑戦し、体感してみてはいかがでしょうか?

ワールドはこちら。Questにも対応しています!