昨年5月31日に公開されたVRChatワールド『Tokyo Mood by BEAMS』の公開1周年を記念して開催された『Tokyo Mood by BEAMS 1st Anniversary Live with Yamaha』をレポートする。
なお、本ライブはアーティストをサポートするYamahaとのタイアップのもと、音楽の楽しさに触れ未来を共に語り合う場として継続的に開催されている #YAMAHAConnect の活動の一環として企画されている。
目次
『Tokyo Mood by BEAMS 1st Anniversary Live with Yamaha』
Opening Act『satius』


Opening Actには『Tokyo Mood by BEAMS』でも撮影が行われたVRChat映画『HERO-埼馬県警未詳事件対策課-』より、主題歌『変身』を歌うsatiusが弾き語りで登場。今回のライブではついにFull尺版が公開ということで、演奏中の背景スクリーンにも映画のダイジェスト映像が流されていた。
『CROWK』




V-kitazawa AWAKEでのVRライブを皮切りに VRChat内外問わず、様々な場所でライブを展開しているVR hiphop Unit『CROWK』。MCの『WisK』『CROTCHET』とMCの『jentagawa』の3人そろって『BEAMS』の衣装やアクセサリーを着用してのステージとなっていた。オシャレでムーディーなワールドでのイベントということもあって、普段の『CROWK』のアツさも残しつつしっとりした雰囲気も漂う演目となっていた。
『Dance Performance by Ni-no, Shiena, KA_IMU, Wa1ting and DJ kagamiiiiin』





『Tokyo Mood by BEAMS』のワールドを用いた企画としては初となるVR Dancerのステージ。『CLUB RUINS』のオーナーでもある『kagamiiiiin』のDJに合わせて『Ni-no』、『Shiena』、『KA_IMU』、『Wa1ting』の4人がダンスを披露していた。『BEAMS』の衣装を着こなし、軽やかに踊る姿は一味違ったファッションショー。流れていた曲も多くがVRChatアーティストの曲であったり、アバター改変を魅せる姿が華やかだったり、VRChatの音楽文化とダンサー文化の繋がりを深く感じるステージとなっていた。
『04:00A.M.』




『04:00A.M.』は今年の4月にデビューしたばかりのボーカル『曇音ルカ』とラッパー『アマトプ a.k.a. LilTOP99』による音楽ユニット。トークパートは二人とも明るい感じだが、歌いだすと芯の通った迫力ある声の『曇音ルカ』、低く心に響くリリックを歌う『アマトプ』のギャップもまた彼らの魅力だ。夜中にふと聞きたくなるようなチルい音楽を得意としており、Tokyo Mood by BEAMSのワールドにも良く合っていた。
『EMN Records』




昨年の『レインダンス国際映画祭』でも『Connected Waves』がImmersive部門のBest Live Performance賞を受賞した、『EMN Records』。バーチャルで音楽活動する人たちの助け合いサークルとして活動しており、普段から定期的にジャズセッションなどのイベントを開催している。今回のライブではギター『Emnyeca』、ドラム『にしCO』、ウッドベース『らいらい』、フルート/ボーカル『古都Laz』、キーボード/ピアノ『シェル』の5人編成でのステージとなっていた。バンド編成に透き通った歌声のにぎやかさもありながら、アコースティックで落ち着いた雰囲気は大人な夜の街にピッタリだった。
『HONNWAKA88』





最後はバーチャルバンド『FZMZ』、VRCコミックバンド『トリニキャット』、VRオルタナティブロックバンド『OFFICE DESTRUCTION GIRL』のメンバーとしても活動しているシンガーソングライター『HONNWAKA88』のステージ。バックバンドにベース『なっち』、キーボード『awawa』、ドラム『ジャンク』、ギター『charaty』を迎えた5人編成での演奏となっていたが、ドラム『ジャンク』のみ、日程の都合が合わず録音での参加となっていた。また、この日は奇しくも『HONNWAKA88』本人の誕生日ということもあり、『Tokyo Mood by BEAMS』の1周年と併せて、トリにふさわしいお祝いムードの強いステージであった。
アンコールの声にこたえて『HONNWAKA88』の最新曲『ミッシングスター』も演奏され、大盛況のうちに『Tokyo Mood by BEAMS 1st Anniversary Live with Yamaha』は幕を閉じた…かに思われた。
Closing Act『satius』


司会のお二人によるインタビュー形式で各アーティストの感想が述べられた後に、会場では今回のライブのOpening Act『satius』による『変身』の再演が行われた。


これはOpening Actとして出演した際にVRChat会場で音声トラブルがあったことによるものであったが、『HERO-埼馬県警未詳事件対策課-』の映像と今回の出演者全員が並んだステージで一人歌う姿はまさにエンディングにふさわしいヒーローの姿であった。

『Tokyo Mood by BEAMS』
今回のライブでめでたく1周年を迎えたVRChatワールド『Tokyo Mood by BEAMS』は引き続きVRChatで公開中である。
ただワールドを公開するだけではなく、期間限定仕様やコミュニティイベントなど、VRChatのユーザーをよく理解ってる『Tokyo Mood by BEAMS』のVRChatワールド。まだ行かれていない方も、もう行ったよって方も、また足を運んでみてはいかがだろうか。
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