『大丸松坂屋百貨店』オリジナル3Dアバターに新春彩る着物が登場！由緒ある「松坂屋コレクション」の柄をアレンジした着物が美しすぎる!! オリジナルワールドで試着も可能！

2024年12月24日（火）13時、大丸松坂屋百貨店は同社が展開するオリジナル3Dアバターの新作衣装を発表。お正月を彩る素敵な新衣装の第1弾を2024年12月26日（木）12時～、第2弾を2025年1月1日（水）0時～より発売することを告知しました。

『バチャマガ』でも全12体のアバターレビューも掲載した、大丸・松坂屋公式アバター。今回は、そんな12体の新作衣装が夏に引き続き登場！

2024.07.10

新作衣装発売を記念し、大丸・松坂屋オリジナルワールドにて新作衣装を着たアバターのペデスタルを2024年12月26日（木）19時～2025年1月16日（木）の期間限定で設置！ 気になる方は忘れずにチェックです!!

1 大丸・松坂屋アバター販売公式が新春を彩る3D着物を販売「松坂屋コレクション」の衣裳から柄をアレンジして制作第1弾：2024年12月26日(木)12時～/第2弾：2025年1月1日(水)0時～

大丸・松坂屋アバター販売公式が新春を彩る3D着物を販売
「松坂屋コレクション」の衣裳から柄をアレンジして制作
第1弾：2024年12月26日(木)12時～/第2弾：2025年1月1日(水)0時～

※以下、プレスリリース引用

大丸松坂屋百貨店（以下、当社）は、BOOTH「大丸・松坂屋アバター販売公式」にて、オリジナル 3D アバターの新作衣装を販売開始いたします。今回の新作衣装は 2025 年の新春を彩る 3D 着物です。

豪華な着物を着てメタバースの新春をお祝いしよう！

本衣装は、J.フロントリテイリング史料館に所蔵されている松坂屋コレクションの衣裳を元に、メタバース空間のファッション文化に合わせてアレンジして制作しました。第 1 弾のはれのひ Style といなせ Style はメタバース空間の新春を彩るよう、松坂屋コレクションの衣裳を 2 種類ずつ衣と帯にアレンジしています。第 2 弾の Sweet Lolita Style と Hyper Ninja Style は、それぞれ「ロリータ」と「忍者」をコンセプトに、現代風にリメイクして制作しています。

商品名：【3D 衣装】はれのひ Style＜VRC 対応＞
【for Type KOB / SSB / TKY / UMD】
対応素体：Type KOB / SSB / TKY / UMD
価格：税込 3,500 円
発売日：2024 年 12 月 26 日（木）12 時

商品名：【3D 衣装】いなせ Style＜VRC 対応＞
【for Type NGY / UEN】
対応素体：Type NGY / UEN
価格：税込 3,500 円
発売日：2024 年 12 月 26 日（木）12 時

商品名：【3D 衣装】Sweet Lolita Style＜VRC 対応＞
【for Type KOB / SSB / TKY / UMD】
対応素体：Type KOB / SSB / TKY / UMD
価格：税込 3,500 円
発売日：2025 年 1 月 1 日（水・祝）0 時

商品名：【3D 衣装】Hyper Ninja Style＜VRC 対応＞
【for Type NGY / UEN】
対応素体：Type NGY / UEN
価格：税込 3,500 円
発売日：2025 年 1 月 1 日（水・祝）0 時

メタバース空間において、個性やアイデンティティを表現するアバターのファッション文化は大きく広がりを見せています。大丸・松坂屋アバター販売公式では、リゾートスタイルを皮切りに、さまざまなシーンでお楽しみいただける新作衣装を順次発売しています。2024 年 9 月には VRChat 内の大丸松坂屋百貨店オリジナルワールドにてファッションショーも開催しました！今後もメタバースの生活者の暮らしを彩る『アバター×ファッション』を提案してまいります。

