日本一カオスな駅がバーチャル空間「PLANETA」に登場!「バーチャル名鉄名古屋ステーション」の再現性の高さに驚愕。

9月1日11時修正

開催期間が1週間延長になりました!9月10日まで開催です!

北陸・関西・長野へアクセスも良好

日本のど真ん中、東京と大阪の中間に位置し、三大都市圏にも数えられる街「名古屋」
そんな名古屋の代表的な駅と言えば、地の名を冠した「名古屋駅」です。
「名古屋駅」といっても、JRをはじめとした複数の鉄道会社が混在しています。

名古屋駅の大手3社。おおよそな駅の位置。

そんな複数ある会社の中、地元名古屋の大手私鉄「名古屋鉄道(名鉄)」は、メタバースプラットフォーム「PLANETA」にカオスとして有名「名鉄名古屋駅」を再現したとのことで、筆者は地元民で名古屋駅に行くこともあるので遊びに行ってみました!

名鉄公式サイトにも大きく宣伝

でも、そもそもなぜカオスなのか?先にご説明しましょう。

名鉄名古屋駅がどうして「カオス」と言われる?

名鉄名古屋駅をよく利用する人にとっては、日常の風景ですが、慣れない人にとっては「カオス」と思われても不思議ではない駅なのです。

カオスと言われている理由は、主に地下に上下2本しかない線路を使っておよそ10方面の電車をさばいているところにあります。

駅のホームを現した図。とってもシンプルでわかりやすい!ハズですが…

首都圏でも会社同士の乗り入れで、行先や方面が多種多様になることがありますが、名鉄の場合は自社のみ、線路は上下合わせても2本しかない凝縮っぷりなのです。

電車の発着の間隔は最短2分となることも。
そのため、電車が発車したらすぐにまた電車がやってくる光景が日常茶飯事です。

方面だけでこれだけ。行先ともなると…

電車の間隔が短かく、行先が多種かつ行先ごとに並ぶ場所も異なりホームも乗る専用・降りる専用に分かれ、他県民からしたらまさに異様な光景となっています…
初見殺しがすぎることから名古屋駅の略称である「名駅」をもじって「迷駅」と呼ばれることも。

文字の羅列で、書いている側としても混乱するほどです…。
そんな「迷駅」がバーチャル空間に登場…カオスっぷりを体験出来てしまうのか…?

バーチャル名鉄名古屋ステーション!

地上から駅へと続く入り口

8月27日にアルファ版配信が開始されたメタバースプラットフォーム「PLANETA」をパソコンにインストールし、メタバース空間の「名鉄名古屋駅」へ遊びに行ってみました。

リスポーン地点は、西改札口。
わかる人に言うと名鉄百貨店のエレベーターとかQBハウスのあるところ。

広小路口出て横断歩道を渡ったところ(筆者が現地にて撮影)

改札

筆者的には、一番よく使う西改札口です。

リスポーン地点の階段を降りると改札口にたどり着きます。
案内表示や券売機に運賃表。実際にあるものがそのままリアルに再現されています。

この時点で、とてもリアルさが伝わるかと思います。現実の写真ではなく、バーチャル空間で撮った写真です。

ホーム

改札を抜けるとホームへとワープします。
ホームには、現実と同じ時刻に同じ行先の電車がやってきます。超リアル…!

電車も現実と同じく、降車側ドアが開いてから乗車側ドアが開くという再現も。
電車の中にも乗ることもでき、内装もクオリティが高く仕上がっています。

カオスの代名詞である「行先ごとに並ぶ場所」も再現されており、実際にその場所に並んで体験もできます。
どこを見ても質感が本物のそれで、再現性の高さに驚いています。

行先ごとの乗り場の表示も再現。電車が来ると切り替わります。
行先ごとに色分けされたテープの位置に並びます。

現実と同様にバーチャル空間でもやってくる電車に対しても、乗り場の案内がされる徹底ぶり。
普段は人でごった返しているホームですが、人が居ないとこういう風景なんですね…

電車

電車の内装である、座席や運転席なども細かく作られており、実際に乗っているかのようです。
名鉄使う人ならこのリアルさが伝わるはず…!!

