マウンテンバイクにも電動アシストタイプが存在するのをご存知でしょうか?
静岡県の周智郡、森町にある『Million PetaL -BIKE PARK-』は実在するマウンテンバイクパークです。活用の難しい中山間地域を切り拓き、林間の美しさを保ちつつ、専用の全10コースが整備され、電動アシストマウンテンバイクをレンタルして全力で山の中を走り回れます。
そんな『Million PetaL -BIKE PARK-』が『VRChat』ワールドとして忠実に再現され、Vket期間に合わせて登場します。その名も『Yamaha Motor – VR TRAIL』(以下『VR TRAIL』)、一足先にバチャマガメンバーで走ってきました!
目次
『ヤマハ発動機』電動アシストマウンテンバイク『YPJ-MT Pro』の精巧な3Dモデルで走り回ろう!
電動アシスト自転車といえば『ヤマハ発動機』!! 世界初の製品と言われるロングセラー『PAS』から続く経験に裏打ちされた確かな技術を詰め込んで、電動アシスト付きマウンテンバイクが開発されています。
『VR TRAIL』ワールドには、プロユースレベルの本格マウンテンバイク『YPJ-MT Pro』をモデルとした走行ギミックが実装されています。もちろん、この機種も電動アシスト機能を搭載しており、現実の『Million PetaL』でレンタルして搭乗可能です。
『VRChat』上ではChikuwa Vehicle System 2をカスタイマイズし、走行システムとして実装されています。みんなでコースを楽しめるように、マウンテンバイクのモデルはしっかりと軽量化されているのですが、細かい部品などの再現度はかなりのもの。
ワールド開発段階で16名の同時走行を十分に実現できたとのことですので、起伏の激しい大自然のコースをワイワイ楽しめるはず!!
現実世界と同じ10コースを走ってみよう!
早速、バーチャルライフマガジンのメンバーで走行会を開催!!
エントランスにあたるエリアには受付小屋やカフェスペースが、実際の『Million PetaL』同じように配置されています。大きく掲げられたコースガイドを操作すれば、それぞれのスタート地点へすぐにテレポート可能です。
Parkingエリアがワールドの入口。コースガイドを眺めてみると、全10コースを再現した『VR TRAIL』ワールドがとても広いことが分かりますね。まずは初心者コースで肩慣らし!
街乗りの一般的な自転車と違って、激しく変化する地面を捕まえながらカーブするためには、大きくハンドルを切る必要があります。VRコントローラーを持つ左右の手をボクシングのワンツーパンチのように強気で動かせば、急カーブもしっかり曲がってくれました。
Chikuwa Vehicle System 2でカーレースを体験したことがある方ならば、「かなり緻密にカスタマイズされているぞ!?」と気がつくかもしれません。まったくの初心者でも、感覚に従えばコースに従って走行することは十分可能です。
続いてのコースは短距離ながら激しい起伏の連続と登りで構成される上級者コース!?
電動アシストバイクらしく急な坂でも加速はできますが、坂道の抵抗をうまく逃がすようなライン取りができなければ、すぐにスピードを維持できなくなってしまうテクニカルなコースでした。
ジャンプボタンを押せば乗りながら大きく跳べるので、着地地点さえ見極められればもっとタイムを追い込めそうです。
コースだけじゃない!? 遊び心を満喫しよう
『VR TRAIL』ワールドでは、エントランスのParkingエリアを除けば、そのほとんどをマウンテンバイクで走行できます。コース部分だけに限らず、直接山道を登って別のコースを探したりするのもリフレッシュになりますよ。
木の一本一本までリアルの位置関係を再現 フォトグラメトリではない!?
コースの構造や配置が『Million PetaL』を反映しているのはもちろん、なんと木の一本一本まで実際の位置関係を再現しているというのですから驚きです。
これは『ヤマハ発動機』が独自の技術で山の状況をデータ化し、自治体などへサービスとして提供する『RINTO』を活用しているから実現できたことなのだとか。
一般的なフォトグラメトリでは、走らせている360度カメラから見えている映像を基にメッシュ構造を構築します。それに対し、『RINTO』は山に存在する木々の情報を詳細に把握しているので、それに応じたモデルを用意してワールドを作成できることになります。
つまり、インスタントなデータではなく、本格的なデジタルツインとして『VR TRAIL』ワールドが構築されている、ということになるわけです!?
栗を拾ってポイント集め バイク装備をアンロックしよう!
コース上に浮かんでいる“栗”を集めると、ワールド内のポイントが集まります。ヘルメットや自転車アタッチメントにはバリエーションがあるので、ポイントを使ってどんどんアンロックしましょう! ワールド公開後もアップデートで新しいアイテムが追加される!?
