「さわっている感覚」を搭載!?シャープの「VR触覚コントローラー」が話題に。鋭意開発中。

VR空間の「さらさら・ざらざら」などの触感をコントローラーで感じられるように?
VRの住民なら誰もが憧れる「触る感覚」を味わえるコントローラーが話題となっています。

コントローラーのコンセプトイメージ VR触覚コントローラー ホームページより引用

あれとかそれとか、触りたくないですか?
VR内のオブジェクトの手触りがわかる!
VRをプレイしていると目の前に存在するオブジェクトに触れられないもどかしさを感じることはありませんか? そのフラストレーション、解決します!
VR触覚コントローラーを使うと、触れたことがわかるだけでなく、手触りまでも感じることができるようになります(さらさら、ざらざら等)

「VR触覚コントローラー」特設サイトより引用

  • 指の皮膚の表面で触覚を感じる「指先に多分割駆動の触覚素子」
  • 専用ソフトのほか画像編集ソフトで使用可能になるほか、ゲームエンジンを使用してVRワールドへの利用も出来る「オリジナル触覚データ」
  • ボタン、スティックが搭載され「通常のコントローラーとしても使用可能」
  • 水分補給、キーボード操作時に便利な「容易な着脱」

以上4つが、この「VR触覚コントローラー」の特徴としてサイト内で紹介されています。

サイト内のコンセプトイメージなど

注意事項もいくつか挙げられており、一部を紹介すると……

  • 現実の再現レベルではないが、様々な手触り感を実現しており、ユーザーの方々とコンテンツの品質向上を行っていく。
  • グローブタイプの触覚デバイスではないので、繊細なフィンガートラッキングはできない。
  • かたい・やわらかい・あたたかい・つめたいなどの力覚・温度フィードバックについては非搭載。

このコントローラーは、右手・左手の両手セットでの販売が予定されており、価格は送料別・税込100,000円(暫定価格)

事前登録も行っていたようですが、執筆時点では事前登録は終了している模様。(第一回の募集とのことで今後もあるのかも?)
今後、開発に動きがある場合は、サイト内でアナウンスを行うとのこと。

実は「シャープのアイデア」のひとつ?

『SHARP 01 PROGRAM』ホームページ

シャープ株式会社(以下、シャープ)が運用するサイトで公開されていた情報をXユーザーが取り上げたことで話題となった今回のコントローラー。

そもそもこの「VR触覚コントローラー」は何なのか?

この「VR触覚コントローラー」は、シャープの新規事業を生み出す『SHARP INCUBATION HUB』内のプログラムのひとつである『SHARP 01 PROGRAM』の「事業化検討中のアイデア」として公開されているアイデアのひとつとなっているようです。

『SHARP 01 PROGRAM』では、「シャープ発の“新しいビジネスを創出”」と銘打ち、生まれたアイデアの事業化を目指していくのだそう。

全社員から事業アイデアを募集し、なにもない0からアイデアを具現化して
1つの事業にしていく新規事業創出制度です。
アイデアの仮説検証、市場規模やユーザーの声を事前登録やプロトタイプの検証をしながら、GATEと呼ばれる社内審査をクリアすることで事業化を目指します。

SHARP 01 PROGRAMホームページより引用

なお『SHARP 01 PROGRAM』のアーカイブ(Internet Archive)によると、4月下旬時点で事前登録は既に締め切られていたようです。
Xでは、今回話題になる前は3月末に数件ポストが確認できただけで、当時はあまり話題にはならなかった模様。(筆者調べ)

TwitterXでお馴染みの「シャープさん」もすまほんさんの記事に反応 ポスト

突如話題となった『VR触覚コントローラー』の開発がどうなるか楽しみなニュースでした。
そして、このコントローラーがアイデアの一つとなっているシャープの『SHARP 01 PROGRAM』というプログラムにも注目です!

関連リンク

VR触覚コントローラー(SHARP 01 PROGRAM)
VR触覚コントローラー(ReGACY Innovation Group株式会社)

SHARP INCUBATION HUB
SHARP 01 PROGRAM

SHARP INCUBATION HUB – note

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Note(のーと)
Note(のーと)
VRChatに住む無言勢。
主に鏡文字とVRChatのアップデートについて書いてる人。