#メタスタ でバーチャルとリアルでおしゃれを楽しもう!リアルクローズ集会がVket2022 SummerでBEAMSとコラボ!

2022年8月20日(土)19時~21時、『バーチャルマーケット2022 Summer』の企業出展会場『パラリアル大阪』内にある『BEAMSバーチャルショップ』にて『リアルクローズ集会(略称リアクロ集会)』が開催されます。

今回はそのイベント開催に先駆けて、BEAMSバーチャルマーケット担当の木下さん、藤平さんと『リアクロ集会』主催のJONER(ジョネ)さんにお話をお聞きしてきました!

『リアクロ集会』とは?

2022年3月11日(金)からJONERさんが主催で始めた、VRChat内で不定期に開催される私服系の改変が好きなユーザーの交流会です。
Twitterにて、#リアクロ集会 または #ReaClo と検索するとイベント参加者の感想ツイートなどから雰囲気を知る事ができますよ!

https://twitter.com/JONER_121/status/1497219334791327749?s=20&t=h6tHP9tB-UDkaG1e6-MrAg
『リアクロ集会』はこのツイートから始まりました。

『リアクロ集会』ってどういうイベント?

ゆーてる

『リアクロ』集会、Twitterで感想ツイートや写真は見たことはあるんですけど、どういった感じのイベントなんですか?

JONERさん

『リアクロ集会』に参加される私服系改変が好きなユーザーにはVRChat上の写真撮影に精通した方がよくいるので、そういった方同士でポージングした写真を撮影し合ったり、他のユーザーさんが作成した改変をテーマに扱ったファッション誌を見たりとファッションを起点に「その改変めっちゃいいですね!」といった感じに交流を広げられてたりします。
また、アバター用衣装を製作者とやり取りして何点か設置していることもあり、それを話題にするユーザーや、主催、製作者と多方面の方がWIN-WINな場となっていますね。

リアクロ集会の立ち上げまでのお話

ゆーてる

どういった経緯で『リアクロ集会』を開催するようになったんですか?

JONERさん

VRChat始める前から元々服含めたオシャレが好きで、自分のその要素を自然な流れでVRChatに持って来たんです。
オシャレすると嬉しいのはバーチャルもリアルも一緒なんですが、リアルの服は「これすごく好きだな」と思っても自分が着ると性別・身長・骨格が影響してあまり似合わなかったりするなど、どうしようもない限界があって諦めることがあるんですよ。
でもそれがバーチャルだとパチッと自分の理想に自分がマッチさせることが出来て、かつそれを突き詰められる。今まで着たくても着れなかった服が好きなだけ着れるんですよ!
そういったオシャレの良さをもとに交流してほしいなって思ったんですよね。

BEAMSのバーチャルマーケット展開

BEAMS(ビームス)は国内外のブランドやオリジナルのアパレルから雑貨まで幅広く展開している日本のセレクトショップです。
2020年12月19日(土)~2021年1月10日(日)に開催された『バーチャルマーケット5』からバーチャルショップの展開を始め、出展は今回の『バーチャルマーケット2022 Summer』で4度目となります。

BEAMS木下さん

私たちはBEAMS社内で4人チームで企画担当してまして、それぞれがいつもは役割分担して動いているんですけど、この『バーチャルマーケット』開催期間中は全員一緒になって動いてます。
8月13日からは前回よりも更に人数を増やして約50名のショップスタッフを中心とした社員でシフトを組んでバーチャル店舗にいるようにしてます。
今回の出展会場が『パラリアル大阪』なので大阪・梅田のオフィスからも社員がログインできるように拠点を拡大しました。

BEAMS藤平さん

『バーチャルマーケット2022 Summer』の会期中はほぼ毎日13:00~16:0018:00~21:00の3時間ずつのシフトでバーチャル店舗で接客が出来るようにしています。
タイミングが合えばコテコテの関西弁の接客が『パラリアル大阪』で受けられますよ。

BEAMS木下さん

2020年に初参加した『バーチャルマーケット』から実際の店舗の現場ショップスタッフがバーチャルショップで接客することにこだわって継続してきました。

BEAMS藤平さん

私は元々リアル店舗のスタッフで、初回の『バーチャルマーケット』からお手伝いしていた中で「リアルもバーチャルも接客は一緒」ということを感じました。私たちにとっては接客することは当たり前なので、こうした特別な企画でも普段と同様に接客に慣れた現場スタッフがやることが大事だなと思っています。

バーチャルの店舗がリアルへの導線になることも!

