ミラノ・コレクション(Milan fashion week)に出展した『ATSUSHI NAKASHIMA』がバーチャルファッションの展開を開始!

世界で活躍中の『ATSUSHI NAKASHIMA』とオリジナルバーチャルファッションブランドを展開する株式会社BALが共同で、世界最大のVR-SNSプラットフォーム「VRChat」向けにバーチャルファッションの販売を決定しました。
第一弾として2023のミラノ・コレクションで発表した衣装を販売します。

今年の『ATSUSHI NAKASHIMA』ミラノ・コレクション出展のテーマ全体は「環境」

ファッションデザイナー中島 篤は3年前にコロナが流行し自身の体調が変化した事をきっかけに、食や環境汚染に注目しました。
その中でも環境問題において比重が高く、尚且つ自身の分野でもある「洋服制作」における矛盾や仕組みを変えて行きたいと考える様になり、ファッションというツールを用い、コレクションを通して環境問題について訴えようと思い立ったのが今回のテーマのきっかけとなります。
今回のショーでは、過去に使用した生地の廃材、洋服を粉砕し再び生地に戻した再生素材、土に生分解性されるポリ乳酸の素材(自然に戻るプラスチックを糸にした素材)など、リユース素材を優先的に使用しています。

現状では100%のリサイクルは難しくなりますが、まず第一歩として環境問題についてわかりやすく問いかけるコレクションを行うことで数多くの方に興味を持っていただく。
そして将来的にはファッション業界全体を通して環境負荷のかかる割合を少しずつ下げていくことを目標に、同じく環境負荷が少ない状態でファッションを楽しむことができる「バーチャルファッション」を開始していきます。

ファッションとしてのテーマは「自然美」「幾何学」「歴史」「機能美」

「環境」において自然界が生み出す植物、動物、風景などは人間の解釈に依らない普遍的な法則があり美しいものです。
本来自然とは、人為的要素が加わっていない在るがままの状態を言いますが、人間も一種の動物であり、自然の一部であり、その感覚認知などによって生み出される創造物もまた自然の一部と言え、街やビルなどの建築物、洋服など人為的に創られた創造物も、自然界で生まれた物と同等に美しいものになります。

しかし自然や人間が生み出す物の中には、自然に適さない、もしくは人が不快に感じてしまう物や、デザインでいう駄作を生み出してしまう事があり、そのような物は衰退、絶滅し、唯一自然界に適応する物のみが生き残り、長い歴史の中で、吸収、取捨選択を繰り返してこの世の中がつくり上げられています。

バーチャルファッションにかける思い

電化製品や車、映像などの世界では、技術とデザインは常に相互関係にあり、技術の進歩によって実現可能なデザインが広がり、実用性且つ新しいデザインが生まれていますが、洋服の世界では歴史や天然素材を超えるものはなく、20年前に予想した未来的な洋服は実現せず、いまだに生地を織って裁断し、ミシンで縫う洋服が一般的です。現在、創造はピークを迎え、新しい技術との融合が必要不可欠となっています。

バーチャルファッションは地球に優しいサステナブルなファッションであり、環境問題の取り組みとしての点も強くありますが、「バーチャルとファッションを掛け合わせることによる新しいクリエーション」を目指せると思っています。

3D衣装化におけるこだわり

『ATSUSHI NAKASHIMA』3D衣装を制作するにあたり、株式会社BALが運営するバーチャルファッションブランド『only 4U』の担当デザイナーわらしべ長者氏が監修。
『ATSUSHI NAKASHIMA』のシンプルでありながら存在感ある衣装を再現する為に、リアルに近い布の質感やシワの表現などにこだわって制作しております。

今回のコレクションテーマには「環境問題」を掲げており、実際に使われた布はリサイクルされた特別な物が多くあります。
その一つがペットボトルを原料としたマテリアルリサイクルのポリエステル糸を使用して作成された「ポリエステルトリプルクロス」です。
カルゼ組織のきれいな綾が特徴の環境保護とファッション性を兼ね揃えた素材であり、特別な布を再現するべく、実際の「ポリエステルトリプルクロス」を高画質のカメラで接写して作成した素材を使用しているため、本物さながらの衣装に仕上げております。

ミラノ・コレクションへ出展した実際の衣装を、バーチャル世界を楽しむ方々に向けた衣装のリリースも予定しております。
普段とは異なるバーチャルファッションならではの新しい『ATSUSHI NAKASHIMA』をご期待ください。

※掲載されている3Dキャラクターは他社販売製品のため本製品には含まれておりません。
写真使用3Dキャラクター(左から)
「ポンデロニウム研究所」作 オリジナル3Dモデル「桔梗」
「火村ユウヤ」作 オリジナル3Dモデル 「イェーナ -Yena-」 + 「きりはら製作所」作 ゴシックツインテール
「ジンゴ」作 オリジナル3Dモデル「セレスティア」

