『アイマリンプロジェクト』イチカゼロや0b4k3ら激熱DJ陣がSANYO楽曲も投入しダンスフロアを彩る。特別な一夜『-CLUB 深海-ニコニコ超会議後夜祭』レポート【VRChat】

2024年4月28日(日)、『アイマリンプロジェクト』によるVRDJイベント『-CLUB 深海-ニコニコ超会議後夜祭』が『VRChat』内にて開催。開場からわずか3分ほどでメインインスタンスの定員70名が埋まるほど、超大盛況の時間となりました。今回は、そんな会場の様子をリポート!

『アイマリンプロジェクト』そして『CLUB深海』とは?
ライブハウスのワールドである『CLUB深海』のステージ上にDJブースが特設。

アイマリンプロジェクトはパチンコ機種『海物語』シリーズの人気キャラクターである“マリンちゃん”の新たな可能性に挑戦する為に2015年に発足。近年では『Vket』への出展やミュージックビデオの舞台となった『水晶宮 – suishogu』を『VRChat』のワールドで再現しイベントを実施するなど、メタバースを活用した企画も展開しています。

今回のVRDJイベント『-CLUB 深海-ニコニコ超会議後夜祭』は、そんな『アイマリンプロジェクト』の新曲『Frustration』のお披露目イベントが行われた『ニコニコ超会議2024』の後夜祭として行われ、新曲の舞台となったライブハウスの再現ワールドが舞台となりました。

イチカゼロや0b4k3がフロアを盛り上がる!

イベントは20時から開始され、23時までの3時間で4組のDJ&VJが登壇。トップバッターは、『アイマリンプロジェクト』のキャラクターであるイチカゼロ(壱華零)というので驚きです。

本記事に掲載されている出演者の写真は、本来の姿とは一部異なっていますのでご了承ください。(出演者アバターの表示制限を解除していない状態で撮影)

DJ イチカゼロ

ひとりめのDJ・イチカゼロ(壱華零)

今回が初めてのDJという彼女は、『アイマリンプロジェクト』楽曲を始めとしたSANYOオリジナル楽曲のノンストップmixを披露してくれましたが、それだけではなく……。

イチカゼロ

……みんな、一緒に手をあげて。

イチカゼロがフロアを盛り上げるべく
MCで観客に呼び掛けます。生で。

なんとこちら。先日掲載したディレクターの篠田利隆氏へのインタビューでも語られた通り、正真正銘のイチカゼロご本人(『魂』もCV:佐伯伊織氏)だったのです。

これだけでもファンは卒倒するくらいの衝撃ですが、プレイの中盤には、昨年のメタバース水晶宮のライブで共演し、ニコニコ超会議2024のSANYOブースにも出演していた“はんなま系VTuberユニット”ことナギナミの楽曲で、海月ナギ飛鮫ナミがステージに飛び入り参加。このふたりも本物。

イチカゼロ

ナギナミ、ノリかた教えて。

ナギナミの二人に教えられて、曲に合わせて両手を振る一幕。凄すぎる。

約30分、さまざまなジャンルの楽曲を見事に繋ぐ激熱のDJをくり広げ、時には喋り、まさにフロアを熱狂で包みます。

公式サイトの小説内でも『記憶を無くしている』という設定がある彼女。一見ぶっきらぼうで無感情っぽく見える部分も含めて『ああ、目の前でDJしてるのは本当にイチカゼロなんだなあ』という感慨に浸ります。

DJ後は特別な写真撮影タイム!

DJプレイ終了後にはイチカゼロ、ナギナミの3名と一緒に、観客のみなさんひとりひとりと時間を作った、がっつりとした写真撮影タイムも設けられました。マジで、いいんですか⁉

筆者も写真を撮らせてもらいました

ナギナミふたりの進行のもと、和やかな感じでイチカゼロとファンとの交流が行われていました。ファンには感涙の体験です……!

