
前回をお読み頂いた方はありがとうございます。今回が初めての方は初めまして。
寄稿ライターの由宇樹ゆう(ゆうき・ゆう)と申します。
ありがたい事に、前回に続いて2回目の記事も書かせて頂ける事となりました。今回もよろしければお付き合い下さい。もし今回が初めての方は、前回も併せてお読み頂けたら大変嬉しく思います。
今回選んだテーマは『光』です。前回が初回なのに『雨』というやや暗めのテーマでしたので、今回は明るいテーマを選ぼう、という事でこちらをチョイスしました。
ひとえに「光が美しい」ワールドと言ってしまうと数えきれないほどの候補があり、どのワールドを紹介するかは悩みに悩みましたが……
単純に美しさに感銘を受けたワールドだけでなく、ちょっと普段とは趣向が違ったワールドも含め、私が印象に残ったワールド3ヶ所を厳選してみました。
彩光藤水園 -SAIKO FUJI SUIEN-

水面の上に、プロジェクションマッピングのような無数の『光の藤の花』が一面を彩るワールド。
私がここを初めて訪れたのはVRChatを始めてから日が浅かった頃なのですが、見た瞬間はその光景に圧倒され、今でも印象に強く残っていて時折訪れます。水面に建っている灯籠のような光の柱は見た目が美しいだけでなくワールドオプションのボタンになっており、藤の花の咲き方を切り替えたり、各種ギミックのスイッチになっています。

ワールドオプションを操作するとトンネルを出現させて疑似フラワートンネルを出現させたり、空間を泳ぐ金魚が現れたりします。水面に浮かぶ小舟のSIT判定スイッチもあるため、自撮りもしやすいかと思います。

現実の藤の花の旬は4月中旬〜5月半ば頃です。ちょうどこれから先のシーズンにマッチしていく時期ですし、水面にも映り込む無数の光の花はきっと写真映えすると思います。
春のフォトスポットとしてもいかがでしょうか。
蒼い刻の記憶 ~Memories of the Azure Hour~
・島の入り江にひっそりと佇む隠れ家的ワールド
・満天の月明かりと海面を漂う光が織りなす、幻想的な光景

「海食洞(かいしょくどう)」と呼ばれる、島の崖面をくり抜いたような洞窟に家具が配置されたチル系ワールド。
移動できる範囲は決して広くないながらも、QVPenやミラー・動画プレーヤーといったルームワールドに必要なものは完備されています。

岩面の無骨さと、装飾が凝ったインテリアとのギャップもどことなくいい感じです。
ここまでは「ありそうなオシャレなチルワ」といった感じかもしれませんが、桟橋から外を見渡すと……

まばゆい光を放ち続ける満月、海面に漂う青と白の二色の光。さらに一定周期で花火が上がる仕掛けがあり、ロマンチックな雰囲気をさらに演出してくれます。
最後に、このワールドには水中を泳ぐことができるギミックも搭載されています。

月明かりの光が差し込む光景を水中側から眺めるというのも、またオツなものです。
Neon Territory
・ネオンと近未来的なオブジェクトが立ち並ぶ、サイバーパンク風の閉鎖空間
・極彩色が作り出す、奇妙で奇天烈なフォトブース

最後の3ヵ所目は変化球と言いますか、かなりクセモノなワールドです。名前の通り、ネオンの光を題材としたフォトブース風のワールド。
私が感じた感想を一言で言うと、このワールドはすごく『不思議で変』。

真っ青な空間に、ポツリと一本の細木が生えた部屋。
かと思えば別の部屋には……

真っ黄色の空間に、黄金に輝く神仏像や屏風がある和風?な空間。
……といった風に、ある“一色”に染まった部屋がいくつか点在しています。
“変”なワールドだと言うのは、決して貶している意味ではありません。
他のワールドでは滅多に見ないような、飛び抜けた独創性を持っている場所という点でとても印象に残ったワールドです。
そんなヘンテコな部屋が続く廊下の奥には……

どこかで見た事があるようなモデルカーも展示されている、これまでの部屋とは打って変わって落ち着いた配色の部屋もあります。
風変わりで独特な雰囲気の画を撮ってみたい、という方は試してみてはいかがでしょうか。
※このワールドは一部に彩度が極端に高い配色がされているため、視覚への刺激が強い場所があります。その点だけご注意下さい。
人工的な光の花、自然の月明かりの光、そしてどこか退廃的な雰囲気のあるネオンの光。
単に『光』と言っても、それぞれ光の性質が異なる3つのワールドを今回は厳選させて頂きました。興味を惹かれる場所がありましたら、ぜひ足を運んでみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。

由宇樹ゆう
風景写真とカフェと居酒屋が好きなVR放浪人。人見知りなのにリアルイベントによく出没します。
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・色とりどりの無数の光の花に圧倒される光景
・波打つ水面にも反射して映り込む、“二度おいしい”美しさ