ストリーム配信による無観客ライブはすっかり馴染みのカルチャーとなりましたが、やはりライブの魅力というのはアーティストを一方的に見るだけではありません。
その瞬間でしか味わえない“熱気”、ステージと観客の一体感、そしてファン同士の交流ーーー
そうした“ストリーム配信だけでは味わえない魅力”を自宅にいながら楽しめるのがVRライブです。
バーチャルマーケット5では世界的アーティスト『MIYAVI』とコラボし、『MIYAVI VIRTUAL LIVE360』を開催しています。
ファン同士で盛り上がれる『MIYAVI VIRTUAL LIVE360』
バーチャル空間上で出展者と来場者が商品を売り買いできる『バーチャルマーケット5』
今回バーチャルマーケット5のイベントの1つとしてVR空間上で『MIYAVI』のライブが見れる『MIYAVI VIRTUAL LIVE360』が開催されています。
『MIYAVI』をイメージしたクールなVR会場
世界各国にファンを持ち、サムライギタリストの異名を持つ『MIYAVI』
エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、日本、北米、南米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリアなど約30か国350公演以上のライブを行っています。
Instagramでは64万人ものフォロワーを抱える世界的人気アーティストであり、VR会場内でもさまざまな国からファンが駆けつけていました。
会場はデスクトップPC、PCVRの他、スタンドアロンVR『Oculus Quest』でも遊びに行くことができます。
ライブ会場はバーチャルマーケット期間中24時間開場していて自分の好きなタイミングで入場が可能。ライブ会場に人が入ると映像が流れだす仕組みとなっています。
360度スクリーンで『MIYAVI』が演奏!
会場に入ると目の前にはMIYAVIさんがギター演奏しながら歌っている様子が映し出されています。
どうやらすでに私の他に1人ライブを鑑賞している人がいたようで、ライブ映像が再生されている最中のようでした。
ライブを鑑賞している人のネームプレートを見る限りどうやら海外の人でしょうか?
アバターの姿でぴょんぴょん跳ねたり体を動かしたりしていて、楽曲に相槌を打つタイミングも分かっている様子を見る限り、おそらくMIYAVIさんのファンなのだろうな、という感じでした。
筆者が近づくとライブ鑑賞をしていた海外の人、Nacchiさんもノリノリで近づいてきてくれました。
お互い会話はしていませんが、Nacchiさんの動きに合わせて筆者も手を動かしてみるとこちらを見てうなづいてくれたり、手を振ってくれたり。
MIYAVIさんのパフォーマンスが入るとNacchiさんが『見て見て!』と言わんばかりに指をさしたり…。
なんかボディーランゲージで通じ合ってる気がする…!
Nacchiさんはライブ会場にたまたま居合わせた初めましての人でしたが、同じ空間で同じ映像を見ながら体を動かしていると不思議と2人の間で一体感が生まれた気がしました。
その場に居合わせた人と音楽で1つにつながる…これぞライブの醍醐味!
『MIYAVI VIRTUAL LIVE360』では本人の映像が流れるだけでなく、パーティクルと呼ばれる3DCGオブジェクトの演出も行われています。
歌詞が立体的に飛び出して来たり、光の玉が舞うなどの視覚効果で現実のライブでは真似出来ないVRならではの表現を楽しむことが出来ます。
楽曲の途中MIYAVIさんのMCを挟みながら、迫力あるライブをVR空間で楽しむことが出来ました。
余談ですがライブが終わった後、一緒に楽しんでくれたNacchiさんに『ピクチャー!!テイク ア ピクチャー!』とカタコトの英語でしゃべりかけると『あ、写真ですか?いいですよ』と流暢な日本語で返事を返してくれました。
日本語喋れるのかい!!
…どうやらNacchiさんは日本語を勉強しているアメリカの人で、MIYAVIさんの大ファンなのだそうです。
一緒に写真を撮った後少し雑談をし、『MIYAVIは私の一番好きなアーティストなんですよ!』とたくさんMIYAVIさんのことを教えてくれました。
自宅にいながら世界中のファンと音楽を楽しめるVRライブ。
映像配信よりもリアルな体験、映像の中に入り込んでライブを楽しむ未来がもう訪れています。
『MIYAVI VIRTUAL LIVE360』はバーチャルマーケットの開催期間中いつでも遊びに行くことができるので、MIYAVIさんのライブを楽しみたい人はぜひ遊びに来てくださいね。
【MIYAVI VIRTUAL LIVE 360 特設サイト】
https://www.miyavivr.com/
2020年12月19日~2021年1月10日まで開催