バーチャルモーションキャプチャ開発者とイグノーベル賞受賞者がご登壇!5年目となる「バーチャル学会 2023」が12月9日、10日開催!

「バーチャル学会 2023」は、2023年12月9日と10日に開催されるVR空間での学術発表や交流を促進するイベントです。このイベントは、電子情報通信による三次元CG領域のインタラクションを可能にするVR空間で行われ、技術の発展と社会・経済活動の促進を目指しています。基調講演には、バーチャルモーションキャプチャ開発者「あきら」氏と2023年イグノーベル賞受賞者「宮下芳明」教授が登壇します。今年度は、オーガナイズドセッションのアイデア会、招待デモなどをはじめとした新たな企画にも挑戦しています。また、一般発表には過去最多の申込みがあり、過去最大規模となる予定です。本イベントはVRChat、cluster、YouTube Liveとマルチのプラットフォームで開催予定です。

『バーチャル学会』はVR空間での学術発表や交流を通じてVR空間での価値創造をアカデミックな側面から促進する取り組みです。ここでのVR空間とは三次元空間性を備え、電子情報通信により他者とインタラクション可能なCG領域を指します。VR空間、ひいては電脳世界での交流は技術の発展に伴いますます便利なものになるでしょう。しかしその世界をより豊かなものにするためには、その世界に暮らす人々による社会・経済活動が促進されることが必要です。バーチャル学会はそのような世界を目指すため学術という面から電脳世界の実現に貢献します。

Webページhttps://2023.vconf.org

今年で五度目の開催!バーチャル学会2023は12月9日、10日の2日間の開催!

今年で五度目となる『バーチャル学会 2023』は、より多くの人が学術的議論に触れやすくなるよう、オーガナイズドセッションを中心に新たな企画や取り組みを準備しました。12月9日(土)から12月10日(日)の期間中、VRChatおよびclusterでの開催の他、YouTube Liveでの生配信も予定しており、VRSNSに不慣れな方でも体験していただけるように努めております。

開催概要

イベント名称:バーチャル学会2023
開催期間:2023年12月9日(土)から12月10日(日)10時から22時
開催場所:cluster(基調講演、オーガナイズドセッション、口頭発表、ポスター発表、デモツアー) 、VRChat(オーガナイズドセッション、デモツアー)、YouTube Live
公式YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/@Virtual_Society
ホームページ:
https://2023.vconf.org

【基調講演】バーチャルモーションキャプチャ開発者「あきら」氏と2023年イグノーベル賞受賞の「宮下芳明」教授がご登壇!

バーチャル学会2023の基調講演として、あきら氏、宮下芳明教授の御二方にご講演いただきます。電脳世界に関連した技術の発展により私たちの未来はどのようなものになるのかについて、電脳世界に関心のある皆様に向けた内容となります。cluster会場での聴講に加え、YouTube Liveでの配信も行います。

基調講演

開催日時:2023年12月10日(日)20:00から22:00
開催場所:バーチャル学会講演ホール (cluster)
講演詳細:
https://sites.google.com/view/virtualconference2023/schedule#h.ycoozxq1z2ec
オンライン配信URL:
https://www.youtube.com/watch?v=v4m97DzPUsk

講演者

あきら氏

ソニー株式会社 mocopiチーム mocopiアプリ開発責任者。アバターを動かすアプリ、バーチャルモーションキャプチャー®︎の個人開発者。アバターアプリ間連携するためのVMC Protocolの管理者。

題目:バーチャルモーションキャプチャーの歴史と技術発展
概要:VTuberやアバターで活動する人々が体を動かすためのアプリ、バーチャルモーションキャプチャー。そこから生まれたVMCProtocolなどのオープンソースプロジェクトとしての発展、mocopiの開発、私自身の大きな変化等々、「ばもきゃ」にまつわる話をご紹介します。

宮下芳明教授

明治大学 総合数理学部 先端メディアサイエンス学科 教授・学科長。味覚メディアの概念を提唱。総務省 異能vationに採択、「味わうテレビTTTV(Taste the TV)」を開発。減塩食の塩味を増強する電気味覚食器「エレキソルト」をキリンと開発。2023年イグノーベル賞(栄養学)を受賞。

題目:味覚メディアが拓く、バーチャル世界の未来、リアル世界の未来
概要:味覚メディアの発展によって、味を記録・再現したり、食べ物の味を自在に変えたりできるようになったとき、私達の生活、あるいはこの世界はどのように変わるでしょうか?バーチャル世界とリアル世界、それぞれの未来について考えます。

【オーガナイズドセッション】 昨年度好評だった「パネルディスカッション」に加え、今年度は「アイデア会」と「招待デモツアー」を新たに実施!