ゆーてる

バーチャルで接客したことによってリアル側にも何か変化があったりしましたか?

BEAMS藤平さん

前回の『バーチャルマーケット』で出展した時、接客したお客様が次の日にリアル店舗に来てくれて、リアルの店員とアバターの写真を組み合わせてTwitter上に投稿してくれることがありましたね。
『バーチャルマーケット』出展前は「リアルのBEAMS店舗は敷居が高くて入りづらい」と言われることもあったのですが、入りやすいバーチャル店舗をきっかけとした、来てくれた方の「リアルの方も行ってみようかな」という動きが見られて「ここで接客している意味がすごくあるな」って思いましたね。

BEAMS木下さん

藤平の発案でBEAMS Vketスタッフ専用のTwitterアカウントを作って一番嬉しかったのはリアルとバーチャルがクロスオーバーするところを見せられたことですね。
前回の『バーチャルマーケット』で接客したスタッフ約40名は「今日はこの人が接客した」と接客した人のその日の全身写真を投稿したんですよ。
Twitterで繋がっていれば、バーチャル店舗に来店されたお客様は「今日はこの人とお話したんだな」という身近な感覚になりますし、バーチャル店舗の現地でもお客様から「どこの店舗にいるんですか?」聞かれることがよくあります。
「私は新宿の店舗にいますよ~」「え!じゃあ来週行こう!」
といった会話がどんどん生まれてくるとBEAMSのリアル店舗にお越しいただくきっかけになりますし、実はバーチャル店舗内でBEAMSのオンラインショップを見ながらリアル服の話をすることも結構あったんですよ。

https://twitter.com/BeamsVket/status/1559080365771587589?s=20&t=a3TWO7VZ-fKiHxUv5Bo7Ig
このような感じで実際にバーチャル上で接客したスタッフが
リアル側も写真を上げているようです!

『リアクロ集会』とのコラボまでの話

BEAMS木下さん

2020年12月に初めてお仕事でVRヘッドセットを被り『バーチャルマーケット』に入った時、”すごい”姿の人が多くて「ここの文化は私に合わないかもなぁ・・・」なんて最初の数回は思っていたんですよ。
でも入っていくにつれて、BEAMSのブースということもありアパレル好きな私服系改変をしている人やBEAMSのオリジナルアバターの服を自分のアバターに着せている人を見たりして「あ~!素敵だなぁ、あんなことできるんだなぁ!」って感激したんですよね!
それ以降は「バーチャルとリアルの架け橋になりたい」という思いでバーチャルショップを企画しています。

ゆーてる

やはり今回のコラボも「バーチャルとリアルの架け橋」といったところから行き着いたものだったのでしょうか?

BEAMS木下さん

それももちろんあるんですが、実は今回の企画が決まるまでには私の個人的なエピソードもあって。
回を重ねてコラボを模索していく中、HIKKYさんから「こういうイベントがあるよ」って2022年の春に『リアクロ集会』を勧められたんですよ。私は自分の家に機材を揃えているので試しに見てみようかと個人アカウントを作って初めて『リアクロ集会』に行った時、グッッッと心を掴まれたんです。あっこれは楽しい、これは絶対無限大に楽しいやつだ!」という思いが芽生えました。今回の「『リアクロ集会』をBEAMSバーチャルショップでやりたい」というのはその時の思いを繋げたいというところもあり、またBEAMS VketスタッフのTwitterアカウントから直接DMで声をかけたJONERさんがご快諾頂いたおかげで今回のイベントタイアップを実現することが出来ました。

JONERさん

最初に声がかかった時はあまりにも自分が知っている企業からのお話だったので「イタズラかな?」「ホンマかいな?」って思ってましたよw
『リアクロ集会』に最初木下さんが来られたときもSTAFFアカウントでなく個人アカウントだったんで全然分かりませんでしたしw
でも、ぼくはリアルでも服が好きなのでBEAMSはすごく親しみ深いところなんですよ。
そこともしコラボができるならめちゃめちゃ光栄だし、新しい動きが生まれるとぼくのいる私服改変好きな界隈がもっと認知されたり、盛り上がってくれるんじゃないかなって思ったので「ぜひよろしくお願いします!」って感じでしたね。

