まだまだ発展途上のVR業界。昨今ではVR内で個展やショールームを公開することも珍しくなくなりました。しかし、その表現は日々進化を遂げています。今回はVRの特性を活かしたユニークな展示ワールドを3つ集めてみました!
Near or far
距離や大きさなど、視覚的な表現について楽しむことが出来るワールドです。
それぞれの展示は「大きいor小さい」「近いor遠い」などのテーマに沿った2つの部屋があります。ここでポイントなのは、両者は一見したところ同じに見えるということ。同じに見えるのに、片方は大きく、片方は小さいものが展示されているのです。
そして、実際に部屋の中に入ってみると、どういう状態になっているかが分かります。目の錯覚や特性をうまく利用した見せ方になっており、筆者は感心しっぱなしでした。
部屋に入る前にどちらがどういう状態か考えて、その後に正解(?)を確かめる……そんな周り方が良いかもしれませんね。
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Eccentric Objects
Eccentric Objectsは、見て触って楽しめる展示がたくさん!
パッと見はどうやって体験すればよいか分からないのもあります。それぞれの展示にはキャプションと共に、体験の仕方(触る/見る/聞く等)の案内が出ていますので、それを参考に試してしてみましょう。
一人でも楽しめますが、複数人で体験する展示もあるので、フレンドと一緒に行くのがおすすめです。仕掛けが分かったあとも、この表現はどうやってるんだろう?と皆で話し合う事が出来るような、そんなワールドでした。
※ホラー要素はありませんが、少しビックリする展示もありますのでご注意ください。
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VMoVA
「元々平面であるはずの書道を、3次元にしたらどうなるか?」そんなことを考えたことはあるでしょうか?
バーチャル美術館(VMoVA)は、バーチャルアートを収集する美術館。現在開かれている展示会『THICKNESS OF CALLIGRAPPY』では、「三次元書道」の探求を試みる一人のアーティスト「薄煙(Boyan)」の軌跡を追っていきます。
「三次元書道」とはなにか?その成り立ちや、表現の軌跡を丁寧に追っていくのはまるで物語の中にいるよう。VRの特性をフルに生かした展示も多く、このアートが広まって欲しいという制作者の熱意が伝わってきます。
本ワールドはレインダンス・イマーシブ2023にもノミネートされています。
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