バーチャル学会2023のオーガナイズドセッションでは、昨年度に引き続きパネルディスカッション企画として「VR x デジタルアーカイブ」 と 「VR x ハードウェア開発」の2テーマで開催します。また、2023年度の新たな試みとして、研究アイデアを持つユーザーに登壇いただき、会場でのディスカッションを通じてそのアイデアをより良い研究テーマへと共創していく「アイデア会」とVRChat上で大きく話題となった天文仮想研究所様のVR宇宙博物館コスモリアを展示・制作の2つの視点で解説ツアーをしていただく「招待デモ」の2つの企画を開催します。招待デモでは、YouTubeにて活動されている「のらきゃっと」氏に企画の様子を配信いただきます。

オーガナイズドセッション①:VR x デジタルアーカイブ

開催日時:2023年12月9日(土)17:30から18:15
開催場所:バーチャル学会講演ホール (VRChat)
セッション詳細:
https://sites.google.com/view/virtualconference2023/schedule#h.kasm5jt47pq1
オンライン配信:
https://www.youtube.com/watch?v=7P9ZkIcTE4I

概要:VR技術の普及に伴い、建造物や物体の3Dスキャンとそれを用いた新体験の提供、技術伝承、歴史保存などが行われています。またソーシャルVRプラットフォームと組み合わせることで遠隔にいながら複数人が同時に3Dコンテンツの体験、展示が可能となっています。VR技術の活用先が模索される中、3DスキャンとソーシャルVR環境の組み合わせは大きな可能性を秘めています。本セッションでは、3Dスキャン専門家とソーシャルVRクリエイター双方の観点から今後のVR技術の活用について議論します。

〈ゲスト〉
Iwama氏、とこよし氏、川上 玲氏(東京工業大学工学院准教授)、FUKUKOZY/Fukuda Koji氏
司会:中尾智行氏(文化庁 参事官(文化拠点担当) 博物館支援調査官)

オーガナイズドセッション②:VR x ハードウェア開発

開催日時:2023年12月10日(日)17:30から18:15
開催場所:バーチャル学会講演ホール (cluster)
セッション詳細:
https://sites.google.com/view/virtualconference2023/schedule#h.eg3aoym2uh4
オンライン配信URL:
https://www.youtube.com/watch?v=v4m97DzPUsk

概要:ソーシャルVRプラットフォームにおいて、ユーザー自ら制作したコンテンツ(User Generated Contents, UGC)は、サービス提供者視点ではサービスの価値向上と、ユーザー視点では快適な環境を構築するという双方向の利点を生み出しています。今日のソーシャルVRでは、ワールドやアバターの制作が中心ですが、モーションキャプチャシステムや触覚デバイスなど独自ハードウェアの制作も盛り上がりを見せています。しかしながらソフトウェア開発と比べハードウェア特有の課題や制約も多く、十分な知見共有がなされていないという現状にあります。本セッションでは、ソーシャルVRのハードウェア開発が今後どう進展するのか、現在の課題やハードウェア開発を始めたい人へのメッセージに焦点を当て議論を行います。

〈ゲスト〉
みっちー / Onomichi Hirokazu氏(尾路医科器械株式会社)、湯村 翼氏(北海道情報大学情報メディア学部情報メディア学科准教授)、山崎勇祐氏、平木剛史氏(クラスター株式会社メタバース研究所シニアリサーチサイエンティスト)
司会:ふぁるこ氏

オーガナイズドセッション:アイデア会

開催日時:2023年12月9日(土)18:30から19:15
開催場所:バーチャル学会講演ホール (VRChat)
企画詳細:
https://sites.google.com/view/virtualconference2023/schedule#h.uud099hql6ih
オンライン配信URL:
https://www.youtube.com/watch?v=7P9ZkIcTE4I

