【VRChat 2025.2.2】VRChat内でアバターが買える「アバターマーケットプレイス」リリース！【VRChatアップデート情報】

日本時間6月3日、VRChatはバージョン2025.2.2(Build 1648)をリリースしました。

今回のアップデートではアバターマーケットプレイスの実装などがされました。
この記事では、バージョン2025.2.2(Build 1648)のアップデート内容と前回のアップデートからのあれこれをご紹介します。

動画ではStraszさんがご案内。

1 今回のアップデート内容
2 2025.2.1リリース以降に公開されたあれこれ
3 リリースノートはこちら(英語)
4 関連リンク
5 前回のアップデートはこちら！
- 5.1 関連

今回のアップデート内容

アバターマーケットプレイス登場！

VRChat内で完結する経済「クリエイターエコノミー(Creator Economy)」の一環として、VRChat内でアバターの購入ができる機能「アバターマーケットプレイス(Avatar Marketplace)」が登場しました！
「アバターマーケットプレイス」は、基礎的な部分として5月22日にオープンベータとしてリリースの後、今回リリースされました。
不具合や使いにくさなど感じるところもあるかもしれませんが、フィードバックなどで日々改善される予定。

情報公開時の記事はこちら

2025.05.21

VRChatでは、アバターを使う際に「パブリックで配布されているアバターをクローン」・「外部サービス(MakeAvatarやReady Player Meなど)からアップロード」・「UnityとVCC(VRChat Creator Companion)を介して自身でアップロード」の3つの利用方法がありましたが、最後の「Unityを使用してのアップロード」は初心者などのライトユーザー層にとっては敷居の非常に高い方法でした。

今回の「アバターマーケットプレイス」は、ライトユーザー層向けとして「Unityを使用してのアップロード」や外部サービスの利用を伴わず、『VRChat Credits』を使い、アバターを購入・利用をVRChat内で完結するようになりました！

「アバターマーケットプレイス」と「BOOTHなどの外部サービス」は、基本的に競合することはなく、従来の改変等のカスタマイズがしたい人は、BOOTHなどで購入した3DモデルをUnityを使ってアップロードすることも引き続き出来ます。

ただし、「アバターマーケットプレイス」で購入したアバターは、VRChat内でのみ利用が可能であり、VRChat外にデータをダウンロードすることは出来ないため、改変等したい場合は再度BOOTHなどで購入した上、Unityでアップロードをする必要があります。

VRChat Credits

クリエイターエコノミーでの購入フロー(Welcome to the Creator Economyより)

「アバターマーケットプレイス」を利用するには、まずVRChat内でのみ使える『VRChat Credits(以下、クレジット・Credits)』というものを購入する必要があります。

なおクレジットは、「アバターマーケットプレイス」以外にもクリエイターへの「有料サブスクリプション(Paid Subscriptions)」にも使用することが出来ます。

こちらでも紹介

2023.11.24

クレジットの追加方法

コンテンツを購入するためには、クレジットを追加する必要があります。
クレジットの追加には、クイックメニューまたはメインメニューにあるマークからマーケットプレイス(Marketplace)に入ります。その後、追加したい数を選択し決済することで追加できます。

「マーケットプレイス」のタブで購入したい数を選択
必要な人はSteamにてクレジットの追加を行う(1/2)
必要な人はSteamにてクレジットの追加を行う(2/2)
クレジットを追加したら「許可する」でVRChat Creditsが購入されます。

Steamでのクレジット購入価格

600クレジット：4.99米ドル(810円)
1,200クレジット：9.99米ドル(1,613円)
2,400クレジット：19.99米ドル(3,227円)
3,600クレジット：29.99米ドル(4,289.92円^※)
4,800クレジット：39.99米ドル(5,720.38円^※)
6,000クレジット：49.99米ドル(8,062円)
9,000クレジット：74.99米ドル(10,726.96円^※)
12,000クレジット：99.99米ドル(16,127円)

クレジットは、Steam以外でも購入可能です。

括弧内の日本円での価格は、税込・2025年6月3日現在。
Steamでのレートとしては、1クレジット≈1.35円前後(購入額によって前後)
※印は日本円での設定がされていないため、円→米ドル換算での価格。

クレジット(VRChat Credit[s])は、アイコンまたは「\V」と表示されます。

アバターの探し方

メインメニューのアバタータブが「アバターマーケットプレイス」の登場とともにリニューアルされており、購入できるアバターは基本的に「探索(Explore)」から探すこととなります。

ある程度はアバターのジャンルによってカテゴリ分けされており、気になるジャンル(下記参照)に絞るまたは現在公開されているアバターすべて(Marketplace A-Z)の一覧を見ることが出来ます。

アバターのカテゴリ

Branded Characters(ブランド化されたキャラクター)
Anime(アニメ風)
Furry and Animal Friends(ケモノ・動物系)
Cartoony(カートゥーン風)
Human(人間)
Sci-Fi and Fantasy(SF・ファンタジー風)
Marketplace A-Z(アルファベット順ですべて見る)

アバターの探し方も今後のアップデートでタグなどを検索しやすいように改善されることがアナウンスされています。

価格は1,200クレジットから。中には、複数アバターがセットになっていたりカラーバリエーションの違いが用意されているアバターもあったり。

「Try Avatar(アバターを試用)」することもできますが、いわゆる「試着・サンプル」用に用意されているパブリックアバターとは違い、お気に入り登録が出来なかったり、自分のみに表示される(ローカルアバター)仕様となっています。

試用中は、クイックメニューに「Previewing Avatar」として表示されます。

アバター詳細画面には、同じクリエイターの制作した販売中のアバターも表示されます。

Unityにて改変・カスタマイズが出来ない分、アバターにはギミックが仕込まれていることが多く、エクスプレッションメニュー(Expression Menu)で色々と変えられたり？

海外クリエイターのアバターに出会う機会は少ないので、外見やギミックに新たな発見があるかも…？

ローンチアバター

ローンチタイトルならぬローンチアバターには、海外クリエイターのアバターが多いですが、日本人にも馴染みの深いクリエイターさんも。

“Branded Characters”カテゴリには、Vketの「Vketちゃん」たちを始め「モクリプロジェクト」の仲間たちやGugenkaからは「れんずちゃん」などが登場。
海外からはゲーム『Quill』『Combo Devils』などからアバターが販売されています。

アバターの購入方法

気に入ったアバターが見つかって、欲しい！と思ったらアバター詳細画面の「購入(Purchase)」から購入することが出来ます。

購入時には、一部アバターには注意事項が表示されることもあります。確認の上購入しましょう。

一部アバターの注意事項
(上の画像では、「すべてのプラットフォームに対応していない」と表示)

アバターを購入すると、「マイアバター(My Avatar)」の「購入済みアバター(Purchased)」に追加され、いつでも使えるようになります！

ここまで、ほとんど(クレジットの購入以外)がVRChat内で完結できるようになりました！

今後、販売されるアバターや販売方法が多くなり、選択肢が増えそうです！
アバターは日々追加されているので、時々チェックしてみましょう！

アバターメニューがリニューアル

前述の「アバターマーケットプレイス」が実装された関係で、アバターメニューがリニューアルしました。

探索(Explore)では、前述の「アバターマーケットプレイス」で購入できるアバターのほか、従来から公式で用意されている「パブリック」「レガシー」アバターが表示されます。

マイアバター(My Avatars)では、「最近の使用(Recent)」・VRChat内で購入、外部サービスからアップロードされた「購入済みアバター(Purchased)」・「アップロードしたもの(Uploaded)」・「お気に入り(Favorites)」・Unityからテストアバターとしてアップロードされた「SDK Test Avatar」の項目が。

「現在のアバター(My Current Avatar)」では、現在使用しているアバターについての詳細画面が表示されます。