体験型ホラーイベント「響」 先行体験レビュー【寄稿】

AsaLi氏(Xアカウント:@asari_vv)が主催する、体験型ホラーイベント「響」は7,8月にかけてVRC上で開催される。
そのイベントで実際に体験したことを綴る。

※本記事の写真は許可を取った上で撮影してあります。

屋敷の噂

見知らぬ4人がとある屋敷の前に集まった。
どうやらみな、山道をさまよっていたらここにたどり着いたらしい。
そして全員”屋敷の噂”を耳にしたという。
好奇心から私含めた4人は屋敷の中へと踏み入れる。
すると「ギィィ」という錆びついた音が後ろから聴こえ、振り返ると扉が閉まっていた。
閉じ込められた。
先に進むしかないと奥へ足を運ぶと1人の女性がいる。
戸惑いながらも声をかけると、屋敷からの脱出方法を教えてくれた。
どうやら3つの鍵を探し出し、扉を開けることでここから出られるとのこと。
ただし、”屋敷の主”には見つかってはいけないという。
恐怖心に満たされながらも脱出するために4人で屋敷の奥へと進む。
これから協力して鍵を集めなければいけない。
そしてあの女性が言っていた言葉を思い出す。
「この屋敷の主、目は良くないが”耳はとてもいい”」

屋敷の探索

いつ襲ってくるかわからない。
一刻も早く脱出しなくては。
効率的に鍵を集めるために2チームに分かれることになった。
我々のチームは1階、もう片方のチームは2階を探索することとなった。
ただこの屋敷、3階建てである。

ライトがないと暗くて進めないような廊下を進み、いたるところに襖が見える。
開けてみるとどれも似たような畳の部屋が広がっており、暗がりにライトを向けるとタンスがある。
引き出しを一つ一つ開け、鍵を探すがなかなか見つからない。
しばらくすると階段を下りてくる誰かの足音が聴こえる。
「あれ、もう片方のチームはもう鍵を見つけたのかな」
そう思っていると、足音はどんどんこちらの方に近づいて来る。
それに低いうなり声をあげている。
違う、屋敷の主だ。

屋敷の主

急いでどこかに隠れようとするもそんな場所はどこにもない。
せめて目立たない場所へと私は屏風(びょうぶ)の裏にライトを消して息をひそめる。
パートナーは部屋の奥の方に縮こまっている。
すると低いうなり声と共に、「屋敷の主」は真っ暗なこの部屋に入ってきた。
我々を探しているのか、部屋の中をゆっくりと徘徊する。
そして私の目の前まで来た。
屋敷の主が私の顔を品定めするように見てくる。
いや目は見えないのだから、認識できていないはず。
ただ、”見られている”と錯覚するには十分なほどの恐怖を感じた。
すぐさま背を向けて逃げ出したいところだが、
「この屋敷の主、目は良くないが”耳はとてもいい”」
このセリフを思い出し、どんな些細な音でもたてまいと動くことさえはばかられる。
はやくどこかへ行ってくれ、と心の中で叫ぶことしかできない中、
「カチッ」
という音とともに、部屋の奥から屋敷の主がライトに照らされる。
どうやらパートナーがライトをつけてしまったようだ。
そして、はっきりと見えた屋敷の主の姿。
死装束のような白い服。
長く伸びた髪の隙間から見える怨念に満ちた不気味な顔。
一瞬の出来事だった。
気が付くと屋敷の主は、カチッという音がしたパートナーの方へ向かっていったが、
ライトが点く音を最後にそれ以降何一つ物音はしなかった。
それからしばらくして、恐る恐る部屋の奥を覗いてみるとそこには誰もいなかった。
パートナーが身をひそめていた部屋の隅のタンス。
今まで通り一つ一つ開けていくと、それはあった。
一つ目の鍵だ。

これはまだ始まりに過ぎない。
パートナーが消えた。
分かれた別のペアも気になる。
でも早く他の鍵を探さなくてはならない。
そしてこの場所には”屋敷の主”がいる。

孤独と不安と恐怖に包まれながらも、さらに屋敷の奥へと足を踏み入れる、、、。

続きはぜひ、あなた自身の体験で。

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https://x.com/asari_vv/status/1807633998145061090

寄稿者紹介

いななほ

潔癖症メスガキVR怪談収集家&VRCアバターモデラーのいななほ(倚那 亡穂)です。まとめると、メスガキのいななほ。

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