悲劇の天才、ニコラ・テスラの生涯をタイムスリップで救うVRChat謎解きゲームワールド『The Great Inventor Escape』

『The Great Inventor Escape』攻略方法


本作品は1800年代後半に実際に起こった出来事をもとにゲーム化された謎解きワールドです。

物語はビジネスを重んじる傲慢で攻撃的な発明家“エジソン”と、風変わりな孤高の奇才“ニコラ・テスラ”の2人の対決を軸に進んでいきます。

ゲーム中の謎解きの難易度はかなり高く、謎解きに慣れていない人でないと正直苦痛に感じてしまう部分があるかもしれません。

しかしながらストーリー自体が濃厚で面白く作られているので、謎解きはオマケ程度で、答えを予め予習してゲームを進めても十分に楽しめる作品です。

①タイムマシンに乗ろう

まずはワールド入り口でゲームの言語を選択し、ゲームスタートを押してください。

言語は英語・中国語・日本語・フランス語の4種類に対応しています。

しばらく室内を散策していると、部屋の中にある白熱灯がだんだんと光を放ち始めます。

光が強くなり、右の白熱灯が割れた後、左の白熱灯が一定周期でピカピカと光り始めます。

この点滅はどうやらモールス信号を表しているようです。

部屋2階の机の上に、モールス信号の文字一覧が記された本があるので、これをもとにメッセージを解読していきましょう。

モールス信号は『P』『G』『N』のメッセージを発信しているようです。

解読した文字をリビングの隣にある円盤に入力すると、地下室への扉が開きます。

地下室へ行くとラジオが鳴りだし、謎の人物がプレイヤーに語り掛けてきます。

タイムスリップをしてニコラ・テスラの発明を回収してきてほしいと頼まれるプレイヤー。

奥にはタイムマシンと思われる機械が設置されています。

地下室の資料にあるアメリカ特許庁からの手紙に書かれている西暦、1880年を入力して過去の世界へタイムスリップをしましょう。

ダイヤルを動かし年代を入力したら、ハッチを閉めてレバーを引いてください。

するとマシンが動き出し、過去の世界へタイムスリップすることが出来ます。

②テスラの部屋の謎

まばゆい光に包まれた後、1880年当時のテスラの自宅に降り立ちます。

棚の上に置いてある鍵を持ち、机の鍵穴に差すと中央に英字と数字が書かれたボタンが出現。

机に置いてある世界地図の表がこちらの謎解きのヒントになっています。

地図に書かれている英字と数字の表を見ながら謎を解いていきましょう。

世界地図の表にならい、『A2』『A3』『B2』『B3』『B4』『C4』『D2』の順にボタンを押していくとコイル機の仕掛けが作動。

棚にしまわれているコイルを取り出し、机の上に置いてある機械に差し込むと、ハンドルが回せるようになります。

ハンドルを回すとテスラと思われる人物の光の残像と、知恵の輪のようなオブジェが登場します。

こちらのオブジェに△のリングを通していきましょう。

こちらは謎解きというよりも、イライラ棒のような手先の器用さが試される仕掛けとなっています。

手を使う都合上、デスクトップモードではクリアは難しいです。
VRモードで挑むか、VRを持っている知人を連れて攻略しましょう。

③エジソンマシーンワークス本社へ

才能が認められ、エジソンマシーンワークスへと入社したテスラ。

『謎を解いたら5万ドルを払ってやろう』と、エジソンからボーナスの提案をされます。
テスラは会社に設置されている直流発電機を稼働させるミッションに挑みます。

まずは中央に置いてある青い白熱灯、窓際においてある赤い白熱灯をそれぞれ指定の位置にセットしましょう。

青い白熱灯は階段上の端にある機械、赤い白熱灯は窓脇の梯子の上にある機械にセットします。

すると部屋の入口入って右にあるエレベーターが通電し、エレベーターに乗れるようになります。

エレベーターに乗って上へあがると、直流発電機を稼働させるためのパーツ、コイルを見つけることが出来ます。

コイルは先ほど手に入れたものを含め、全部で3つ転がっています。

2つ目は部屋入り口左の赤いドラム缶の横、3つ目は中央のテーブルの脇に置いてあります。

見つけたコイルを直流発電機にセットしてレバーを引くと、直流発電機が稼働。

エジソンから与えられたミッションを無事達成することが出来ます。