DJ sara-arai (VJ Reflex)

左:DJ sara-arai、右:VJ Reflex

イチカゼロのパフォーマンスが終了すると、ここからは普段よりVRDJとして活躍する面々が登壇。2組目のDJは、先日行われた『SANRIO Virtual Festival(サンリオVfes)2024』内のクラブイベント『ALT3 BLUE STAGE』の最終演者を務めるなど、主に『VRChat』内で活動しているDJであるsara-arai氏。

ここからはVJも付き、会場である『CLUB深海』ワールドのライティング、モデルセットアップ、エンジニアリングも担当したVJReflex氏がsara-arai氏と共にDJブースに立ち、パフォーマンスを行いました。

sara-arai氏のこの日のDJプレイはテクノミュージックが主体の構成。イチカゼロのDJプレイの流れを引き継ぎつつ、会場の観客をより躍らせる内容でした。

DJ Getty (VJ ROKUMORI)

左:DJ Getty、右:VJ ROKUMORI

3人目のDJは、2013年より音楽活動を行っている作編曲家 ・ DJであり、『サンリオVfes 2024』でも『ALT3 RED STAGE』のトリを務めたGetty氏。VJは『CLUB深海』ワールドのモデリング担当者でもあるROKUMORI氏でした。

同人音楽レーベル『HARDCORE TANO*C』のメンバーの一人でもあり、UKハードコアテクノの楽曲を多く制作しているGetty氏のこの日のDJプレイもハードコアテクノが中心。自作曲も取り入れながら、キャッチ―さと激しさを両立させた内容のDJプレイを行っていました。

DJ 0b4k3 (VJ ROKUMORI)

左:DJ 0b4k3、右:VJ ROKUMORI

イベント最後となる4人目のDJは、クラブワールドの先駆けと言われる『GHOSTCLUB』の主催者としても知られ、アイマリンプロジェクトのVRワールド制作ディレクターを務めているDJ・0b4k3氏が登場。VJはGetty氏に引き続きROKUMORI氏が担当しました。

0b4k3氏のDJプレイの構成はテクノミュージックが主体。sara-arai氏のプレイと比べ、よりディープで独自の世界観を持った選曲だったように感じました。

特にプレイ終盤でノイズ一歩手前とも言える激しい音の濁流を聞かされたときは「とんでもないところまで連れていかれた……」と思えました。

『アイマリンプロジェクト』のディレクター・篠田利隆(dshino)さん。

最後に『アイマリンプロジェクト』のディレクターである篠田利隆さんがステージで挨拶して、激熱ナイトは締めくくり。ひとりめのイチカゼロさんから4人目の0b4k3氏まで、それぞれの特色を出しながら4人で一つの大きな流れを構成して見せてくれたDJイベント。会場の観客が思い思いに踊っていた姿が印象的でした。

ライブハウスとして作られた『CLUB深海』がダンスフロアになった、そんな激熱な一夜でした!

イチカゼロのDJと撮影会の模様を収録したアーカイブ動画はこちら

イチカゼロのDJと撮影会の模様はYouTubeにて配信されており(※DJ sara-arai氏以降のDJプレイは動画配信の対象外)、その時の模様をアーカイブとして見ることが出来るようになっています。よろしければこちらもどうぞ。

『CLUB深海』は現在ワールド公開中!

今回のイベント終了後、会場でありアイマリンプロジェクトの新曲『Frustration』の再現ワールドでもある『CLUB深海 -CLUB Shinkai-』がワールド公開されました。

イベントの、そして『Frustration』の雰囲気を味わいにぜひ一度足を運んでみてほしいです!

ライブハウスのテーブル上に置かれたCDジャケットをuseすることで、アイマリンプロジェクト楽曲のMVがワールド内で見られるようになっています。ワールド探訪時はぜひお試しを。
CLUB深海 -CLUB Shinkai-
PC専用ワールドです。