【VRChat】重いと感じるときは「アバター」の表示を制限して安全に・快適に楽しもう!

皆さんは、ワールドに入った時ユーザーが多くてVRChatが重いと感じたり迷惑なアバターに邪魔された経験はありませんか?

VRChatは、PCからスマートフォン・VR端末と様々なプラットフォームに対応していますが、アバターに関して最適化などはユーザーに任されています。
そこで、安全に快適にVRChatを楽しめるようになるアバターの表示に関する設定を3つご紹介します!

セーフティの設定

設定は、クイックメニューの「シールドレベルを変更」から

一つ目の「セーフティ」は、VRChatに実装されているアバターの表示制限です。相手のトラストランクやフレンドであるか否かで制限をすることができます。
プリセットとして、最大・ノーマル・なし・カスタムの4つから「シールドレベル」を選択します。

通常はデフォルトの「ノーマル」で設定したままの人が多いと思いますが、「最大」に切り替えたり「カスタム」でトラスト(ユーザー)ランクごとに制限する項目をお好みで設定したりできます。

※シールドレベルを「なし」にしている人は、好ましくないアバターのギミックなどにより予期せぬVRChatの動作が不安定になったり、気分を害してしまうなどの可能性がありますので、場合に応じて設定することが推奨されます。

クイックメニューの「シールドレベルを変更」から「拡大マーク」またはメインメニューの「シールド」からセーフティの設定に入ることができます。

「セーフティ」の設定画面

上記の画像では、「Userランクのユーザー」の「声」「アバター」「ユーザーアイコンと絵文字」「カスタムアニメーション」が有効になっている設定です。

制限できる項目
  • :ユーザーの声
  • アバター:ユーザーの使用しているアバターの表示
  • ユーザーアイコンと絵文字:VRChat Plusの特典で設定している「アイコン」と「絵文字」の表示
  • オーディオPCのみ:アバターにギミックとして仕込まれている音声
  • ライトとパーティクル:アバターに仕込まれているエフェクトなどの表示
  • シェーダー:アバターに使用されているシェーダーの表示
  • カスタムアニメーション:アバターの表情や指の動き
  • アニメーション絵文字:VRChat+の特典である「アニメーション絵文字」の表示

※PCのユーザー場合、シェーダーを制限した際に一部のアバターのギミックやテクスチャの表示がおかしくなることがあります。

トラストランクの種類(目安)
  • Visitor アカウントを開設したばかりのユーザー。SDK経由でのアバターなどのアップロードはできません。
  • New User VRChatを数日遊んだユーザー。SDK経由でアバターやワールドのアップロードが出来るようになります。
  • User VRChatに慣れたユーザー。ワールドをコミュニティラボ(Community Labs)に公開できるようになります。
  • Known User さらに遊び続けたユーザー。Userに変装できるようになります。
  • Trusted User 遊び続けてランクの上限に達したユーザー。Userに変装できます。
  • Nuisance 通報(Report)などを多数され、迷惑判定されてしまったユーザー。ほぼすべてのユーザーからアバターや音声がブロックされています。

なお、Nuisanceランクのユーザーはセーフティに関わらず「アバターの表示」をしない限りは、すべてのユーザーからアバター(を始め声なども)はブロックされています。

分からないうちは「ノーマル」または「最大」のままでいいのですが、VRChatに慣れてきたら「カスタム」でトラストランクに応じてアバターの表示を細かく制限してみましょう!

アバターカリング

話は変わって、こんな経験ありませんか?「身の回りが混雑していて、フレンドの姿が見えない!」「アバターが多くて処理が重い!」

そこでおすすめするのが、二つ目のアバターカリング(Avatar Culling)という機能です。
正しく設定すると、処理も軽く快適になります!

アバターカリングについて

距離に応じてまたは指定したユーザーの数を超過したアバターを非表示(半透明のダイヤモンド)にする機能です。

非表示になったアバターは、半透明のダイヤに置き換わります。

設定方法

設定は「距離」「表示するアバターの数」「フレンドのアバターを常時表示」「個別に表示したアバターを常時表示させる」の4項目があります。

「距離」と「数」は、両方オンにすると2つの条件が適用され、「フレンドのアバター」「個別に表示したアバター」については、距離・数にかかわらず除外(表示)されます。

「アバターカリング」が適用されるエリア(青線)
アバターカリングの設定画面

上記の画像では、アバターは自分からの距離が10mを超えると非表示になりますが、範囲外のフレンドのアバターも表示する設定となっています。

この4項目を上手く設定して、快適に楽しみましょう!

