2024年3月30日(土)~4月20日(土)の期間で開催されたTBSテレビによるメタバース音楽フェス「META=KNOT 2024 in AKASAKA BLITZ」。計4回開かれた本イベントには合計16組のアーティストが出演しました。
今回の記事ではWeek4にあたる4月20日の本イベントに出演した全アーティストのパフォーマンスの模様を紹介します!
目次
ステージは赤坂BLITZの内部へ!
Week1~3でのライブは赤坂BLITZの隣に設置された野外ステージで行われましたが、Week4のステージは赤坂BLITZの内部。
建物内のステージ後方にはBLITZのロゴの一部とみられるオブジェクトが浮かび、さらにその後方の壁や天井が崩れており、バーチャルの世界でしかあり得ない風景となっていました。
Week4はこれまでと異なり、パーティクルライブと呼ばれるVR上の映像表現を行ったライブが行われ、各出演者はステージの特徴をも生かしたパフォーマンスを見せてくれました。
Week4出演アーティスト
春猿火&幸祜
最初に登場したのはKAMITSUBAKI STUDIO所属の二人のバーチャルシンガー、春猿火(はるさるひ)と幸祜(ここ)。
一曲目は春猿火のソロ曲『台風の子』。ラップを交えた透明かつ激しい歌と共にステージを観客席ごと炎で包んでいました。
二曲目は幸祜による『私を纏う』。透明感のある歌声とステージ上に割いた桜の木が印象的でした。
三曲目は二人による『逆絶』。文字表現を多用したパーティクルライブもあわせ、圧巻の歌唱力を見せてくれました。
猫 The Sappiness
META=KNOTの開催告知以降、シルエット以外の一切の情報が謎に包まれていたWeek4二人目の出演者は、このイベントがデビューとなるバーチャルシンガー『猫 The Sappiness(ネコ ザ サピネス)』でした。
『猫 The Sappiness』誕生を告げるアニメーションムービーが流れた直後の、誕生を自ら祝うかような一曲目『BORN』。
ドラムンベースを基調とし、同居する人間の休日を待ちわびる猫の感情が描かれているという二曲目『My Baby』、
グルーヴィーさのある曲調が印象的な三曲目『Star_Gazer』と、多彩な内容のライブを見せてくれました。
今回META=KNOTで華々しいデビューを飾った彼女。担当者の話によれば「(5月22日にVRChat内バーチャル赤坂BLITZにて予定されているライブ再演以降の)活動予定についてはまだ未定であるが、猫の姿で普段うろうろしている」とのこと。近いうちにどこかのワールドやライブ会場で『猫 The Sappiness』の姿を見かける事があるかも!?
キヌ
VRで観客を圧倒するパーティクルライブに定評があり、先月(2024年3月)に行われた『SANRIO Virtual Festival 2024 in Sanrio Puroland(サンリオVfes)』でのライブも大きな反響を呼んだバーチャルYouTuber、キヌ。
幻影となってメッセージを発しながらBLITZの会場のあちこちに出現する『喝采を』、
激しいギターサウンドを用いたポエトリーリーディング楽曲である『紲』、
キヌの代表作である『バーチャルYouTuberのいのち』と、圧倒的な音と映像表現と共に一気に駆け抜けていきました。
『赤坂BLITZ』という場をリスペクトする一方で『バーチャルの存在である自分』について言及したメッセージ性も相まって、強烈な印象を観客に残したパフォーマンスでした。
名取さな
META=KNOTの最後を飾るのは、2018年より活動を行っているいわゆる『個人勢VTuber』である名取さな。
『ステージ上のスクリーンの中からアバター姿の名取さなが飛び出してくる』という演出が印象的だった 『モンダイナイトリッパー!(Mitsukiyo Remix)』
図形で構成された魚群が会場中を泳ぎ回る『アマカミサマ(kamome sano Remix)』
と、アーケード音楽ゲームにも提供されている2つの楽曲のリミックスと映像演出で観客を魅了した1,2曲目でしたが、MCで「私に自分の内面と向き合う勇気をくれた曲です」と紹介して披露した最後の曲「ゆびきりをつたえて」が圧巻でした。
ステージが暗く空気も激しく歪んでいたから前半部分から、夜が明けたかのように明るくなって会場が一面の草原に代わった中盤、そして再び赤坂BLITZに戻ってファンシーなステージを再構成して見せた終盤、と一つの曲の中に多くの要素が詰め込まれた演出でした。
その内容は『Vtuber名取さな』として生きる事の不安や悩み、そしてその向こう側にある理想と希望を歌っている『ゆびきりをつたえて』の内容に沿ったものであるように筆者には思えました。
VRChat内でのライブ出演は今回が初めてという彼女ですが、バーチャルの世界で活躍するシンガー・アーティストが多く出演した今回の『META=KNOT』を締めるにふさわしい、素晴らしいライブを見せてくれました!
ライブアーカイブ
今回VRChat内で開催されたTBSテレビによる音楽フェス「META=KNOT」ですが、YouTubeでの無料配信も行われており、Week4のライブの様子もアーカイブで視聴することが出来ます。
この記事を読んでライブの内容に興味を持った人も、ライブの感動をもう一度味わいたい人も、ぜひ下にあるアーカイブ動画を見てほしいと思います。
KETA=KNOTと猫 The Sapinessの公式Boothショップでグッズ販売中!
META=KNOT 2024 公式BOOTHショップでは『META=KNOT2024 in AKASAKA BLITZ』公式のオリジナルグッズが販売されており、リアル・バーチャルそれぞれのグッズを購入できます。
また、Week4でデビューした『猫 The Sappiness』の公式Boothショップも開設されており、バーチャル空間で使えるTシャツやキーホルダーなどのグッズが入手可能です!
Week1~3のライブアーカイブとレポート記事はこちら
・Week1
・Week2
・Week3
イベント概要
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[製作チーム]
(主催)株式会社TBSテレビ
(クリエイティブ制作)Eallin Japan・Takaomi (MIGIRI)
[開催日程]
3月30日(土)・4月6日(土)・4月13日(土)・4月20日(土)計4日間
[会場]
VRChat[PC only・無料]
YouTube にてリアルタイム配信(イベント終了後もアーカイブ配信予定)
[公式 HP]
https://meta-knot.com/
[公式 X(旧 Twitter)]
https://twitter.com/META_KNOT(ハッシュタグ:#METAKNOT)