【VRChat 2025.3.4】アイテムやステッカーなど限定商品が買える?「ショップ」機能が登場!

10月15日未明(JST)、VRChatはバージョン2025.3.4(Build 1726)をリリースしました。

今回のアップデートでは、ショップ機能が追加されました。
この記事では、バージョン2025.3.4(Build 1726)のアップデート内容と前回のアップデートからのあれこれをご紹介します。

動画でも!

今回のアップデート内容

「ショップ」登場!

クイックメニューに追加された「Shop」

クイックメニューに新しく「ショップ(Shop)」が追加されました。
このショップでは、従来の「アバターマーケットプレイス(Avatar Marketplace)」「ワールドストア(World Store)」「グループストア(Group Store)」や今回追加された販売されている「限定(Exclusive)」のVRChat内で使えるアイテムなどがショップに集約されています。

ショップで販売されているもの
  • アバター:Unity不要で購入後すぐ使えるVRChat内でのアバター
  • ワールド・グループストア:特定のワールド内で使えるアイテムなどの特典
  • 限定:ステッカーや限定商品などの様々なアイテム
ショップのようす。Shopタブがメインメニューにも追加されました。

追加されたショップ内の「限定」コーナーでは、VRChat Credits()を使って、ステッカーや絵文字やポータル……とにかく様々な期間限定アイテムの交換ができるようです。

販売されている様々なアイテム

ライブリリース時点では「Spookality 2025」に関するバンドルやアイテムが販売されています。

販売されているラインナップ
  • L1-V3 Portal:ポータルの見た目が変わります!
  • Spookality Emoji:Spookalityの特別仕様の絵文字
  • Premium Spookality Stickers:Spookalityの特別仕様のステッカー
  • Kath:ブラウン管テレビのようなコンパニオン
  • Treats:もちもちした悪魔のようなコンパニオン
  • Companion Bundle:上記2種のコンパニオンのセット
  • Spookality Bundle:上記すべてがまとまったお得なバンドルセット
  • Candy Codex:Candy Quest(後述)に必要な無料アイテム
  • Free Spookality Stickers:昨年登場したSpookalityステッカーが復活!無料!

なお、単体での販売とバンドルでの販売が行われているので、アイテムの重複購入にご注意ください!
ちなみに「Spookality Bundle」の通常価格は、2,400VRC Credits=およそ20米ドル(約3,000円)で販売。

販売期限が近付くと、終了までの日数が表示されます。

期間限定のアイテムをお見逃しなく!

中でも、ポータルの見た目が変わる「L1-V3 Portal」連れ歩けるコンパニオンの「Kath」と「Treats」が一番の注目アイテム!

コンパニオン

出現させるとついてくる!?撫でることもできる、愛らしいコンパニオンキャラクターです。
後述の「Candy Quest」のカギを握っているらしい…?

ポータル

従来のポータルに比べ、ゴツくなりました。
迫力のある、油をさしたくなるような機械感満載のポータルに!

型番は「L1-V3」。LEET表記での「LIVE」?
変更は「インベントリ」の「Cosmetics」から

プロフィールに「ウォレット」追加

プロフィール内のタブに「ウォレット」が引っ越し、従来よりもわかりやすく……?

プロフィール画面の「プロフィール」「ウォレット」「インベントリ」のタブ

キャンディ・クエスト

11月6日(PST)までの期間で、ショップで無料で配布されている「キャンディ・コーデックス(Candy Codex)」を入手し、キャンディを集める「キャンディ・クエスト(Candy Quest)」が開催。
クエストをこなすと、特別なバッジがもらえる……!?

このキャンディ・クエストは、キャンディ・コーデックスを持ち歩き、他のユーザーが連れ歩いているコンパニオンと仲良くすることで進行させることが出来ます。

ショップで配布の「Candy Codex」
コンパニオンの「Kath」と「Treats」を見つけてキャンディを貰おう!

なんだかニンテンドーDSのすれ違い通信みたい……?