〈登壇者〉
おやすみねこ亜樹氏:メタバースのおける学習の機会と方法
AZCII氏:「VRの美学」への発展を見据えた中近世美学・芸術学研究
神弾おり氏:アバターの自動演技と自己身体感
〈ゲスト〉
近藤亮太氏(東京大学大学院情報理工学系研究科附属情報理工学教育研究センターバーチャルリアリティ教育研究部門 特任助教併任)、よーへん氏、長谷川晶一氏(東京工業大学 研究院 未来産業技術研究所 准教授)
司会:sakasa氏

オーガナイズドセッション:招待デモ

開催日時:2023年12月10日(日)18:30から19:15
開催場所:VR宇宙博物館コスモリア(VRChat)
企画詳細:
https://sites.google.com/view/virtualconference2023/schedule#h.7w7xefzl57y
オンライン配信URL:
のらきゃっと氏YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@NoraCat0415)にて配信

【一般発表】過去最多の発表件数!今年度はデモ形式での発表も実施!

バーチャル学会2023の一般発表では、ポスター発表で74件の申込がありました。また、希望者は口頭、デモ形式でも発表を行います。デモ形式での発表は昨年度試験的に行ったものを正式に企画として採用したもので、これまで補足資料的に発表者が公開していたデモワールドを発表者自ら紹介するといったものになります。ポスター発表の会場も発表体験向上に向け更新を行なっております。デモツアーでは、YouTubeにて活動されているおきゅたんbot氏、アイシア=ソリッド氏にデモの様子をそれぞれ配信いただきます。また、昨年度から文部科学省所管の国立研究開発法人科学技術振興機構が運営する電子ジャーナルのJ-STAGEに概要集が掲載されるようになり、今年度の発表の概要集に関しても掲載されます。

ポスター発表

開催日時:[A,Bブロック]2023年12月9日(土)、[C,Dブロック]12月10日(日) 13:00から15:00
開催場所:各ブロックポスター会場(cluster)
<ブロック情報>
Aブロック:科学コミュニケーション/可視化/学習/教育
Bブロック:3D・CG/エージェント/インターフェイス/ソーシャルVRコミュニケーション
Cブロック:社会(実社会)/応用数理・経済学/数学・生物学/実験生物学・実験物理学
Dブロック:VR空間/感覚・知覚/ソーシャルVR・コミュニティ①/ソーシャルVR・コミュニティ②
概要集:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/vconf/-char/ja

口頭発表

開催日時:[A,Bブロック]2023年12月9日(土)、[C,Dブロック]12月10日(日) 10:00から12:00
開催場所:バーチャル学会講演ホール (cluster)
オンライン配信URL:
1日目:https://www.youtube.com/watch?v=7P9ZkIcTE4I
2日目:https://www.youtube.com/watch?v=v4m97DzPUsk

デモツアー

開催日時:[VRChat]2023年12月9日(土)、[cluster]12月10日(日) 15:30から17:00
開催場所:各デモワールド
オンライン配信URL:
VRChat: おきゅたんbot氏YouTubeチャンネルにて配信
(https://www.youtube.com/@Ocutan)
cluster:アイシア=ソリッド氏YouTubeチャンネルにて配信
https://www.youtube.com/@AIcia_Solid )

【参加情報】VR機器がなくても参加可能!今年で5年目のバーチャル学会を体験しよう!

バーチャル学会2023は無料で参加できます。公式HPの参加者向けページより参加方法を確認の上ご参加ください。
また、開催情報については、バーチャル学会公式Xまたはバーチャル学会2023の公式HP、公式Discordサーバーにて公開いたします。Discordサーバーへの参加を希望する方は、公式HPより聴講参加者用申込みフォームより申込の方をお願い致します。

公式HP:https://2023.vconf.org/participation

また、各種プラットフォームにおける、参加までの手順等もバーチャル学会2023公式HPにて掲載予定です。
※OculusQuest/Meta(Oculus) Quest2単体でのご参加はcluster会場、VRChat会場ともに可能ですが、VRChat会場では高負荷が予測されるためPCVRまたはデスクトップモードでのご参加を推奨いたします。また、cluster会場につきましては、スマートフォンからのご参加も可能となっております。

大会委員長:ふぁるこ コメント

「2023年、バーチャル学会は5周年を迎えます。この5年間、電脳世界は日々発展を遂げ、そこに暮らす人々の熱量や文化はさらに大きく盛り上がっています。このような中、バーチャル学会は電脳世界における学術交流の入り口を作るという切り口を変えずに、その役割を果たしてまいりました。バーチャル学会は自分の住むこの世界をより豊かな場所にしていくことを目標に運営を続けています。本年度は過去最多の73件の研究が発表され、またワールドもより議論がしやすいようにアップデートを重ねてまいりました。ぜひ一度この世界に足を踏み入れ、未来を体感してください。」