販売について

マーケットプレイス:BOOTH
対応プラットフォーム:Unity、VRChat
販売開始時期:2023年4月
only 4U公式Twitter:https://twitter.com/only4U_official

ATSUSHI NAKASHIMA

デザイナー:中島篤
2004年ジャンポールゴルチェ アシスタントデザイナーに就任。
2009年に同ブランド ディフュージョンラインヘッドデザイナーを経て、帰国後の2011年に自身のブランド「ATSUSHI NAKASHIMA」を立ち上げる。
2012年 第3回DHL デザイナーアワード受賞。
2013年 ジルサンダーネイビー バッグライン ディレクター就任。
2015年 海外デザイナー支援DHL Exported にて日本人初受賞し、ミラノコレクション公式スケジュールにてコレクションを発表。
現在まで6年間ミラノコレクションで発表を続けている。
コロナ禍でデジタルショーが主となる2021 SS コレクションでは,、ブランド発となるデジタルショーで発表。
▼公式HP
https://atsushinakashima.com/ 
▼公式 Instagram ID:atsushi.nakashima
https://www.instagram.com/atsushi.nakashima/?hl=ja 

バーチャルファッションとは

メタバース空間では、体型や性別など現実の身体の特徴とは関係なくファッションを楽しむ事ができます。昨今では「VRChat」や「Cluster」など、VRデバイスを用いて仮想空間でコミュニケーションをおこなう、 VR-SNSが発展してきております。
それに伴い仮想空間での「自分の姿」であるアバターを、『いかに他者と差別化するか』という需要も高まり、バーチャルファッションも急激に成長してきております。
日用的な使い方だけではなく、現実のファッションショーと同じようにバーチャルファッションで着飾って参加するファッションショーも頻繁に開催されており、新たなファッション文化の到来が予想されます。

バーチャルファッションはデジタルデータであるため、在庫リスクがなく環境への負荷も少ない中でファッションを誰でも楽しめるという点が大きな利点となります。

アパレル業界では、製品の製造工程で発生する環境汚染が問題視されてきました。しかし、バーチャルファッションの製造工程では二酸化炭素の排出、水質汚染、産業廃棄物といった問題は比較的発生しづらく、さらに梱包や輸送の必要もないため、地球に優しいサステナブルなファッションの在り方を実現できるという点で注目を集めています。
また、物理的な制約に縛られることなく、自由な発想、表現によるファッションを生み出せる点もメリットです。

株式会社BALのバーチャル事業

「REAL」「SOCIAL」「VIRTUAL」全ての“AL”の懸け橋となり文化や産業の調和を担うことで、日本をより豊かにする。
株式会社BALは今後一層の発展が予想される仮想世界と向き合い、現実世界を蔑ろにすることなく、双方の利点を生かすことで産業の発展や文化の維持を目指しています。
その第一歩としてBALでは、3DCG×文化の文脈でバーチャルファッション事業やVRアート事業を展開しています。

株式会社BALのバーチャルファッションブランド

only 4U

https://only4u.booth.pm/

「バーチャル世界にあなただけの一点モノを」というコンセプトの元、各アバターの体型に合わせたシワの表現を駆使し、メタバース上でのラグジュアリーブランドとしてファンを増やし続けています。

IZMism

https://izmism-official.booth.pm/

メタバースでも春が過ぎれば夏が来る。
リアル文化とバーチャル文化の融合をコンセプトに細部までこだわり抜かれたファッションをメタバースの住民たちに届けます。

株式会社BALについて

「新時代の3DCGクリエイティブでこれからの日本をデザインする」をコンセプトにバーチャルWeb制作や、3DCG制作、バーチャルファッションブランドの運営、メタバースにおける企業活動支援など様々な事業に取り組んでいます。
これからの時代バーチャルトランスフォーメーション(VX)が進む中で、リアルを市場としていた各産業がバランスを崩さぬよう「リアルとバーチャルの架け橋となり調和する」想いで強みのクリエイティブを活かしていきます。

バーチャルWeb制作

https://vws.bal-inc.jp/
企業やプロダクト、店舗の世界観をWebブラウザ上で表現し、3DCGを用いた新しい顧客体験で企業のブランディングや採用、プロモーションの支援をいたします。

会社概要

社名:株式会社BAL(旧株式会社LIFE is)
代表者:岸本善樹
取締役:渡井雄太
所在地:東京都新宿区山吹町314-9 103
設立:2021年4月1日
業務内容:
・Web制作
・3DCG制作
・映像制作
・メタバース企業活動支援
・バーチャルファッションブランド「only 4U」「IZMism」運営
・VRアーティスト支援
URL:https://bal-inc.jp/

引用元:PR TIMES

投稿者プロフィール

バーチャルライフマガジン編集部
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