
2025年5月31日、VRChatユーザーの『さくらめさん』がワールド『NEO STAY LOUNGE(略称ネオステ)』をCommunity Labsに公開、同日にLab抜けしPublic化となりました。

皆さんは『CONNECT STATION(略称コネステ)』をご存じでしょうか?
『コネステ』は2020年1月3日~2022年1月3日の間、主に利用されていた集会所ワールドです。
ぼく自身も2020年、VRChatを始めたての時に「日本人がいる場所はどこだ」と調べて見つけた先がここで、そこのPublicで出会った方々にVRChatの楽しさを色々と教えてもらったり交流を重ねていって今へと至ります。まだそれほど日本人があまりVRChatに居なかった頃、居場所となったり出会いの場ともなっていた、とても懐かしい場所です。
VRChat SDK2から3への移行に伴い閉鎖となった『コネステ』ですが、時たまインスタンスが開かれていることがありました。
今回公開されたこの『ネオステ』は『コネステ』制作者に許可を頂いたうえで制作された「2022年初期当時の雰囲気を感じられる」Public向け交流ラウンジワールドです。
新しいワールド。だけどどこか懐かしい。

ワールドに入ると、広場から後ろ向きにスポーンします。これは確か、カリング機能がなかった当時、スポーン直後に負荷で重くならないようにワールド側が配慮したところに由来したギミックだったような。

振り返るとワールドを少し俯瞰して一望できます。ここで人が集まってるのを見て「今日もにぎわってるな」と楽しくなって輪に入りに行くのです。

QvPenの傍には「野球」の出来るバットとボール、そしてパンジャンドラムが。
「ノスタルジー」を感じつつ「今」に触れる。

ワールドの外周に設置されたイベントやBOOTHショップの広告の数々は、当時のものではなく今現在活発に活動が行われているものです。

「こんな感じに載っていた」という雰囲気そのままに情報は新鮮なものをお届け。

ありがたいことに『バーチャルライフマガジン壁新聞』も『VRChatイベントカレンダー』さんとご一緒し、情報伝達のお手伝いをさせていただいています。

これから開催される『バーチャルマーケット 2025 Summer』や『メタフェス2025』のポスターも掲載されています。
掲載する広告・ポスターはまだ募集中とのこと。詳細は下記ポストにて!
『かつての場所』が新しい形で生まれて思う事。
ワールド公開初日のインスタンスに『ネオステ』制作者のさくらめさんと、『コネステ』制作者の2倍さんがいたので少しばかりインタビューをしてきました!

——こちらのワールドの名称、やはり『コネステ』と近づけた感じでしょうか?
——制作はいつ頃から始められましたか?

微調整省くとだいたい5月26日にはデザイン原案が完成してましたね。
元々「『コネステ』っぽい雰囲気のワールドを作りたい」とは思っていて、その様子+自分のオリジナル要素を加えた原案を作った後すぐに『コネステ』制作者の2倍さんに「似た雰囲気のワールド作っても大丈夫ですか」とDMをしました。
私を含め、たくさんの人に思い入れがあった場所でしたし、まずは話をしておかないとなと思いまして。
——筋を通されたのですね。

確認を取ったらご快諾いただけたのでありがたかったです。
そこから情報公開、広告がある程度集まってのワールド公開の流れとなりました。
——今後『ネオステ』にはどう在ってほしいですか?

盛り上がってくれたら嬉しいではあるのですが、今や多くの「居場所」がある環境ですし連日大勢いるというわけではないかもしれません。
当時始めた人たちがそれこそ『コネステ』に訪れるような感覚で、たまに開いたインスタンスで懐かしい気持ちになってくれるような、そいう場所で在ってくれたらいいですね。
みんなの中に「そういう場所が残っている事」自体に意味があると思っています。

——このワールド、まさに“Re:VRChat2022”って感じですね。

ほんとですね。あの頃を思い出しますわ。1時くらいまでずっとフルインスタンスでしたね…すごかった
——さくらめさんからワールド公開にあたって確認のDMが届いたとお聞きしました。その時はいかがでしたか?

デザイン案を見た時、『コネステ』のエッセンスを独自のデザインに落とし込んでいるなと好印象でしたね。閉鎖して3年も経つのでそこまで固執してもな、と思い許可のお返事をしました。
——『ネオステ』が『コネステ』と共通する部分として、ワールド入った後に一望できるところとか、入口から見えるワクワク感、ぼんやり眺めたいときやちょっと話し疲れて休みたい時の二階。ガイドなしにこれらがだいたい機能しているのは、とても設計された空間だなと思いました。

そうですね。なんやかんやで考えてたことが上手く回っていたんだなと今になって思いますね……。

あの頃ぼくたちを繋げてくれた「駅」が新しい形の「ラウンジ」となり、そこにまたあの時の面々が新しい姿で集まっていく光景がありました。
どうやらぼくたちは、今でもゆるく繋がっているようです。ぜひ、『ネオステ』には「青ステ」で。
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投稿者プロフィール
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『コネステ』の雰囲気を継ぎたかったので略称は「○○ステ」にしたくて、でも別物ではあるので完全に同じにはならないようにしました。