VRC+特典 10%オフ!

割引がある商品には「with VRC+」の表記があります。

VRC+加入ユーザーは、一部アイテムが割引されているようで、オープンベータの「ポータル」は10%オフの720で販売されていました。

ショップの品物をギフト!

アバターマーケットプレイス・ワールドストアで販売されている商品は、フレンドにギフトすることも出来るようになりました!
「購入(Buy)」ボタンの横にある「🎁」ボタンから、フレンドにギフトとして贈ることができます。

アバターマーケットプレイスのアバター詳細ページ(うにに)
ワールドストアのアイテム詳細ページ(R3 Xross Discs++)
プレゼントしたいフレンドを検索!

VRChat Creditsとは?

今回のショップを利用するには、まずVRChat内でのみ使える『VRChat Credits(以下、クレジット・Credits)』というものを入手する必要があります。

なおクレジットは、ショップ内の「グループストア」や「アバターマーケットプレイス」・「ワールドストア」での購入などにも使用することが出来ます。(執筆時点では、VRC+には利用できません)

クレジットの追加方法

コンテンツを購入するためには、まずクレジットを追加する必要があります。
クレジットの追加には、クイックメニューまたはメインメニューにあるマークからウォレット(Wallet)に入ります。
その後、追加したい数を選択し決済することで追加できます。

Steamでのクレジット購入価格
  • 600クレジット:4.99米ドル
  • 1,200クレジット:9.99米ドル
  • 2,400クレジット:19.99米ドル
  • 3,600クレジット:29.99米ドル
  • 4,800クレジット:39.99米ドル
  • 6,000クレジット:49.99米ドル
  • 9,000クレジット:74.99米ドル
  • 12,000クレジット:99.99米ドル

クレジットは、Steam以外でも購入可能です。

購入が完了すると通知が届きます。

クレジット(VRChat Credit[s])は、アイコンまたは「\V」と表示されます。

そのほかのアップデート

  • クイックメニューを一時的にちょっとだけ変更。
    バージョン2025.4.1にて、クイックメニューの改良版をリリース予定。

そのほか、紹介していないバグ修正などはリリースノート参照。

おまけ:オープンベータでの様子

オープンベータでの「ショップ」

オープンベータ時点でのショップには、「ポータル」と「Spookalityステッカー」がラインナップされていました。

ライブリリース版とはちょっと違うポータル「B3-7A」
型番はLEET表記での「BETA」

2025.3.3リリース以降に公開されたあれこれ

コミュニティガイドラインの更新

コミュニティガイドラインが改定されました。
よりわかりやすく、“Trust & Safety”チームの拡充・未成年者保護対策の強化や通報システムの強化についても追加されました。
詳しくはこちら

VRChatの利用規約(ToS)や基本的な考えは従来通り変わっておらず、コミュニティガイドラインに適用すべきルール・方針をわかりやすい形で記載したものです。

9月25日のデベロッパーアップデート

  • Spookality 2025がやってきた!10月13日まで作品を募集中。こちらから
  • (前述)コミュニティガイドラインが更新されました。しかし、誤った内容の情報が拡散されています。翻訳でもいいので、一度目を通しておきましょう。
  • Discordアカウント連携によるアカウント作成・ログインがまもなく出来るように。
  • 一部のユーザーに、VRChatに関するアンケートまたはユーザビリティテストへの依頼メールが来ることがあります。
  • クローズドベータにて実施中のワールド向け「PhysBones」「Contacts」「Constraints」機能についての報告。こちらから

