空間配信でVR生ライブ!『盛夏音祭’20』イベントレポート

VRChatユーザーによる音楽フェス、盛夏音祭20が7月31日~8月2日の3日間にかけて開催されました。

こちらのイベントは1日目、3日目は特設会場にてライブが行われ、ライブの様子は立体映像として他のワールドにも投影されるという仕組みで行われています。

今回は特設会場より3日目の後夜祭の様子をお伝えします。

夏の爽やかさ漂う特設会場『Music Shell Stage』

こちらが今回のステージとなった特設会場『Music Shell Stage』
今回の音楽祭『盛夏音祭20』の為に作られた特設会場になっており、照明やステージの昇降、空の色など、演目に合わせて細かな演出が出来るワールドになっています。

会場は爽やかな海をモチーフにした作りになっていて、まさに夏フェス!といった感じ。
スタイリッシュなステージと青い水面が近代建築っぽい。
どこかにありそうだけど実際には作れない、現実のようでバーチャルならではなステージがエモい…!

7組23名によるバーチャルライブ

今回3日目では総勢7組23名によるバーチャルライブが行われ、各アーティストによるオリジナル楽曲が披露されました。
カメラを構えると目線をくれるファンサービスや曲に合わせた掛け声で会場が一体になる空気感はまさにライブそのもの!
一緒の空間で体験を共有できるVR生ライブだからこその楽しさを存分に味わうことが出来ました。

航空ショー、パーティクルライブなどVR空間ならではの演出も

音楽ライブに留まらず、VR空間だからこそできる演出も見どころです。
YORIMIYA氏によるパーティクルライブ(※1)ではボカロP『niki』氏の協力の元、同氏の楽曲『Dependent』がパーティクルライブとして公開されました。

ライブ開始とともに特設会場がミュージックビデオに囲まれる様子はまさに圧巻。
観客席からは大きな歓声が上がっていました。

こちらのパーティクルライブはVRChatをはじめ、clusterやSTYLYといった主要プラットフォームにてフリー公開されるという事で、『盛夏音祭20』終了後も体験することが出来ます。
(※1 パーティクルライブ…立体映像のミュージックライブ。音楽に合わせてオブジェクトや光の映像が立体的に表れ、まるでミュージックビデオの中に入ったかのような体験が出来る。)

また、空間を自由に使えるVRの特性を生かした演目として『VR Acrobat Team“Blue Horizon”』による航空ショーも開催。

VR空間上の空にブルーインパルスが飛び交い、機体のアクロバティック操縦やスモークでのアートなどで会場を沸かせました。

サテライト会場の様子

今回のライブは本会場の他にサテライト会場でもライブを観覧することが可能で、本会場のステージの様子を立体映像で観覧することが可能となっています。

特にVRChatにおいては1つのワールドに人数が入れないという制限がある中、こちらの立体映像配信技術によって本会場の雰囲気をそのままサテライト会場でも味わうことが出来るのは嬉しいですね。

今後も更に盛り上がりを見せるVR音楽に注目!

3日間に渡り盛り上がりを見せたVRの音楽フェス『盛夏音祭20』
最後は主催のTnohitoさんのあいさつによって幕を閉じました。次回開催も出来たら…と語るTnohitoさん。

今回の『盛夏音祭20』も大反響のイベントでしたが、次回はもっとパワーアップしたフェスになるかも…!
…と期待が膨らむ閉幕となりました。