Diver-X、法人/研究向けXR用小型触覚デバイス「ContactGlove Lite」を発表! 販売予定価格は1万円 -デモ機送付申請受付を開始-

Diver-X株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:迫田大翔、以下「Diver-X」)は、カメラ式ハンドトラッキングと併用する事を想定した、XR用小型触覚デバイス「ContactGlove Lite」を発表しました。

デバイスに搭載された高性能ボイスコイルで、ボタンを押した感覚や物を握っている感覚、手に持った物と他の物体を衝突させた際の感覚等、手を用いたインタラクションを行った際に発生する感覚の再現を行います。

<デモキット送付申請ページ>
https://forms.gle/3WADiKJhrmMEfifc6

近年、XRデバイスの普及により体験学習や作業シミュレーション等、業務活用事例も増えてきました。
そういった事例において、PCや外付けのセンサが必要なハイエンドな環境ではなく、HMD単体でコンテンツが完結するスタンドアロン環境が脚光を浴びています。

しかし、デバイスが簡潔な反面、機能は制限されています。特にハンドトラッキング等、手を用いたインタラクティブコンテンツを開発する際に、触覚(物に触れた感覚)がなく、体験が貧しいという不満が多く挙げられていました。

そのようなニーズに応えるべく、Diver-Xは簡単に導入・装着ができ、低価格(1万円を予定)で購入できる触覚デバイス「ContactGlove Lite」を開発しました。

動作の様子

※映像では伝わりにくいですが、ボタンを押した感覚や物同士の接触の感覚が再現されています。
※動画内のコンテンツと、デモキットに含まれるコンテンツは同一です。

ContactGlove Liteの機能

高性能ボイスコイルを用いた触覚フィードバック

・基本的な仕組み
ボイスコイルは、電気信号に応じて動くコイルと固定された磁石で構成されています。電気信号がボイスコイルに送られると、コイルが磁場内で動きます。この動きが振動として伝わり、触れている表面や物体を振動させることで、触覚フィードバックが生成されます。

・利点
高応答性: ボイスコイルは電気信号に素早く反応することができるため、リアルタイムの触覚フィードバックが可能です。
精度: 振動の強度や周波数を細かく制御することができ、多様な触覚体験を提供することができます。
コンパクト: スピーカー技術を基にしているため、比較的小さなサイズで高いパフォーマンスを持つ触覚デバイスを実現することができます。

ボタン機能

本体背面にボタンが1個搭載されており、メニューの呼び出し等に用いることが出来ます。

バンド長さ調節機能

透明のフィルムバンドには多数の穴があいており、バンドを留める位置を変える事で長さを調整する事が出来ます。子供から大人まで幅広い体格に対応しています。

カメラトラッキングシステムとの共存性

また、ContactGlove LiteはMeta Quest2やPico4といった主要なVRゴーグルに対応しており、フロントカメラを用いたハンドトラッキングの安定性(精度)に影響を与えない設計になっています。
(Meta Quest2を用いたトラッキング安定性変化の検証動画)

対応HMD一覧

Meta Quest2、Meta Quest、Meta Quest Pro、Pico4、Pico4 Enterprise、VIVE XR elite、Hololens、Hololens2
(その他カメラ式ハンドトラッキング機能を搭載していて、かつ、Bluetooth接続またはUSB OTG機能を持ったHMD)

ContactGlove Liteを用いたコンテンツ開発(SDK)

ContactGlove LiteのSDKには以下の機能が搭載される予定です。
・ボイスコイルの振動周波数、強さ、タイミングを制御する機能
・任意の音声波形(物にぶつかった音、ボタンを押した音等)を再生する機能
SDKにはあらかじめ数十種類の音声波形が組み込まれる予定です。音声をサンプリング頂かなくとも、簡単に開発を始められます。
・ContactGlove Liteに搭載されたボタンの情報を受け取る機能

Diver-Xでは、デバイス開発だけでなく、そのデバイスを用いたコンテンツ開発も承っております。
ContactGlove Liteを用いたコンテンツ開発にご興味がある方は是非ご連絡ください。

デモについて

デモキットを無償送付いたします。以下からご申請ください。(デモ機は開発の都合でHMDと有線接続する必要があります。)
https://forms.gle/3WADiKJhrmMEfifc6

販売開始時期と価格

10月上旬までのデモの反響や予約実績をもとに、生産するかどうかを決定します。
生産する場合、販売開始は年内を予定しています。

価格は1万円(税抜)を予定しています。

本体購入費とは別途、SDKをご購入頂く必要があります。
法人向けSDK価格:25万円(1年)
教育機関/研究機関向けSDK価格:5万円(1年)
※上記SDKライセンス料には保守料金も含まれています。10台以上ご使用される場合には料金が変わりますので、別途お問い合わせください。

会社概要

会社名:Diver-X株式会社
WEBサイト:https://diver-x.jp
公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCM7snWBoczolEKr5rsiYF6w
会社公式Twitter:@DiverX_VR

お気軽に以下のメールアドレスからお問い合わせください。
【contact@diver-x.jp】

引用元:PR TIMES

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バーチャルライフマガジン編集部
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