制作クリエイターご紹介

松坂屋コレクションとは

「松坂屋コレクション」は、昭和 6（1931）年～昭和 14（1939）年までの 9 年間、高級呉服のデザインの参考にするため、全国から数多く収集した江戸時代以前の染織工芸品（時代衣裳を中心に、染織裂、雛形本、能面など）のコレクションの総称です。
これらの収集品は戦中・戦後を通して一般公開されることなく、松坂屋京都仕入店で保管されていましたが、平成 22（2010）年に京都仕入店の閉鎖に伴い、松坂屋創業の地である名古屋に移管されることになり、平成 23（2011）年に一般財団法人 J.フロントリテイリング史料館と名古屋市博物館、徳川美術館に収蔵される際に松坂屋コレクションと呼ばれることとなりました。
J.フロントリテイリング史料館が所蔵する、国の重要文化財指定の衣裳 5 点を含む松坂屋コレクションの総点数は約 1500 点で、時代衣裳は、江戸時代以前の小袖、帷子、紅型、能装束など約 800 点を数え、全国有数といわれています。
※今回アレンジした衣裳には重要文化財指定の衣裳は含まれていません。

監修に宮川徳三郎商店四代目店主宮川徳三郎氏を迎え制作

本制作にあたり、京都の伝統文化をアップデートするコーディネーターとして活躍されている宮川徳三郎商店四代目店主宮川徳三郎氏に着付けやデザイン、衣裳柄の組み合わせを監修いただきました。

今はただ、新しい時代の節目に立ち会えたことに大変興奮しております。
メタバースと言う舞台において、伝統と革新の融合により今後着物業界
の新たなマーケットを築けることを期待しております。

宮川徳三郎商店について

宮川徳三郎商店は明治 36 年、初代店主宮川徳三郎氏により京都室町にて呉服商として創業致しました。
悉皆業、小売と時代と共に業務形態を変化させ、現在では昭和初期のアンティーク着物を中心に祝い着レンタル・撮影サポート、これまでの経験を活かし伝統工芸に携わる職人サポートをしております。着物を通して、日本の古き良き文化や習慣、そして家族の繋がりを大切にする気持ちを伝えていきたいと思っております。
【京都着物宮川徳三郎商店（京都市西京区桂野里町 32-4）https://toku36.com/ 】

一般財団法人 J.フロントリテイリング史料館からのコメント

松坂屋コレクションの衣裳は普段は収蔵庫に保管してあり、展示するときは衣桁(いこう)にかけて紹介することが多く、今回のようにアバターに着せた姿は新鮮で、当時これらの衣裳を着ていた人々の様子など一層想像をかき立てられるものでした。またクリエイターの方々が制作されたコスチュームは、もとの衣裳の生地の繊細な色や模様が美しくいかされてスタイリッシュにアレンジされており、大変嬉しく思います。

一般財団法人 J.フロントリテイリング史料館について

株式会社大丸松坂屋百貨店が収集した史料等の文化的資産を未来へ継承し学術文化の振興に寄与することを目的に、わが国の文化遺産である松坂屋コレクションの衣裳の所蔵および、慶長 16（1611）年の創業以来400 年以上の歴史を持つ大丸松坂屋百貨店の創業・歴史に関する貴重な史料の維持管理及び公開・貸出・展示運営などの事業を行っています。

大丸・松坂屋オリジナルワールドでご試着いただけます

新作衣装発売を記念し、VRChat 内の大丸松坂屋百貨店オリジナルワールド「Future Exhibition Tower -Daimaru Matsuzakaya-」にて、はれのひ Style、いなせ Style、Sweet Lolita Style、Hyper Ninja Styleを期間限定でご試着いただけます。
●期間：2024 年 12 月 26 日(木) 19 時～2025 年 1 月 16 日(木)
●場所：Future Exhibition Tower -Daimaru MatsuzakayaVRChat 公式サイトにログインし、以下の URL からワールドにご入場ください。
https://vrchat.com/home/world/wrld_f911605d-6fc3-41f0-ab8b-6a624c556776
●お問い合わせ：大丸・松坂屋アバター販売公式の公式 X（@dm_avatar)