アバターの表示制限

そのほかにも「最適化されていないアバター(負荷の高い・重いアバター)」をブロックすることで、描画負荷の軽量化をすることができます。

ただしこちらは、アバターのサイズが大きいデスクトップおよびPCVRユーザーがメインの設定となります。
条件の厳しいAndroidでも更にサイズを絞ることもできますが、Quest・PICOなどのスタンドアロン環境でのVery Poorは「アバターの表示」が必要で、Androidスマートフォンの場合は、そもそもVery PoorのアバターはAndroid対応していても表示をすることができません。

設定を超過したアバターの場合(その他、プラットフォーム未対応やエラーの場合も)フォールバックアバター(Fallback Avatar)またはインポスターアバター(Impostor Avatar)に置き換えられます。
またあらかじめブロックされたアバターは個別に「アバター表示(Show Avatar)」することも出来るので、見たい場合は「アバター表示」します。

フォールバックとインポスターが両方設定されている場合は、インポスターが優先されます。

「アバターの最適化」の設定項目
設定できる項目(デスクトップ・PCVR)
  • 最適化されていないアバターのブロック:
    Poor以上 | Very Poor | ブロックしない
  • 最大ダウンロードサイズ
    5~195MB(5MB刻み) | 制限なし
  • 最大非圧縮サイズ
    10MB~490MB(10MB刻み) | 制限なし
設定できる項目(AndroidVR)
  • 最適化されていないアバターのブロック:
    Poor以上 | Very Poor
  • 最大ダウンロードサイズ
    1~9MB(1MB刻み) | 制限なし
  • 最大非圧縮サイズ
    2MB~38MB(2MB刻み) | 制限なし

2024年7月中旬には、アバターのアップロード上限が下記のように引き下げられ、2024年11月1日以降は今までにアップロードされた「制限を超えたアバター」は利用できなくなります。

PCプラットフォーム

最大ダウンロードサイズ(圧縮後のサイズ)
200MB

最大非圧縮サイズ
500MB

Androidプラットフォーム

最大ダウンロードサイズ(圧縮後のサイズ)
10MB

最大非圧縮時サイズ
40MB

アバターパフォーマンスランクのアイコンについて

ネームプレートを拡大した際に表示されるアバターのパフォーマンスランクの種類について説明です。詳細についてはこちら(英語)

Excellent:負荷が一番軽いアバターです。

Good:負荷の軽いアバターです。

Medium: 中くらいの負荷のアバターです。

Poor:負荷が重いアバターです。

Very Poor:負荷が非常に重いアバターです。
Android(VR)では、「アバターの表示」が必要。
Android(スマートフォン)では、表示できません。

ブロック中・読み込み中:アバターをブロックしている、または読み込み中です。

ここより下は「水色の羽のマーク」が表示され、フォールバックアバターが適用されている理由も併せて説明します。

パフォーマンスブロック:設定でVery PoorまたはPoorアバターの表示を制限し、フォールバックアバターを表示しています。

ファイルサイズブロック:設定で指定したサイズより大きなアバターです。

プラットフォーム非対応:あなたのプラットフォームには対応していません。

エラー:何らかのエラーでアバターが読み込めません。

羽のマークではなく「水色の人影のマーク」が表示されている場合は「インポスター」が適用されています。

パフォーマンスブロック:設定でVery PoorまたはPoorアバターの表示を制限し、インポスターアバターを表示しています。

今回紹介した「セーフティ」「アバターカリング」「アバターの表示制限」を活用して、快適なVRChatライフを送りましょう!

こちらも併せて設定してみては?(関連記事)

公式Wiki(英語)

VRChat公式Wiki – Trust and Safety
VRChat公式Wiki – AvatarCulling
VRChat公式Wiki – Avatar Optimization

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無言勢として、鏡文字を描いてます。