タイムテーブル

バーチャル学会2023のタイムテーブルです。各プログラムの詳細はバーチャル学会2023公式HPよりご確認ください。

12/9(土)企画名会場12/10(日)企画名会場
10:00-12:00オープニング口頭発表cluster10:00-12:00口頭発表cluster
12:00-13:00ランチョンセミナー
クラスター株式会社様
cluster12:00-13:00ランチョンセミナー
株式会社アトラエ様
cluster
13:00-15:00ポスターセッション(A, Bブロック)cluster13:00-15:00ポスターセッション(C, Dブロック)cluster
15:00-15:30休憩・移動 15:00-15:30休憩・移動 
15:30-17:00デモツアーVRChat15:30-17:00デモツアーcluster
17:00-17:30休憩・移動 17:00-17:30休憩・移動 
17:30-18:15オーガナイズドセッション
デジタルアーカイブ
VRChat17:30-18:15オーガナイズドセッション
ハードウェア開発
cluster
18:15-18:30休憩・移動 18:15-18:30休憩・移動 
18:30-19:30オーガナイズドセッション
アイデア会
VRChat18:30-19:30オーガナイズドセッション
招待デモ
VRChat
19:30-20:30休憩・移動 19:30-20:30休憩・移動 
20:30-22:00懇親会VRChat20:30-22:00基調講演
クロージング
cluster

バーチャル学会2023 情報掲載場所

ホームページ:https://2023.vconf.org
公式X:https://twitter.com/Vsociety_office
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@Virtual_Society

バーチャル学会2023体験レポート漫画

バーチャル学会をより多くの方に体験していただきたいということで、実際にバーチャル学会の会場見学の様子をメンタル薬学系Vtuber 兼 イラストレーターの「雨声シト」氏にレポート漫画として描いていただきました。

作者 雨声シト

メンタル薬学系VTuberとして薬剤師の経験などを元に薬学やメンタルヘルスを題材とした活動をYouTubeを中心に行いつつ、イラストや3DCGなどを中心としたクリエイター活動も行う。
公式X:https://x.com/amagoe_sito
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@amagoe_sito

バーチャル学会2023協賛・後援・協力団体のご紹介

バーチャル学会2023では、協賛をはじめとし様々な企業、団体、個人様にご支援を頂いております。
また、プラチナスポンサーの「クラスター株式会社」様、「株式会社アトラエ」様には、ランチョンセミナーを開催していただく予定です。

【協賛】
■プラチナスポンサー
クラスター株式会社様
銀のしっぽ様
株式会社アトラエ様
■シルバースポンサー
ぽへに様
こくたん様
■ブロンズスポンサー
cleantted様
前田 陽子様(STUDIO SARAS)
■ノーマルスポンサー
xRAM様

【後援】
Unity様
日本科学振興協会様

【協力団体】
理系集会様
VRアカデミア様
天文仮想研究所様

ランチョンセミナー

開催日時:[クラスター株式会社様]2023年12月9日(土)、[株式会社アトラエ様]12月10日(日)12:00から13:00
開催場所:バーチャル学会講演ホール (cluster)
オンライン配信URL:
クラスター株式会社様:https://www.youtube.com/watch?v=7P9ZkIcTE4I
株式会社アトラエ様:https://www.youtube.com/watch?v=v4m97DzPUsk
発表題目:
クラスター株式会社様:「メタバース研究所の現在とこれから」
株式会社アトラエ様:「AI 時代のデータサイエンティストのスキル・タスクとは & Atrae の宣伝するよ!」

バーチャル学会について

【バーチャル学会】
2023年度運営:https://2023.vconf.org/AboutUS
ホームページ:https://2023.vconf.org
公式X:https://twitter.com/Vsociety_office
公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@Virtual_Society
【過去のバーチャル学会】
2019年度:https://sites.google.com/view/virtualconference-2019
2020年度:https://sites.google.com/view/virtualconference2020
2021年度:https://sites.google.com/view/virtualconference-2021
2022年度:https://vconf.org/2022

引用元:value press

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バーチャルライフマガジン編集部
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