VRChatのワールドにあるペン「QVPen」を使って絵を描いているGunberryさんと、Resoniteでアーティストとして活動しているTorazoさんが共同で制作したワールド「登竜門/Dragon Gate」がResoniteで公開されました。
鯉は滝登りをして龍になる
今回公開された「登竜門/Dragon Gate」は“鯉は滝登りで龍になる。”を表現したワールドとなっています。
ワールドに入って正面の滝を潜ると、滝を登る鯉の絵が見えてきます。こちらはGunberryさんがResonite上で描かれたもの。一見平面的に見えますが、角度を変えてみると立体的に描かれていることがわかります。
ちなみに、ここで聞こえる滝の音は、東京にある高尾山で録音されたものとのこと。
滝を上って奥へ進むと、龍の顔をかたどった門が現れます。(移動モードが歩行の方は、ワールド入口付近からテレポートで移動できます。)
この門をくぐると、目の前には空に向かって飛び出す龍が現れます。
この龍を取り囲むように、複数の椅子が設置されています。移動モードをフライ(飛行)にしていれば好きな角度から自由自在に見ることができますし、クライミング(歩行)にしている方も、この椅子に座ることで、この龍を様々な角度から観ることができるようになっています。角度を変えてじっくり見てみることで、また違った表情があるように感じます。
好きな角度から見ることができるのは、空を自在に飛んで移動できるResoniteだからこその体験だと感じました。
引きで観てみたり、はたまた間近に近づいて観たり。近くによって観ると、数えきれないくらい沢山の線で描かれていることがわかります。
それぞれの線が立体的なのもResoniteならではだと感じました。
ちなみにこちらのワールドは、床と滝の表現以外はハンドドローイング(手描き)で作成されています。Resoniteにはワールドを作るためのツールが組み込まれていて、VR空間内でワールド制作のほぼすべてを完結できるのだとか。
VRChatのQVpenで描かれたものは、あくまでそのインスタンスの中だけのものですが、Resonite上のペンであるResonite Brushは描いたものを保存してエクスポートすることが可能です。またブラシの種類も豊富で、岩や雲を描くこともできます。
ワールド制作のきっかけ
このワールドが制作されたきっかけをTorazoさんにお伺いしました!
ワールドへの訪問方法
Resoniteでダッシュメニューを開き、ワールドタブからすべてのワールドを選び「dragon gate」で検索すると、検索結果に「登竜門/Dragon Gate」が表示されます。
選択して「セッション開始」をクリックするとワールドへ入ることができます。
Torazoさん X(Twitter)
Gunberryさん X(Twitter)
2名のVRアーティストによって製作されたこちらのワールド、ぜひ一度、観に行ってみてくださいね!
VRChatベースで活動されている音楽パフォーマーのK.ᴗ.(くう)AmbientflowさんからGunberryさんを紹介してもらいました。
GuberryさんはVRChatでQvPenを、私はResoniteでResoniteBrushを使用して創作をしています。 なので “絵を描く”という共通点があり紹介してくださったと思います。
GunberryさんがResoniteへきて初日、こういったブラシがあって…という説明中に描かれた試作品がたいへん素敵でしたので、 ぜひResoniteで作品の展示(個展)などいかがですか?というお話をしました。Torazoと一緒に共創でワールド制作するのはいかがかしらというお話をしたところ、挑戦してみたいというお気持ちを頂いたので ワールドの制作がはじまりました。