現実世界ではありふれているもの、CGで再現するのが非常に難しいものの一つに、水(液体)があります。不定形であることが大きな要因ですが、正確に再現しようとすると膨大な計算量を必要とします。
どの業界を見渡しても水の表現には皆、頭を抱えている事でしょう。
もちろんVRChatも例外ではありません。海やプールのワールドでは波や光の反射の再現がされており、場合によっては本物とそっくりなワールドもあります。しかし、入水してみると、何となく水につかっているような気分にはなりますが、波立つことはありません。
今回訪れた『Just a pool』は、そんなワールドとは一線を画す、かなり本物っぽい動きをする水で満たされたプールです。
驚きの水表現
小さいながらも基本的な機能は完備しているプール。もちろん、最初に浴びるシャワーもあります。
吹き出し口からでる水を触った瞬間、このワールドがその名前とは裏腹に、ただのプールじゃないことに気づきます。手をかざした際の光の屈折の仕方がただ物じゃない。
そして、水の跳ね方をみても、凄く「それっぽい」感じです。
水に入ったらどうなってしまうのか。期待が高まります!
いざプールへ
水に飛び込むと……すっごい波打つ!
皆さんは幼少期にお風呂で大暴れして、湯量を半分にした経験が一度はあるのではないでしょうか?
年を取るとともに忘れていた、その時の記憶がさまざまとよみがえりました。
当時は半分に減ったお湯の量を見てビビっていた筆者ですが、バーチャルだと水かさが減っても怒られる心配がない!最高!
設備も充実!
水鉄砲はもちろん、ゲーム『Portal』に出てくるような転送リングや、桶、バケツもあります。
リングはペアになっており、片方から入った水が、もう片方から溢れていきます。
全部で3ペア(6枚)あるので写真のような装置を作ることも可能です。
これもバーチャルらしくて良いのですが、おすすめなのは何の変哲もないバケツ、そして桶です。
表面張力があるのを実感できるほか、空の状態で水に入れた時にジュワァァァって水が殺到する様子を見ることができます。
ちなみにスポーン位置の右側、壁を隔てた先に、水表現を演算しているウインドウが設置されています。(カメラを壁の向こうに突き出して見るのがよさそうです)
おそらく技術に詳しい方でないと内容は分からないものではありますが、こういったシミュレーションが見られるのは面白いものです。
是非、水表現の凄さをその目で見てみてください!
ワールド情報
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