指定席車両のミニテーブルの案内もこの通り
ドアに貼ってある注意書きステッカー

DJブース案内体験

DJブースとはなんだ…?と思われますが、係員さんたちが電車のアナウンスをする「運転室」とよばれる部屋のことです。

名鉄では、ほとんどの駅で到着アナウンスに自動放送が利用されていますが「名鉄名古屋駅」では、手動でのアナウンスが多くされています。
最短2分という詰めに詰まれたダイヤで、何か起きた時にも柔軟に対応できるように人の声でアナウンスしているのだそう。

そんなアナウンスを「DJブース」に入り、マイクを使って実際にアナウンス体験がゲームのように楽しむことが出来ます。

DJブース体験の様子
停車駅とか車両の停車位置とか…

ストーリーコレクト

ホームにキラキラしたものを見つけたら見てみよう!

“迷駅”ストーリーコレクトと称し、コレクション要素もあります。
ホーム上に散りばめられた、10個の名鉄にまつわる話を見ることが出来ます

10個全てコンプリートすると、いいことがあるかも?

名鉄ライブラリ

現実では、吉野家・ファミマのあるスペースには「名鉄ライブラリ」という特設コーナーが設置されています。

Web版 名鉄ライブラリーでは見られない資料の数々が展示されています。

さいごに

バーチャル空間に登場した、地元民も納得のリアル再現された「バーチャル名鉄名古屋ステーション」でした。
近々名鉄の名古屋駅に行く予定がある人は、駅の使い方の練習にもなるのかも…?

この「バーチャル名鉄名古屋ステーション」に来てアンケートに答えると特別な商品がもらえるチャンスもあるので回答してみてくださいね!

バーチャル名鉄名古屋ステーション 概要

開催期間:2023年8月25日(金)8月27日(日)から9月10日(日)
入場料:無料
体験方法:Windows PC (VRゴーグル接続も可)にメタバースプラットフォームPLANETAをインストール
【動作環境】
OS:Windows 10
CPU:Intel core i5 第11世代 以上
GPU:NVIDIA® GeForce® GTX 1660 Ti 以上
メモリ:16GB 以上
ストレージ:SSD 128GB 以上(空き容量:30GB 以上)

メタバースプラットフォーム「PLANETA」では、クラウドファンディングも行っており「アバターの顔写真付きmanaca」といった名鉄とのコラボから生まれた返礼品も…!?

公式Xでのアナウンス

カオスな「名鉄名古屋駅」ですが、将来的には再開発でカオスが解消される…?な計画が持ち上がっていたりします。
執筆時点では「事業の方向性が決まる2024年度以降の方向性が未定」とのことで、当分は今のままの初見殺しのカオス続いていくと思われます。

当記事で紹介した写真は(特記がない限り)全てバーチャル空間内で撮影したものです。

遊びに行く方法

先述の動作環境を満たしたパソコンで、バーチャル名鉄名古屋ステーション特設サイトまたはPLANETA 公式サイトからメタバースプラットフォーム PLANETA をダウンロードし、インストール!

基本的な操作方法

アカウントを作成後、PLANETA を起動すると家に出現します。
キッチンにあるワープゾーンに飛び込むと「バーチャル名鉄名古屋ステーション」に遊びに行けます!

ESCキーを押すとメニューが開きます。

SteamVR を起動した状態で、VRモード にすると自身の VR 機器で体験することも出来ます。

参考記事など

バーチャル名鉄名古屋ステーション特設サイト – 名古屋鉄道
名鉄ライブラリー – 名古屋鉄道
バーチャル名鉄名古屋ステーション プレスリリース – 名古屋鉄道
名駅再開発「基本設計」に着手 名鉄「新たなランドマーク目指す」 – メ~テレニュース
名鉄の「迷駅」、名古屋駅は4線化でもう迷わない – 東洋経済オンライン

関連記事

名鉄のお隣のJR東海と近鉄は、プラットフォームが各々違いますが、名鉄よりも先にメタバース空間に参入しています。

JR東海 名古屋駅

近鉄不動産 あべのハルカス


投稿者プロフィール

Note(のーと)
Note(のーと)
無言勢として、鏡文字を描いてます。