Valveが新型VRヘッドセット『Steam Frame』をはじめとした3製品を発表！情報をまとめました！

2025年11月13日、Valveは新型VRヘッドセットの『Steam Frame』、ゲーミングPCの『Steam Machine』、そしてコントローラーの『Steam Controller』を発表しました。特に『Steam Frame』は久しぶりのVR特化型のデバイスであり、何よりもVRの老舗ともいえるValveから出るという事で、話題になっています。

1 ヘビーゲーマーでも楽しめそう！新型ヘッドセット……PC？？？な『Steam Frame』
2 コンパクトなゲーム用……PC！な『Steam Machine』
3 Steamを実行しているすべてのデバイスで動作する『Steam Controller』！
4 製品発売は2026年を予定！日本でも発売されます！
- 4.1 関連

ヘビーゲーマーでも楽しめそう！新型ヘッドセット……PC？？？な『Steam Frame』

『Steam Frame』は、スタンドアローンのヘッドセット。PICO 4やMeta Quest 3などと同じ、ベースステーションを必要としないインサイドアウト型のデバイスです。

プロセッサーは『Snapdragon 8 Gen 3』を搭載。こちらはQuestなどに搭載されている『Snapdragon XR2 Gen 2』などとは違い、ハイエンドなスマートフォンに使われるものです。

単純な性能比較はできませんが、『Steam Frame』はSteamライブラリ内のコンテンツ全てに対応しているとのことなので、互換性などを意識した結果なのでしょう。RAMは16GB、ストレージは256GBですが、1TBのUFSストレージオプションがあり、ヘビーユーザーでも安心です。……ちなみに、製品ページでは「Steam FrameはPCです」とも書かれています。言われてみたらPCっぽい。

SteamでVRを使うという事は、スタンドアローンなのにPC版のVRChatに入れちゃったりするんでしょうか……？　「PCからのストリーミングを必要とすることなく、増え続けるVRゲームと非VRゲームの両方でスタンドアロンプレイをサポートします。」との記載もありますが、続報が待たれます。

付属のアダプターを使って、ストリーミングでプレイも可能。通信帯域が6GHzなのでWi-Fiとは競合しないのがGood！

解像度は、片目あたり2160 x 2160ピクセル、そして視野角は110度と十分な広さです。これはPICO 4 UltraやMeta Quest 3などとほぼ同等の解像度、視野角です。

しかし、中心窩ストリーミングで視線の先を高画質でレンダリングする仕組みのため、スペック以外の部分で期待できそうです。

『Steam Frame』の重量は軽めで、コアモジュールとヘッドストラップ込みで440g。写真を見てもコンパクトなのが分かりますね。クッションも厚みがあって快適そうな予感がします。

コンパクトなゲーム用……PC！な『Steam Machine』

『Steam Machine』は黒い立方体の形をしたPC。一辺が約160mmとのことで小さいのが特徴ですが、AAAタイトルもプレイできる馬力があるそうです。（CPU、GPUは特注のようで詳細は不明。）

これだけだとゲーム機みたいですが、「お好きなアプリや、別のオペレーティングシステムをご自由にインストールしてください。」という記述もあります。アイデア次第ではいろいろな使い方が出来そうですね。

もちろん、前述のヘッドセット『Steam Frame』へのストリーミングも可能。どちらもコンパクトなので、旅行先でVRChatをしたい方には最適な組み合わせかも知れないですね。

Steamを実行しているすべてのデバイスで動作する『Steam Controller』！

『Steam Controller』はSteam Controller Puckを使って、有線でも無線でもプレイが出来るコントローラーです。Steamを実行しているすべてのデバイスで動作するため、これ一台でかなり役割を持てそうです。スマホとも連携可能とのこと。※『Steam Machine』の場合はPuckが不要。