複合施設「渋谷キャスト」(事業者 渋谷宮下町リアルティ株式会社/代表企業 東急株式会社、大成建設株式会社、サッポロ不動産開発株式会社、東急建設株式会社、以上4社による出資)は、東急株式会社との共催で、仮想現実(VR)と拡張現実(AR)、現実世界の3つの領域にまたがったプロジェクトとして「トリプルキャスト」を始動し、その第一弾企画として、VRChatでのバーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」を開催します。
さまざまなクリエイティビティが集い、新しいアイデアやビジネスを誘発する施設となることをコンセプトに掲げる渋谷キャストでは、これまでもバーチャル領域で活躍するクリエイターや企業へのイベント共催・協力など、バーチャル領域における様々な取組実績を積み重ねてきました。
今回始動するVR、AR、現実世界を連動させたプロジェクト「トリプルキャスト」では、渋谷キャスト初の試みとして、VRChatに渋谷キャストのVR空間を構築し、バーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」を中心に、リアルとバーチャルの一貫性のある世界観を体験できる3つのコンテンツが連動した企画を展開します。
① VR体験コンテンツ
:VRChatの渋谷キャストで展開されるバーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」。
② リアル体験コンテンツ
:渋谷キャスト ガーデン(広場)での「エアレース渋谷2022-2023」の世界を再現したフォトスポット。
③ AR体験コンテンツ
:「エアレース渋谷2022-2023」を現実の広場で開催している様な臨場感を味わえるARコンテンツ。
※②・③は、2023年1月下旬より実施予定です。
また本イベントは、渋谷キャストのデザインおよび監修にも携わっている建築設計事務所「NOIZ」、VRChatでの様々な仮想空間・コンテンツの開発を行う「VoxelKei」氏のコラボレーションにより実現しました。イベント開催期間中、デジタル領域のクリエイターやユーザーの交流の場として、イベントの企画・制作を担ったNOIZとVoxelKei氏による、バーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」内でのオンライン体験会の実施も予定しています。
渋谷キャストでは、本イベントを契機として、今後も、VRchatの渋谷キャストを活用した、リアルとバーチャルの垣根を超えた「トリプルキャスト」な取り組みにチャレンジしていきます。どうぞご期待ください。
バーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」について
「エアレース渋谷2022-2023」は、バーチャルの渋谷キャストを舞台にしており、空中飛行ができる球体型のマシンに乗り込んでレースを行います。4台のマシンが用意されており、タイムアタックで4人同時にプレイできます。
レースコースは、渋谷キャストの3D点群データを基に、VRchatに忠実に再現された渋谷キャストを起点に、国土交通省が主導する3D都市モデル「Project PLATEAU」を用いて渋谷を象徴する大型商業施設を中心とした街並みを再現したオリジナルの仕様です。
・開催期間:2022年12月12日(月)~2023年2月26日(日)
・参加方法:デスクトップVR機器にて、VRchatを起動し、「ワールドの検索」から「Air Race Shibuya」と検索。表示されるワールドへご入室ください。操作方法等詳細については、ワールド内に掲示している説明をご確認ください。
※デスクトップVRのみ対応。(Meta Quest2等のスタンドアローン型は非対応)
・URL:https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_3e495d79-b8e0-4230-ae8a-377dae78b277
・参加費:無料
・企画/全体ディレクション:NOIZ
・VR制作:VoxelKei
・AR制作:DETOR
・主催:渋谷キャスト
・共催:東急株式会社
渋谷キャストを360度旋回し、眼下に広がる渋谷の街並みを一望できる、バーチャル空間ならではの、渋谷の世界観をお楽しみください。
※制作過程の写真であり、VRchat公開後の内容と変更となる可能性がございます。
NOIZ
バーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」の企画/全体ディレクション
【プロフィール】
2007年に豊田啓介と蔡佳萱により設立。2016年に酒井康介が加わり、東京、台北、ワルシャワを拠点として、コンピューテーショナルな手法を駆使し、建築を軸にインスタレーションから都市まで幅広いジャンルで国際的に活動する建築設計事務所。最新のデジタル技術を駆使した各種デザインや製作、システムの実装から教育、各種リサーチ& コンサルティング活動も積極的に展開する。
【渋谷キャストにおける実績】
・2017年 ファサード・ランドスケープ デザイン/監修
・2020年 SHIBUYA HYPER CAST. 2 コンセプト提案/Web-AR
https://noizarchitects.com/archives/works/shibuya-hyper-cast-2
VoxelKei
バーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」のVR制作
【プロフィール】
訓練用シミュレーターシステム製造メーカー勤務を経て2003年に独立。リアルタイム3DCGを主軸にCG全般の制作を行いながら、2010年前後からアプリケーションの開発を独学。以降CG技術を活かしたアプリケーションの開発を模索しつつ2014年からはVRヘッドマウントディスプレイ向けのコンテンツを制作。2018年にVRChatを始めてVRのさらなる可能性を感じ、VR空間での表現やその活用を模索して現在に至る。
DETOR
バーチャルイベント「エアレース渋谷2022-2023」のAR制作
【プロフィール】
DETOR(デトア)は、様々な領域を対象にした「設計のためのソフトウェアの設計と開発」を行うスタジオです。3DCG、幾何、データビジュアライゼーション、ユーザインターフェースなどの知見を用いつつ、対象領域の専門家との対話を通じて、実際的な問題の解決や設計手法・フローの効率化に貢献するツールを具現化していきます。
(順不同・敬称略)
施設概要
施設名称 渋谷キャスト(SHIBUYA CAST.)
住所 東京都渋谷区渋谷1-23-21
アクセス JR・京王線・東京メトロ・東急線 渋谷駅 B1番出口より徒歩1分
URL http://shibuyacast.jp
事業主体 渋谷宮下町リアルティ株式会社
*東急株式会社、大成建設株式会社、サッポロ不動産開発株式会社、東急建設株式会社の4社が出資
敷地面積 5,020.09㎡
延床面積 約35,000㎡
階数地 地上16階、地下2階
設計者 株式会社日本設計・大成建設株式会社、一級建築士事務所共同企業体
施工者 大成・東急建設共同企業体
さまざまなクリエイティビティが集い、新しいアイデアやビジネスを誘発する「SHIBUYA CAST.(渋谷キャスト)」は、多様な用途を兼ね揃えた、クリエイティブ活動の拠点です。
建築は、Echoes of Uniqueness[エコーズ オブ ユニークネス]/不揃いの調和をデザインコンセプトに、空間の多様な要素(形状・機能・素材)が、それぞれの個性を表しながらも共鳴し合い、まとまりのある全体像を織りなします。
全17フロアには、クリエイターの交流・連携を創出するシェアオフィス&カフェや入居者間のコミュニケーションを深める賃貸住宅、クリエイティブ産業の集積を支えるオフィス、多様なイベントに活用できる多目的スペースや日々の生活を彩る店舗群が揃います。また、四季によって異なる表情を見せる緑に囲まれた広場を設け、にぎわいと憩いの場を提供します。
引用元:PR TIMES