大迫力のエアショー×ダンスのコラボイベント『Dance×flight collaboration event「飛舞」』参加レポート!

2023/9/13追記 リバイバル公演について追記しました。

7月23日(日)にVRAirForceによるエアショー×ダンスのイベントDance×flight collaboration event「飛舞」(ひぶ)が開催されました。
迫力満点だったこのイベントに参加する機会がありましたので、当日の様子が少しでも伝わるよう、写真多めでお伝えします!

イベントの様子

今回のイベントは、VRChat上で航空機の操縦教習イベントや。ドッグファイトイベント等の航空大会を主催する『VR Air Force』(VRAF)が主催し、VRAFのアクロバットチーム『SKYFOX』によるアクロバット飛行と、VRで活躍するパフォーマーのダンスがコラボレーションしたイベントです。

イベント開始は22時。開場とともに観客が押し寄せ1分もたたずに満員に。このイベントを心待ちにしていた方は多かったようです。

開始のアナウンスのあと、タイトルが空に浮かび上がってイベントスタート!

注意事項や観客向け透明アバターが案内された後、いよいよ演技がスタート!

1曲目は出だしにピッタリなアップテンポな曲から。冒頭の曲が盛り上がる部分でいきなり後方から、頭上のかなり低いところを戦闘機が通り抜けます。ダンサー3人の息がぴったり合ったダンスと迫力満点のフライトで、一気に引き込まれます。

曲の終わりには、上空を飛んでいた戦闘機が人型に変形して着陸。

2曲目は1曲目と打って変わって中世のミュージカル調の曲。あわせるSKYFOXはソロフライトによるゆったりとしたフライトを披露します。

3曲目はフライト×ダンスのイベントにピッタリな曲。二人の息ぴったりのダンスと迫力満点のSKYFOXのフライトで会場が一段と盛り上がります。


上空では戦闘機同士の激しいドッグファイト(空戦)がまるで夜空を彩るイルミネーションのよう。思わず「めっちゃキレイ……」と声が漏れます。

曲のサビでは戦闘機がステージ後方すぐ近いところを通過するなど、地上と上空どっちを注目したらいいのかわからなくなります。

4曲目はソロダンス。会場に演出も加わり華やかさが増します。会場からも「かわいいよ~」という声があちらこちらから聞こえました。

ダンスに花を添えるのが、SKYFOXの一糸乱れぬ編隊飛行。

5曲目はより演出が華やかに。SKYFOXも負けじと華麗な飛行を披露し、会場は一番の盛り上がりを見せます。

華やかな演出と、迫力満点のフライト。どちらかだけでも十分満足できるのに、両方がコラボすることでお互いの魅力が引き立ちます。なんて贅沢なイベントでしょう。

最後の曲は愛を歌う壮大かつ美しいバラード。

曲に合わせてダンサーも機体もゆったりと優雅に踊ります。曲の終わりに合わせて二人が振り向くと、空に描かれた大きなハート。現実なら風に流されてしまいがちなスモークも、風のないVR空間ならきれいに残ります。

大空に描かれたハートを見つめる2人

カーテンコール

最後の曲が終了後、大空から帰還した機体がステージ後方に駐機。パイロットが降りてきてダンサーとともにステージに並びます。

ダンサー紹介

左から、
Cig_Vanilla/バニラさん
yoikamiさん
雪代琴狐さん
鈴木まやさん

パイロット紹介

右から
1番機パイロット:キンちゃんさん
2番機パイロット:Runa Sakurakoujさん
3番機パイロット:inaaaahoさん
4番機パイロット:きりしまはるなさん
5番機パイロット:緑茶313さん

イベントを支えたスタッフのみなさん

主催:sukiyaki765さん
地上管制:シン《symphony》さん
MC:EJ桜川艦長さん
パイロットリーダー:kuroame1450さん

左から司会のEJ桜川艦長さん 主催のsukiyaki765さん

主催者インタビュー!

主催のsukiyaki765さん(以下、スキヤキさん)

――アクロバット飛行とダンスのコラボイベントをやってみて、難しかったところはありますか?

スキヤキさん

雪代琴狐さんの「某ロボット×歌×恋愛系アニメみたいなイベントをやってみたい」というつぶやきから始まったこのイベントですが、やってみると、アニメで見るような画角と実際に会場から見る画角には差があったり、会場上空を通過して再度戻ってくるまで時間がかかったりするので、会場から見たときにうまくダンスとアクロバットがシンクロする演目を考えるのに時間がかかりました。

――ダンス・音楽とアクロバット飛行がめちゃくちゃタイミングぴったりですごかったです。どれくらい練習期間がありましたか?

スキヤキさん

曲と合わせるために秒刻みで位置や飛行速度などを細かく計算して練習しました。
イベント開催が決まったのが、今年の4月頃でした。
実際に演目が決まって練習を始めたのが5月頃だったので、大体2~3か月練習しました。思ったより時間がかかりましたね。

――今回のイベントを踏まえて、今後やってみたいイベントなどはありますか?

スキヤキさん

このようなイベントを開催するには、まず何をやればわからないところから準備が始まりました。
今回、イベントを終えて、進め方についてノウハウができたので、今回のような形だけじゃなく、新しい組み合わせのフライトとのコラボイベントや、「飛舞」の第2回など、”VRならでは”を追求したイベントを開催していきたいです。

イベントに参加して。

最後にみんなで集合写真!

筆者は現実のエアショーを見に行ったこともありますが、現実とはまた違った迫力に、目が釘付で時間が過ぎるのがあっという間でした。

現実だと観客からの距離やできる演目などにも制約があったり、天候に左右されたりしますが、VRなら上空かなり低いところを通過することができたり、弾幕など演出として用いることができたりと、VRだからできるフライトショーをふんだんに楽しむことができました。

観客席を包み込むパーティクルなどで演出されるダンスと、空いっぱいに広がるアクロバット飛行を至近距離で鑑賞することができるのは、まさにVRならではだと思いました。

ダンサーとパイロットで互いの息が合わないと成立しないこのイベント
主催のスキヤキさんのコメントにもあったように、秒単位でフライトを設計し、曲に合わせて一糸乱れぬ飛行を実現するためには、かなりの練習量が必要だったことと思います。

また、今回披露されたダンスは、このイベントにまさにピッタリな、空を連想させる楽曲が多く使われていました。空で広げられる演技にシンクロした振付や演出が考えらえていたのではないかと思います。ダンスだけ、フライトだけが主役じゃない。お互いが引き立て合い、どちらも主役になる最高すぎるイベントでした!

同じようなイベントが今後行われるかはわかりませんが、もし機会があれば、一度参加されてみてはいかがでしょうか。迫力に魅了されること間違いなしです!

また、このイベントでをきっかけにVRChatでの飛行機の操縦に興味を持ったら、VRAFが開催しているイベントに参加して、操縦してみても面白そうですね!

※追記 10月8日(日)リバイバル公演が決定!

前回の好評を受け、リバイバル公演の開催が決定しました!
日時は10月8日(日)22時です。
初回公演のスケジュールが合わなかった方、Joinできず参加できなかった方、またこの記事を読んで興味を持った方は、ぜひ参加してみてください!