
日本時間9月18日午前9時(PDT:17日午後5時)、米・Meta社は「Meta Connect 2025」を開催しました。今回は、その模様の一部をご紹介します。


昨年は「Meta Quest 3S」や「Ray-Ban Meta」・ARグラス「Orion」の発表がありましたが、果たして?
なお今年は、(現地で)午前の開催ではなく午後からの開催となっています。
Meta Connect 2025


AIグラス
日本時間午前9時(PST:午後5時)から開催された基調講演では、AIを搭載したスマートグラスを中心に発表が行われました。
Ray-Ban Meta(第2世代)

まず最初に紹介されたのが、最新の『Ray-Ban Meta』。
従来製品よりバッテリーが2倍、最大8時間の使用が可能。3K画質での動画撮影や「ハイパーラプス」「スローモーション」の撮影モードも。
今後のアップデートで、会話に集中できる機能(Conversations focus)が提供予定。目の前の人の声をブーストして聞きやすくしてくれます。

既にアメリカでは発売が開始され、スイス・オランダでも注文が出来るように。近日中にはブラジルでも販売開始されます。価格は、379米ドルから。


Oakley Meta Vanguard


次に紹介されたのが、アウトドア向けAIグラス『Oakley Meta Vanguard』。
最大9時間使用可能で、視野角は122度。カメラは、手ぶら補正機能が付き、先述の「Ray-Ban Meta(第2世代)」同様、3K動画の撮影・「ハイパーラプス」「スローモーション」の撮影モードも使用できます。

スピーカーがパワーアップし風切り音も低減されているそうで、マーク・ザッカーバーグ氏曰く「ジェットスキーに乗っていても相手の声がはっきり聞こえる」のだそう。防水にも対応のIP67規格。
『Oakley Meta Vanguard』は、アメリカで10月21日に499ドルで発売。
Meta Ray-Ban Display

『Meta Ray-Ban Display』は、『Ray-Ban Meta』とはまた違うタイプのAIグラス。
この『Meta Ray-Ban Display』には、『Meta Neural Band』という、些細な筋肉の動きだけでメガネを操作可能なバンドが付属します。バッテリーは18時間持続し、防水機能も。
既存のMeta社製のVR機器よりも解像度が高く、屋内屋外・天候に関わらず快適に使用できるそう。


『Meta Ray-Ban Display』は、『Meta Neural Band』が付属して、9月30日に価格は799米ドルで発売。

AIと仮想現実

Metaは、メタバース空間を実現するために『Meta Horizon Engine』を開発。従来のエンジンよりもパフォーマンスなどが優れており、メタバース空間でのインスタンス内のユーザー収容数を大きく増やすこともできるようです。


『Meta Horizon Studio』は、生成AIツールが含まれており、簡単なテキストプロンプトを入力するだけで、メッシュやテクスチャ・Skyboxなどを生成可能に。
Meta Questでは、今後もさらに多くのゲームやビデオコンテンツを配信予定。
『デッドプール』『スターウォーズ』『D&D』などのVRゲームがリリース予定とのこと。

新しく作られたエンターテイメントハブ『Meta Horizon TV』を使えば、映像などのコンテンツを提供するサブスクリプションサービスの配信映像作品が楽しめます。Dolby Atomosに対応しており、Dolby Visionにも対応予定。
一部作品では、VRならではの3D特殊効果を映画を観ながら味わえるそう。(日本では未対応)

『ターミネーター』『アバター』シリーズで知られるジェームズ・キャメロン監督も登壇。
最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の3Dクリップも『Meta Horizon TV』で体験できるとのこと。

日本での展開

気になる日本での展開ですが、第1世代のRay-Ban Metaも含め、今回発表された製品や一部のコンテンツの日本での販売・配信の予定はありません。

関連リンク
Meta Connect 2025:AIグラスの進化、メタバースなどの最新情報 – Meta公式ブログ
Ray-Ban Meta (Gen 2) Available Now With Up to 2x the Battery Life and Better Video Capture – Meta公式ブログ(英語)
Oakley Meta Vanguard: The Next Era for Performance AI Glasses – Meta公式ブログ(英語)
Meta Ray-Ban Display:画期的なAIグラスの新カテゴリーが登場 – Meta公式ブログ
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