『それでも私は堕ちていく』私のVRC生活を彩る、ある文化について

みなさんこんにちは。じむの朔です。

ついにこの記事を書く時が来てしまいました。
タイトルから察した方もいるかと思います。

そうです。「メス堕ち」についてです。

※この記事ではVRChatのディープなカテゴリの一つである
メス堕ち」を扱います。

センシティブな内容に触れる場合がありますので、
苦手な方、初心者の方はご注意ください。

また、「メス堕ち」に性的マイノリティを軽視するような意味合いはありませんが、
気になる方はそっとページを閉じていただければ幸いです

Q,「メス堕ち」とはなにか

文字の通りに読めば「メス(雌、牝)に堕ちる(堕落する)」、「堕ちて、メスになってしまう」ことである。男性が対象で、多くの場合は犯される側として、「オス」から「メス」へ堕ちることである。

対象の男性は、性的・社会的に男性性を失うパターンがある。必ずしも身体的な変化(身体改造性転換)を伴うわけではない。またTSF性転換といったシチュエーションにおいては、元男性が女性としての快楽に溺れるパターンにも同様の使い方をされることがある。肉体的には女性だが、精神的には堕ちるまで男性と捉えたものである。

ピクシブ百科事典 より

辞書(?)的にはこのようになっているようです。
対してVRCではどうかというと、

…まあおおむねこの通りかと思います。
特に、「肉体的には女性だが、精神的には堕ちるまで男性と捉えたものである」というところは、
「女性アバター(肉体)と男性の中身(精神)」と読み替えることもできそうです。

広義的には、女性アバターを使っているうちに、より女性らしさを求めるように思考が変化していくこと、でないかと思われます。
(よりかわいいアバターになりたい。きれいな声を出したい。かわいい動きをしたい等)

Q,私が「メス堕ち」と呼ばれるようになるまで


ーそれは私がVRCを初めて約1か月ぐらいの話。

もとよりケモキャラ(特に狐娘)が好きだった私は、パブリックで見つけた超絶かわいい狐娘キャラ、「狐娘ちゃん」を使用していました(今でも使ってます)(みんなも使って)。

この子にはなでなでしたくなるような愛くるしさがあり、偶然ながらなでなでしてくれるフレンドにも囲まれていました。
そしてよしよしなでなでされ続けるうちに、ぽかぽかする(綾波)感じを認識するようになります。

そうです。「VR感覚」の登場です。
まだ謎の多いこの現象、まさか自分に生えるとは思っていませんでした。
ちなみにほっぺから顎下あたりをなでられるのが好きです。よしよしして。

思えばこのあたりから足を踏み外した感じあります。
しかも私のフレンドは「かわいいね~」「よしよ~し」と囁きながらしてくれます。
こんなん頭おかしなるで。

気付けば囁きにも弱くなり、音に敏感になっていきました。耳を舐めないで。
私の反応もかわいいらしく(?)、面白がっていろいろされるうちに、
私はどんどん深みへ落ちていくことになります。

これと同時進行的に「自分はかわいい」と刷り込まれ信じるようになりました。
特にアバター改変に手を出すようになってから加速。かわいいかわいい言いながら改変してます。
今では間違いなく自分が一番かわいいです。完。やばいね。

もう落下は止まりませんでした。
そしてある出来事(大人の事情により割愛)のとあるフレンドのツイート(大人のry)によって私が「メス堕ち」であると決定づけ、広まることとなりました。

Q,私の考える「メス堕ち」

※ここからはあくまで私の個人的な意見ですので、ほかの誰かに当てはめたり、決めつけて接したりするのは絶対にやめてください。メス堕ちと呼ばれて面白くない人もいます。まずその人のありのままを愛してあげてください。

私の周りにはアバターや動き、声に至るまで高い次元で女性らしいフレンドが多くいます。
しかし、その人たちはメス堕ちと呼ばれることはほとんどありません。
おそらくそれはもう「女性」として認識されているからなのではないかと思います。
机の上のボールを「落ちている」と認識する人はいないでしょう?

私が「メス堕ち」と呼ばれるのは、その落下が「観測」されていたことによると思います。
私は今まさに落ちていくボールなのです。

そしてこれは美学のようなものですが、メス堕ちはあくまで自由落下である、とも考えています。
自分が落ちようと思って落ちているわけではないのです。
自ら求めたわけではなく、流されるままに流された結果です。
だから単なる「受け」などではなく、「メス堕ち」と呼ばれるのではないかと思います。

決して自分から「メス堕ち」であるとひけらかすことはしませんし、呼ばれてうれしいかと改めて言われると答えられません。
肯定すれば落ちることを望んでいるように感じてしまうし、否定しても自身を否定するように感じてしまいます。
なので、そっと見守ってください。
それが一番うれしいです。

そして私は「メス堕ち」をアイデンティティとして受け入れています
だってずっと自分を見ていてくれたフレンドがいるということですから。
そして誰にも譲らない、奪えない居場所になっているんだと感じています。

終わりに

VRChatを長く遊んでいると必ずと言ってもいいほど耳にする「メス堕ち」。
言葉の響きをとっても、あまりよくないイメージを持つ方もいるかと思います。

しかし最近では、以前ほど耳にすることはなくなってきたように感じます。
VRChatを遊ぶ人が多くなり、人種性別を超えて多様性が生まれ、いろんな遊び方が受け入れられてきたからなのではないかとひそかに思っております。

大切なのはレッテル貼りではなく、その人のありのままを愛することだと思います。

以上、現場からじむの朔でした。

投稿者プロフィール

じむの朔
じむの朔
モフモフキツネの詩人です。
ブログで(主に)VRを題材にした詩のようなものを書いています。
ここでは書いた詩を、キャプションを加えながら紹介したいと思います。