みなさんは“青空文庫”というのをご存じですか?
青空文庫は、著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書です。
太宰治や夏目漱石の作品から、桃太郎や赤ずきんちゃん、ジャックと豆の木のような馴染み深い童話まで、2020年現在では1万6000冊以上もの本が青空文庫として無料で公開されています。
そんな青空文庫の本がVRで読めるワールドがVRChatに登場しました。
数々の名作をVRで。『Aozora Library』
suzuki_ith(@suzuki_ith)さんが制作したVRChatワールド『Aozora Library』
こちらのワールドでは1万6000冊以上をも超える青空文庫の本をVR上で無料で読むことができます。
ワールド内には著者名・作品名で検索ができる検索システムがついています。
こちらで読みたいタイトルや作家を入力すると、隣にある窓口からスッと本が落ちてくる仕組み。
決して1万6000冊の本の山から掻き分けて探すわけでは無いのでご安心を。
出てきた本は現実と同様、ページをめくりながら読むことが可能です。
ページをめくったり、指で字をなぞったり。
本がめくれる音や『パタン』と閉じる音も再現されていて、まるで本当に本を手に取っているかのよう。
電子書籍は味気ない…と思っている方でも、こちらの『Aozora Library』では紙の本の感覚で読書を楽しめます。
ワールド自体の作りはとてもシンプル。
一面青い空と床が広がるだけ…
というのが並行時空っぽくてオシャレ。
本はグローバルで表示されるので、おともだちと集まって一緒に本を読んだり、朗読や読み聞かせの集会を開いたら楽しそうですね。