VRChat小説『シャペロン境界の向こう』江古田文学103号にて掲載!

あいさつ

 こんにちは、普段は邪(よこしま)というペンネームで創作活動をしている者です。

 この度、私が卒業制作で執筆した『シャペロン境界の向こう』が江古田文学という文芸雑誌の103号に掲載されます。VRChatユーザーさんにぜひ周知していただきたく思いバーチャルライフマガジンに記事を投稿させていただきました。

『シャペロン境界の向こう』とは

作品概要

 本作はVRChatを舞台にしたSFラブコメ作品になっています。
VRゲームをプレイされている方ならこの「シャペロン境界」という単語をご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。あるいは知らず知らずのうちに目にしている方も多いかと思います。

 知らない方のために簡単に説明しておくと、シャペロン境界とはVR世界に表示される網目状の壁です。
現実世界の壁とリンクしており、プライヤーがリアルの壁にぶつからないために表示される境界線です。
その向こう側に行ってしまったら、いったいどうなってしまうんでしょう。
向こう側なんてものがそもそもあるのか、そういうお話になってます。

 (PlayspaceMoverを使ったら行ける? それは反則です笑)

 読む人によって違った結末に感じられるような作品です。
特にVRChatユーザーさんなら楽しんでいただけるのではないかと思っています。

江古田文学は一部書店やAmazonなどでお買い求めいただけますので、興味がある方はぜひお買い求めください!

また、初稿版をLINEノベルにて公開しているので、スマホから無料で読むことも可能です。

https://novel.line.me/r/general/novel/16014

最後に、この作品のねらい

 こういうのは作者がべらべらと語るものではないのかもしれませんが、私がこの作品をどういう立ち位置に据えて書いたのかを理解いただければ、より作品を楽しんでいただけるかもしれません。

 皆さんは子供の頃に友達と学校の怪談とか、都市伝説の話題で盛り上がったことはありますか?
昭和の「口裂け女」などは誰もが一度は耳にしたことのある有名な都市伝説かと思います。
時代は変わって平成になると、都市伝説は地域によるものからインターネットを中心に広がるようになっていきます。
令和になった今、その場はVR空間上へ移っていてもおかしくはない時代が来つつあると感じています。
都市伝説や怪談はどうして盛り上がると思いますか?
それは自分の知っている学校や町などの日常に、ちょっとした非日常が紛れ込むスリルだと思います。
都市伝説の拡散は、常に「日常」から始まるのです。

 VR世界を題材にしたエンタメ作品は数多くあります。
本作もVR世界をテーマにした創作ではありますが、サイエンス・フィクション的な空想要素は少なく、VRChatでの実体験をもとにした小説となっています。
つまり、ジャンルとしてはSFを謳いつつも私小説としても成り立つのです。
その点は従来のVRがテーマのライトノベル作品とはまた違った面白味があるのではないかと個人的には考えております。
 SFというジャンルは広くサイエンス・フィクションとして知られていますが、SF漫画家の藤子・F・不二雄氏は「すこしふしぎ」という意味でSFという略語を提唱しました。
VR世界は未来ではなく、あくまで「日常」であり、そこに少し不思議なことが起こる。
この『シャペロン境界の向こう』ではそういったSF像を描くことに挑戦してみました。

投稿者プロフィール

邪(よこしま)
邪(よこしま)邪な創作人間。
小説、ノベルゲーム作者。3Dモデラー。動画クリエイター。
好きなものは夏。
嫌いなものはホラー。