Unityの脆弱性についてのアナウンス

Unityから届いたメール

Unityが公表したセキュリティ脆弱性に関する修正を行ったバージョンのVRChat 2025.3.3p1(Build 1712)をリリースしました。

Unity 2022.3.22f1を使い、Unity Hubを利用する際、警告が出ますが無視してもらって大丈夫とのこと。

10月10日のデベロッパーアップデート

  • Spookality 2025まもなく開催。
  • 2~3週間後に、古いバージョンを使用したアバターの新規アップロードが出来なくなります。
    既存のアバターについては、バージョンが古くても(SDK3.9.0以前)問題はないものの、新規でアップロードする際は、SDK3.9.0(最新版)を適用するようにしてください。
  • 今回のリリースついてバージョン2025.3.4のオープンベータを実施中。10月9日のリリースを目指していたものの、トラブルに見舞われてしまいました。サプライズもあるのでお楽しみに。
  • デバッグUIのリニューアルを実施中。
    現行では「起動オプション『--enable-debug-gui』で起動後、『RShift, ~,任意の数字』を同時押し」することで起動できたワールドデバッグビュー(World Debug Views)ですが、今後のアップデートでクイックメニューからアクセスが出来るようになります。
従来のデバッグ画面のログ
刷新後のデバッグUI(デベロッパーアップデートより)
  • 「レガシーアバター(Legacy Avatars)」が廃止予定。
    しかし、アバターが消されるわけではなく、項目が無くなるだけなので、レガシーアバターになりたいときは、デベロッパーアップデートにリストアップしたアバター名からアクセスし、アバターを変更することが出来ます。こちらからどうぞ!
VRChatで数年遊んでいるユーザーには、Fallbackやデフォルトのアバターとしてなじみ深いアバターたち。

ビデオパッチノートの質問コーナー

今回も「ユーザーからの質問の答える」コーナーを意訳を交えて紹介。

Straszさんが今回も答えていきます(質問コーナーは3:05~)

――VRC+ユーザー向けに、ロード画面を昔のものに変更できるオプションが欲しい音楽も落ち着いていて素敵だった。

「10周年」の際にワールドとして復刻したロード画面(記事)


いいアイデアですね。私たちも気に入っています。

――ユーザー同士が共有できる、特定の永続的なインスタンスのホームワールドを設定するオプションがあれば、楽しい機能となるのでは?

以前同じようなアイデアを考えたことがあり、クールなアイデアだと思う。でももし、グループに所属している人たちがたまたま全員同じインスタンスに参加することとなったら……?
しかし、興味があります。なので、コメントで教えてください。

――音声入力機能を実装して、プロフィールやイベントを入力したり、音声で検索したり、ちょっとした調整をできるようになる予定はありますか?

悪くないアイデアですね。深く検討はしていませんが、VRでの入力が苦手な人が多いことを考えると検討してみる価値はありますね。

――ユーザー(クリエイター)を登録して、新たにアップロードされたアバターやワールドを通知する機能が欲しい!

私もそう思います。社内で検討されているアイデアでもあります。現在はグループ機能を使って同様のことは出来ますが、新しいコンテンツのフィードがあればさらに良いでしょうね。

――アイトラッキングにおけるFoveated Rendering(中心窩レンダリング)についての計画はあるか知りたい。

過去に社内で検討したことがありますが、技術的な制限がありFoveated RenderingやFSR(FidelityFX Super Resolution)に関する質問はいずれも、レンダリングパイプラインの問題に衝突してしまいます。
ユーザーがカスタムシェーダーを使用して、コンテンツをアップロードできるようにしているため、変更をしてしまうとコンテンツの破損や不安定化などにつながる恐れがあり、VRChatに対して大きな支障をきたさないことを確認しておく必要があります。

リリースノートはこちら(英語)

https://docs.vrchat.com/docs/vrchat-202534

関連リンク(英語)

9月25日公開 Developer Update – 25 September 2025
10月10日公開 Developer Update – 10 October 2025

Our Commitment to Enhance User Trust and Safety – VRChat公式ブログ
Candy Quest – VRChat
Candy Quest FAQ – VRChat Help Desk

Unity プラットフォーム保護: 開発者向け修正ガイド

前回のアップデートはこちら!

投稿者プロフィール

Note(のーと)
Note(のーと)
VRChatに住む無言勢。
主に鏡文字とVRChatのアップデートについて書いてる人。