BEAMS藤平さん

回を重ねる度にクリエイターさんの凄さをとても感じていたので、「今回は絶対にクリエイターさんとコラボしたい」という思いがあり、初めて販売するアバター用衣装はCornet(こるねっと)さんに作っていただいたり、その衣装の展示にひゅうがなつさんのウルフェリアちゃんと碼希(まき)くん、ぽんでろさんの桔梗(ききょう)ちゃんをお借りしたり、『リアクロ集会』もJONERさんと一緒にショップイベントとして開催出来るようになったりとバーチャル上の文化を知りながら発信していきたいという思いもありました。
毎回店舗にあるベニスマンも、元はHIKKYさんの提案で、VRChatのカルチャーを知った上で採用したものなんですよーw

ゆーてる

『リアクロ集会』コラボにはVRChat私服改変界隈のインフルエンサーとしてユーザーを何名かお呼びしてるとお聞きしました。
選ばれたインフルエンサーたちにバチャマガの読モ企画の人たちが多かったのもあり、ぼくらとしても読モたちの魅力を伝える機会になって願ったり叶ったりです!

#メタスタ でバーチャルとリアルでオシャレを楽しんでほしい!

ゆーてる

今回の企画で参加された方や告知を見られた方に知ってほしいことはありますか?

BEAMS藤平さん

企画の目的としては「メタバースのファッション」を色んな人にもっと認知してもらいたい、楽しんでほしいというのがもちろんあります。
あともう一つ、2021年からBEAMSのバーチャルマーケット出展スタッフで使用している「メタバーススタイリング」を略した #メタスタ というハッシュタグがありまして、リアルクローズに限らずメタバース上のスタイリングをどんどん投稿して欲しいなって思ってます。
この #メタスタリアルとも連携していてBEAMSのスタッフがリアルでもスタイリングを上げているのでそっちも一緒に見ていただけると嬉しいですね。

ゆーてる

#メタスタ は、企画のハッシュタグというよりは企画をきっかけに知ってもらって、日常的に使ってほしいものですか?

BEAMS藤平さん

そうです!この企画をきっかけに自分のバーチャル上の表現を #メタスタ を使って広げて行ってほしいなって思ってます!

#メタスタ の投稿はこんな感じで自由な表現を上げています!

今後やりたいこと

JONERさん

もっとリアクロ集会が盛り上がっていけば、発売前の衣装を先出しで置く事で販売前の衣装をバーチャル上で本物を手にとって見れたりするとより楽しくなるかもしれないな、と考えたりしてます。
アバターの改変って「自己満足かな?」と思えるところもあると思うのですが、それを人に見せることで相手に喜んでもらうなどなにか意義を見出せたり新しい友だちが出来たり、衣装製作者とのコラボだったりといい動きに繋がるといいなと思ってます。界隈が盛り上がれば衣装が増えたりして選択肢が広がりますし。
「リアルの方のオシャレは興味なかった」という方にも届いて欲しいですね。

BEAMS木下さん

BEAMSというセレクトショップの役割はきっとバーチャルでも見いだせると思いますし、今私たち自身が想像できている以上に、色んなニーズに応えることができると思います。バーチャル発のファッションを私たちが繋がっているリアルのファッション層にも「こっちのファッションもすごいでしょ~!」って伝えたいんですよね。

バーチャルとリアルがファッションでコラボしていくところに無限の可能性を感じて、お話を聞いてる側のぼくもとてもワクワクしてきました!
コラボしている両方がすごく楽しそうに企画されているところもとっても素敵だと思います!


BEAMSの木下さん、藤平さん、『リアクロ集会』主催のJONERさん
今回は取材にお付き合いいただきありがとうございました!

リアクロ集会at BEAMSバーチャルショップ概要
  • 開催日時 : 8月20日(土) 19:00~21:00
  • 会場 : 『パラリアル大阪』内BEAMSバーチャルショップ(Friends only)
  • プラットフォーム : PC only
  • 参加方法 : 「vket_event」にフレンド申請&Join
  • ハッシュタグ :#メタスタ #リアクロ集会 #ReaClo