ご参考：アレンジした松坂屋コレクション

①椿桜に蝙蝠（こうもり）模様帷子（かたびら）（江戸時代後期）
帷子は麻などでつくられた裏地のない夏用のきもののことです。椿の花は地を白く染め残され、桜と蝙蝠は刺繍で表されています。蝙蝠の「蝠」が中国語の福と同音であることから中国では幸福の象徴とされていました。また蝙蝠と雲を組み合わせた模様は、福が天から降ってくるという意味を込めて用いられています。

②貝合（かいあわ）せ模様振袖（江戸時代後期）
貝合わせとは対になる貝を探し出して合わせる遊びです。貝の内側には絵や金箔などで装飾され、この衣裳の貝にもその様子が表現されています。貝合わせは、対になる貝以外に合わないことから、夫婦円満の象徴とされました。またそれらを収める貝桶（かいおけ）も表されていますが、貝桶も縁起の良い模様です。実際に貝合わせと貝桶は重要な嫁入り道具のひとつでした。

③雪持（ゆきも）ち南天（なんてん）に鶏模様小袖（江戸時代中～後期）
雪持ちとは草木に雪がつもるさまを表現したもので、様々な植物と組み合わせ模様に多く用いられました。背面いっぱいに表されている南天の木は毒を消し、厄を払うものとして吉祥の意味がこめられています。木の根元にいる鶏の親子は重厚な刺繍によって表現され、存在感を放っています。

④芦（あし）に翡翠（かわせみ）模様小袖（江戸時代中～後期）
芦は模様として古くから親しまれ、雁（がん）、千鳥、干網、波などとともに表されることが多くありました。この小袖にも波模様と翡翠が表されています。また繊細に描かれている芦と波模様には白上げ※が用いられています。
※白上げ…生地の色を染めるときに模様などの部分に糊を置き、模様などの箇所を白く残す技法。

⑤雪持（ゆきも）ち水仙（すいせん）に仔犬（こいぬ）模様振袖（江戸時代後期）
刺繡と白上げによる水仙と、刺繍の雪の結晶を図案化した雪輪模様が配され、地にうっすらと積もった雪が白上げによって繊細にあらわされています。一見、静かな風景ですが、仔犬たちの駆け回る表現によって生き生きとしたものになっています。

⑥梅に冊子散らし模様振袖（江戸時代後期）
梅の花は鹿の子絞り※であらわされ、冊子には刺繡で鶴や桐、菊など縁起の
良いモチーフが描かれています。梅は寒い時期にいち早く花を咲かせる姿から
「忍耐さ」「長寿」「気高さ」を象徴する模様として衣裳に用いられてきました。
また江戸時代後期には冊子、貝桶、御簾や檜扇など、平安時代の生活のあこがれ
からそれらを連想させるモチーフを使うことが流行りました。冊子を用いることで優雅な
雰囲気が醸し出されています。
※鹿の子絞り・・・生地を小さくつまんでくくる絞り染めのことで、できあがった模様が
鹿の背中の白い斑点に似ているためこのように呼ばれるようになりました。

⑦松竹梅に鶴亀模様夜着（よぎ）（江戸時代後期）
夜着とは小袖を大形に仕立て厚く綿を入れたもので、掛け布団として使われてきました。
模様は寝ている間の魔除けの意味を込めて、鶴亀や松竹梅などの吉祥模様が用いられました。これらの模様は友禅染によって表されています。友禅染は手描きで生地に下絵を描き、その模様の輪郭にそって、隣り合う染料が混ざらないように細く糊（のり）を置き、模様に色を挿していきます。この技術の発展により、絵画のような複雑な模様も表現できるようになりました。