④独立へ

無事与えられたミッションをクリアすることが出来たテスラですが、エジソンに『本気で5万をやるとでも思ってたのか?』と一蹴されてしまします。

見切りをつけたテスラはエジソンマシンワークスを退社。
独立への道を歩み始めます。

余談ですが、こちらも史実に基づいたエピソード。
エジソンの傲慢さが如実に表れるエピソードとして語り継がれています。

独立したテスラは Tesla Electric Light Company(テスラ電灯社)を設立。
自身の追い求める究極の発電システム、交流発電機の制作に取り掛かります。

こちらの部屋での謎解きは2つ。

まずは設計図がたくさん貼られている机の上にある鍵を取り、交流発電機の横にある四角い箱を開けましょう。

箱を空けるとたくさんの配線とスイッチが並んでいます。

それぞれのケーブルはAのパワーライン、Bのパワーラインに繋がっているので、対応するスイッチに切り替えていきましょう。

あみだくじのようにもとを辿っていき、謎を解いてください。

全部正解するとランプが点灯します。

先程の箱の中にはもう1つの箱を空けるための鍵が置かれています。

反対側にある箱の鍵を開けると、こちらでもケーブルの繋がった基盤が現れます。
それぞれが繋がるようにスイッチを切り替えて電流を流しましょう。

赤で囲ったスイッチを右に倒すと電流が流れ始めます。

あとは中央にある交流発電機のスイッチを押すと、機械を作動させることが出来ます。

⑤電流戦争

テスラの邪魔をしようと、交流発電機のネガティブキャンペーンを行うエジソン。

檻の中にいる犬に電流を流して、その危険性を大衆にアピールしようとしています。

椅子にある映写機のフィルムを差し込むと当時の写真や資料が映し出されます。

犬を交流電気に繋いだ実験の資料の下には356Ωの記載が。

机下にあるダイヤルの数、100の位、10の位、1の位をそれぞれ『3』『5』『6』にあわせていきます。他の位は0にダイヤルをあわせて下さい。

ダイヤルをあわせた後、机の上のスイッチを押すとストーリーが進みます。

⑥実験

いよいよこちらが最後の謎解き部屋です。

交流発電機の安全性を証明するため、テスラは身体を張った実験を行います。

まずはこちらのスイッチの謎を解いていきましょう。

下にある『TEST』と書かれた赤いスイッチを押すと、上部にある白熱灯が左右に点滅します。

点滅した順にスイッチの上下を入力していきます。

アルファベットA~Hの順に、スイッチを操作していきましょう。

A(↑)
B(↑)
C(↓)
D(↑)
E(↓)
F(↓)
G(↑)
H(↓)

の通りにスイッチを切り替えると、ランプが点灯し、次の謎に挑めます。

機械の外周を見ると、先ほど④で解いた謎のように、配線が繋がっているケーブルが出現しています。

右から左へ、電流が流れるよう、3つあるうちのどれかのランプを点灯させてください。

全部の電流の配線を繋げたら、マシン入り口にある大元のスイッチレバーをクリックします。

全問正解していると、テスラの実験が開始されます。

エンディング

お疲れ様でした!

あとはエンディングへ向かうのみ。

階段を上がって外へ出ましょう。

外にあるレバースイッチを触ると、素敵な光景が待っていますよ。

史実上のテスラは変わり者で天才肌のマッドサイエンティストとして語り継がれています。

彼の頭の中ではあらゆる計算が瞬時に行われ、直感や理論で様々なアイデアを形にしてきました。

一方エジソンはテスラとは対極的に、開発の為に何度も実験を重ね、猛烈な努力で発明を行っています。

エジソンは発明を「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」と表現した一方、テスラは「エジソンのやり方は干し草の中から1本の針を見つけるようなもの。私はほんの少しの計算と理論でその労力を90%節約できる事を知っている」と批判しました。

天才の名にふさわしいのは確実にテスラの方でしたが、テスラはビジネスで物を考えることが出来ず、晩年は多額の負債を背負い、1人孤独にその生涯に幕を下ろしました。

報われない最後を迎えたテスラですが、テスラが発明した技術は現在も数多くの人々の生活の豊かさを支えています。