一般的なHumanoidアバターならば、デフォルト状態でもそれほど違和感のない位置にヘルメットが固定されますが、気になる方は細かい調整も可能です。この位置調整がひとめで分かりやすく、使いやすいギミックだと感じます。
夜の雰囲気でチルなキャンプ気分を味わおう
Parkingエリアの受付小屋にはミラーや“昼夜切替”ボタンが用意されています。夜にすると設置されている焚き火が灯り、お手軽なキャンプファイヤーでくつろげます。カフェエリアなどもライトアップされ、夜空の星々を眺めれば癒やされること間違いなし。
また、現実世界の『Million PetaL』では安全性の観点から、夕方までの営業となってしまいますが、VR世界ならば昼夜は関係ありません。夜に切り替えた状態でもマウンテンバイクでコースを走行できます。
『VR TRAIL』はマウンテンバイク体験という貴重な体験を得られるワールドです。静かな山の中を走り抜けていく気持ちよさ、きれいなキャンプ場施設にやってきたかのような爽やかさを感じるうちに、現実世界の『Million PetaL』にもきっと行きたくなってくることでしょう。
“NO DIG, NO RIDE”──インフラを整える、街に活気がやってくる
マウンテンバイクを所有することはあったとしても、実際に本格的な山道のライドまでを楽しむ機会となると、なかなか難しいものです。それに、マウンテンバイクで山道を走るのって簡単なこと? 危なくないの? そんな風に疑問に思う方もいることでしょう。
『Million PetaL』は、活用が難しい中山間に着目してスタートしたプロジェクトでした。ただそのままの山を走るのではなく、より安全に走れるような整備を行うところからはじめたそうです。北米には“NO DIG, NO RIDE”という言葉があるのだとか。
電動アシストと本格的なアクティビティは一見すると正反対の存在のようにも思えるかも知れません。ですが、活動範囲が広がることは利用者の年齢層を広げることにつながり、道を整備する運動が結果として地域との交流に繋がっていく……マウンテンバイクはそんな魅力も持ち合わせていたのです。
Vket期間に合わせ『渋谷サクラステージ』でリアルイベント開催!
それでも山まで行くのはなかなか大変……! それならば、Vket期間中に開催される、『VR TRAIL』のリアルイベントはいかがでしょう。渋谷サクラステージで実際の『YPJ-MT Pro』へ乗って体験できるイベントが開催されます。VketRealの行き帰りに立ち寄ってみては!?
開催期間: 2024年12月13日(金)~2024年12月26日(木)
開催場所: 渋谷サクラステージ『Yamaha Sound Crossing Shibuya』
マウンテンバイクコースと最新電動アシストマウンテンバイクを体験できるワールド『VR TRAIL』は2024年12月3日 午前9時からオープンです! 様々なアップデートやイベントも計画中ですので、お楽しみに!
所在地 : 静岡県周智郡森町三倉2167-1 ミリオンペタルバイクパーク
営業日 : 毎週 土曜・日曜 (祝は Instagram / facebook で告知)
定休日 : 平日・雨天等の悪天候日 (Instagram / facebook で告知)
営業時間: 9:00~16:00
公式サイト
https://sites.google.com/view/millionpetalbikepark/home
投稿者プロフィール
-
全然生活なりたってない人です
記事中でTrasque本人が使用しているアバターは
以下に権利表記を示すとともに、直接使用許諾の確認を頂いております
・『ナユ』『プラチナ』:有坂みと 様
・『キプフェル』:もち山金魚 様
・『ヌノスプ』:©トノダショップ 様
最新の投稿
- VRカルチャー2024年12月4日ピラミッドを探索するほど“本当に歩き回れるVR”を体験!? 横浜駅前『IMMERSIVE JOURNEY』でクフ王の歴史に迫ろう。『Horizon of Khufu』先行体験レポート。ネコを撫でるのにも夢中になれる
- Vket2024年12月2日電動アシストマウンテンバイクを楽しめる山林コース『Million PetaL』の完全再現ワールド『VR TRAIL』オープン!?本格走行ギミックで一緒に走り回ろう!【PR】
- VRChat2024年11月28日『VRoid Studio v2.0.0』XWear・着せ替え機能正式リリース。『VRChat』『VRoid Studio』『VRM』それぞれの対応アバターや衣装を相互に対応可能。着せたかったあの服を自分で調整できるかも!【速報】
- VRChat2024年11月25日『VR演劇ハムレット』の古典的な舞台表現。それは“劇場を体験する機会”を創り出すための挑戦だった。『メタシアター演劇祭2024』開幕・観劇レポート!
ワールド公開日: 2024年12月3日 午前9時~
ハッシュタグ #VRTrail
SNSで写真を投稿しよう!