約半年に一度のペースでアップデートを続けているmocopi。今回はVRに特化したアプリ『mocopi VR』がリリースされました!
VRChatにも最適化され、トラッキング精度の改善や、長時間使用時のドリフト軽減などが期待できるそうです。
mocopi VR概要
mocopi VRは、mocopiセンサーをSteamVR™の仮想トラッカーとして利用できるようにするためのソフトウェアです。mocopi VRを利用することで、mocopiセンサーとSteamVR互換のVR機器を組み合わせ、VRChatをはじめとしたさまざまなVRアプリケーションでフルボディトラッキング体験が可能になります。
https://www.sony.jp/mocopi/info/20241121a.htmlより引用
mocopi VRではHMDを基準にすることが出来るため、HMDの高さで座っている/立っているなどを判別して姿勢をトラッキングしてます。さらにドリフトも軽減するような仕組みになっているそう。
また、SlimeVRではHEADを胸に付けて使用していましたが、mocopi VRは「HEAD」を除いた5つのセンサーを用いてのトラッキングになります。HMDとコントローラーに加え、腰・両膝・両足首の計8点になりますが、要望次第ではSlimeVRのようにHEADも使ったバージョンを検討していくとのこと。
実際にやってみた!
前回、前々回のアップデートでは下半身優先モードや、SlimeVRとの連携などによってVRでの使い心地をアップさせてきたmocopiですが、どんな進化を遂げたのかが気になるところ。
今回もVRChat上で実際に試してみました!
まずはmocopi VRアプリをPCへ、mocopi linkアプリをスマホへインストール。そのうえで使い方動画を参考にセットアップしていきます。特に戸惑うところもなくスムーズにキャリブレーションまで進められました。
※アプリは近日中にSteamストアでも公開予定
mocopi体操
最初に試すのは、mocopiと言ったらこれ!(と筆者が勝手に思っている)『mocopi体操』から。以前の記事で撮影したものと取り比べてみました。
こうしてみると、足元の安定感は増している印象です。一方で、胸トラッカーがないことによる姿勢の変化や、筆者の環境(iPadによる無線接続)によるものか、時々わずかに遅れているようなカクっとした動きも見えます。
筋トレ
フルトラと言えば筋トレ、筋トレと言えばフルトラです。
今回はエア自転車漕ぎとバーピーを試してみました。先ほどと同じように、早すぎる動きには対応しきれてない部分もありそうです。しかし、寝転んだり足を動かしたりといった場面ではmocopi VRがかなり効果を発揮しているように見えます。そして、運動後でもドリフトはかなり抑えられている印象です。
まとめ
利用シーンに合わせて様々な使い方が出来るmocopi。今までのアップデートで上半身・下半身優先モード、SlimeVR対応、PCアプリのリリースなど行っていましたが、今回のアップデートでVRChatへの接続が非常に簡単かつ高品質になりました。発売から2年がたつ製品になりますが、今後も長く使えそうな安心感がありますね。
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