【VRChat】初代Questのスタンドアロン向けサポートの終了日を公開。6月30日にサポート終了。

初代「Oculus Quest」(以下、初代Quest)の画像

VRChatが現地時間5月4日に公開したデベロッパーアップデートで、初代Questのスタンドアロン向けサポートの終了日が告知がされました。

理由として、Metaが初代Quest向けのSDKを非推奨としたため、VRChatでのサポートが終了するようです。

初代Questスタンドアロン向けサポートの終了は、2023年6月30日
6月30日以降は、スタンドアロンの初代QuestでVRChatが動作しなくなる可能性が示唆されています。

しかし、スタンドアロンでなく「Virtual Desktop」や「Quest Link」などを介してPCVRとして初代Questを利用することは引き続き可能です。
これらのアプリも今後、同様に初代Quest向けのサポートが終了する恐れがあるので、各アプリ・サービスの発表をご確認ください。

初代Questについて

Questシリーズの初代「Oculus Quest」は、Oculus(当時)が2019年5月21日に発売したスタンドアロン型のVRヘッドセット

黒色の本体で、ディスプレイにはOLEDが搭載されています。
販売価格は、64GB 49,800円・128GB 62,800円。

2020年10月「Oculus Quest 2」の発売に伴い、販売終了。
その後「Oculus Quest」シリーズは、Meta社の社名変更に伴い「Meta Quest」シリーズとなりました。

Metaでの対応

Metaは、すでに初代Quest向けにv50以降のソフトウェアアップデートを提供していませんが、2024年8月まで重要なバグ修正やセキュリティパッチなどの更新をしていく予定です。

Quest 1は4年以上前に発表され、2020年に販売を終了しました。Quest 1のコミュニティに感謝するとともに、今後も引き続き、利用者の皆さまをサポートいたします。現在ご使用中のQuest 1ヘッドセットは引き続きサポートされますが、いくつかの変更があります。

Meta Storeