去った11月4日(土)、VRChatでライブパフォーマンスを展開するヴァーチャルアイドルVtuberのELfα(えるふぁ)さんが2回目のソロライブ『ELfα 2nd Solo Live “prière”』を開催しました。
強烈に存在感を示した1st solo liveから、同じアイドル界隈で活動するフレンドたちとのつながりを経て、規模もクオリティもさらにパワーアップした今回の2nd solo live、そのレポートをお届けします!
ELfαさんオンステージ。光とともに舞い降りた天使に会場は沸き立ち始めました。
目次
ソロパート①
冒頭のソロパートからフルスロットルでお届けしていた最初のソロパート。
ライブの1曲目は『お願いダーリン』。
歌詞の一部を自分のVtuberとしての日常生活に置き換えたり、「みゃのん~まるもこ~mokz(もくず)~♪」と今回のゲスト演者を拾った替え歌部分にはクスっとしつつもほっこりして場が温まったような感じがしました。
冒頭のソロパートから、曲のみならず場の雰囲気をもすっかり飲み込み、自分のものとしていましたね。
2曲目の『病名恋ワズライ』はELfαさんご本人のチャンネルで最初に投稿されていた曲とのことで彼女を昔からデビュー時から知っているファンには特に嬉しい選曲でした。
ソロパート2曲を通した後のMCでは、このライブのタイトルについての説明と想いを伝えていました。
『prière(プリエール)~祈り~』というタイトルが示すように、
いつも応援している人、今日来てくれている人に楽しんでもらうだけでなく
ライブが終わった後にも心に残る何かを届けたいという『祈り』を込めたライブにしたいと宣言を放ちました。
天使というご自身のキャラを全面に出した、羽の舞い散る衣装変えギミックを展開したあと、披露した3曲目はなんと『新時代』。
ふんわりとしてかわいい普段ELfαさんのキャラからはギャップのあるクールな歌声を披露していました。
コラボパート①:mokz(もくず)さん
今回のゲスト演者は、かつて『Cinderella Fes』にて共演されていた方々です。
最初のコラボ枠として檀上にあがった演者はmokz(もくず)さん。
共演時にも披露した『Catch a Fire』や、『EverRain』でmokzさんお馴染みのクールなボイスで会場を魅了しました。
MokzさんとELfαさんがデュエットで歌った『GETCHA!』は、ダウナーな感じのラップが特徴的な楽曲。
特に二番冒頭のmokzさんの畳みかけるラップパートは必見です!ぜひアーカイブをご覧ください!
『君が居なくなっても』はこのパートで二人がデュエットするときに「この曲しかない!」と想いが合致して決めていた楽曲で、二人の掛け合いがとてもマッチしたステージになりました!
ソロパート②
最初のコラボパートを終えると再びELfαさんのソロパートへ。
最初に歌った『ふんわりディスコード』は、本人がアイドルとして活動していくことに迷いのあった時期に歌っていた、思い入れのある曲とのこと。
その背景を踏まえるとすごく丁寧に、透き通った声で歌ったこの曲が心に沁みてきます。
過去の思い出の次は今の姿!
K-POPの『SMARTPHONE』をキュートに歌い上げました。
今回のライブで初耳だったのですが、ELfαさんは一年韓国に留学しており何も水にライブのあいさつの一連のフレーズをさらりと韓国語でこなしていて驚き!
そのあいさつはライブのお客さんの中にいた韓国ユーザーの方に向けてのことで、ファンへの想いやりが垣間見える瞬間でもありました。
ダンサーの紹介・交代
ここで今回ダンサーを務めた、神里ニーノさん・Shienaさん(ステージ前方)、たみさん・みけねこさん(ステージ後方)のご紹介。
余談ですがたみさん、みけねこさんの二人は同じアバターを使用していることから『森羅ちゃん’s 』と呼ばれていました。
コラボパート②:まるもこさん
2人目のゲスト出演は『Cinderella Fes』に招待したことをきっかけにELfαさんが「ひとめぼれした!」というまるもこさん。
『美少女無罪♡パイレーツ』や『Digital Life Hacker』などハイテンションで合いの手が入りやすく、観客を湧きあがらせるレパートリーでステージを盛り上げていきました。
ELfαさんとのデュエットで歌った『STAGE OF SEKAI』は「プロジェクトセカイ カラフルステージ ft.初音ミク」の収録曲の中でも特に「アイドル」という存在にフォーカスした楽曲。
「君の輝ける場所はここだよ」という歌詞もアイドル自身を表現しているようで、この場に最適ともいえる演目でしたね!
ソロパート③:ELfαさん、堕天…?
カワイイ、ピュアという印象が先行するELfαさんですが、ここで一転。
白い羽は黒く染まり、黒に赤の差し色の入った衣装にチェンジします。
ファンの中ではこの姿は『堕天ELfα』と呼ばれているそうで、楽曲もこれまでとは真逆の、『福音』『マカロン』『サクラメント』と幻想的でありどこかダークな印象も感じるレパートリーを披露していました。
普段見せない一面もまた、ELfαさんの魅力ですね!
しかしそんな『堕天ELfα』もどうやら持久力には限界があるようです。
少しずつ元のELfαさんが出てき始めたところで、会場の観客によって送られた『ELfα波(えるふぁーは)』によって元のELfαさんへと戻りました。
このあたりのファンとの掛け合いはちょっとヒーローショーのソレ感があってほっこり和みましたね~。
コラボパート③:みゃのんさん
最期のゲスト枠は『Cinderella Fes』にてアイドルデビューを果たし、その後1stソロライブ開催など勢いのあるみゃのんさん。
ELfαさんにとっては妹分でありライバルでもあるようです。
Honey Worksのカバーで歌った『ワタシノミカタ』は、モデルのお姉ちゃんとアイドルの妹の関係性をテーマとしたストーリーの、妹目線からの楽曲です。
実はこの楽曲は2曲でセット。みゃのんさんのソロライブにてELfαさんがゲスト出演した際に歌った『ワタシノテンシ』へのアンサーソングとなっています。
二人の関係性を知ったうえでアーカイブを見るとエモさがさらに高まるかもしれません。
その後は今話題の『唱』で会場を盛り上げ、ELfαさんとのデュエットで歌った『私だけのSugar』で姉妹分の二人のてぇてぇ掛け合いを見せてくれました。
ラストシーン
最期のMCでは『Cinderella Fes』の舞台裏の話が。
イベントの開催を決めようとしていた時期、占い師にかつて言われた「あなたの活動をとても応援したがっている人がいますよ」という言葉。
「これが指していたのは、やっぱりPONYOさんだったんだなと確信しています!」と、今回のライブのディレクターを務めていたPONYOさんに感謝を伝えるところから、これまでの、そして今目の前にいる一人一人への感謝を伝えたラストのソロパートが始まります。
『歌に形はないけれど』、『セカイ』では感極まったELfαさんにファンが声援を送って励ます姿があり、
その後の『あくあ色ぱれっと』ではこれまで出演したゲストが全員集合!
同じアイドルとして活動するELfαさんを支えながら全力の歌声を届けていきました!
一人の天使が踏み出した大舞台は多くの方の手によって支えられ、大盛況のうちに幕を閉じました。
お知らせ:Cinderella Fes. 2nd が2/10,11に開催決定!
ライブの終わりには一つのお知らせが。
今回の『ELfα 2nd Solo Live “prière”』を含め、数々のアイドルたちのシーンを作ってきた『Cinderella Fes.』が帰ってきます!
『Cinderella Fes. -2nd Live-』
2024年2月10日、11日開催決定です!
詳細、今後のスケジュールなどは公式Xをご確認ください!
取材協力:ぬいぬいさん、TATAMIさん
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