ノベライズ連動アバター『バーティカル・ライズ』の新作アバター2体の魅力を徹底レビュー

VRメタバースの世界を舞台としたノベル『バーティカル・ライズ』
その作中に出てくる公式VRアバターブランド『Rink』のVRChat向けセットアップ済みのアバターが販売中です。

作中の登場人物と同じアバターを、VRChatを始めとしたメタバース空間で使えることが話題の当プロジェクト。

第1弾はメインヒロインの春日部ルリが使用するアバター『R2-アールツー-』、そしてヒロインのクラスメイト高草空太が使用するアバター『バニー・くりすぷ』の2体が登場。
今回はこちらのアバターの魅力を深堀解説していきます。

2021.10.27

1 R2-アールツー-
2 R2-アールツー-の注目ポイント
3 バニー・くりすぷ
4 バニー・くりすぷの注目ポイント
5 今後のシリーズにも期待大！
- 5.1 関連

R2-アールツー-

はじめてVRメタバースを遊ぶ春日部ルリのために、主人公の笹倉コウが作成したアバター『R2-アールツー-』

小説版ではスポーツ万能と語られている春日部ルリ。
そんな彼女のアバターはスタジャン風のジャケットとショートパーツをベースにしたスポーティなアバターに仕上がっています。

しかしながら手袋やニーソックスにはメッシュ生地を用いているので、よーく見るとかなりセクシーなアバターに仕上がっています。後述しますがこのジャケットのデザインと、メッシュ生地の出来がとても素晴らしいので是非写真をご覧ください。

-セットアップファイルについて-

■Viewポイントの設定やリップシンク（口パク）といった設定はあらかじめ設定済みで問題なく使用することができます。
■デフォルトでExpression menuでの着替えの他、表情の固定や表情の破綻防止もセットアップ済みと至れり尽くせりの仕様です。
■見た目に反して身長は130cm程とVRChatで使いやすい身長にセットアップしてとてもあり使いやすいです。フルトラも問題なし。
■ダイナミックボーンの制御は理想的な揺れ方で調整不要なレベルです。
■素体はHeadとBodyが分かれていないタイプなので注意。表情や貫通防止のシェイプキーなどは豊富に用意されています。

R2-アールツー-の注目ポイント

手袋など各所に採用されているメッシュ生地ですが、角度によって変わるラメ仕様になっています。

手の造形がとても綺麗なので上記の手袋とあわさることでモデルの美しさを堪能できます。

ジャケットのデザインをよく見ると腕や背中部分がぽっかりと空いており、チラりと覗く背中が女性らしさを表現しています。
ジャケットから伸びる紐は動くたびにゆらゆらと揺れるので、モデルに躍動感を持たせることができます。

作中では“VRメタバース初心者の春日部ルリ用に作られたアバター”ということもあってか、面倒な調整が丁寧に行われている点が好印象でした。先日のVketでの展示を見るとアイドル風の衣装などを着ていたりもするので今後の展開にも注目したいアバターです。

そのままアップロードするのはもちろん、テクスチャや付属のPSDファイルも改変がしやすいように配慮が行き届いているので、アバター改変初心者の人も自分だけの個性的なオリジナルアバターを作ることができます。

バニー・くりすぷ

『バーティカル・ライズ』の作中で、VRメタバースのヘビーユーザーである高草空太が己の好みを徹底的に詰め込んで改変したアバター、それが『バニー・くりすぷ』です。

いわゆるオタクな彼のアバターは、大きな瞳に肩を大胆に出したファンシーなアイドル風ワンピースの衣装が特徴。

頭にはうさぎ風の付け耳が付いており、手足も同じくうさぎ風のデザインになっています。
よく見るとリンゴがモチーフのカラーリングやデザインが散りばめられており、装飾が多くとも綺麗にまとまったデザインになっています。

-セットアップファイルについて-

■Viewポイントの設定やリップシンク（口パク）といった設定はあらかじめ設定済みで問題なく使用することができます。
■ 身長は120cm程（耳混み140cm程）とVRChatで使いやすい身長。フルトラも問題なし。
■ ダイナミックボーンの制御は理想的な揺れ方で調整不要なレベルです。貫通防止も通常の動きであれば問題ないと思います。
■ FX Layer以外はデフォルトなのでExpression menuでの着替え等は自分で設定する必要あります。
■ 素体にシェイプキーが無いので着せ替えにはコツがいるかもしれません。表情用のシェイプキーも近年のアバターとしては少なめ。代わりに人間の手足が付いてる素体も別途用意されており、この素体が細部までとてもよく作り込まれています。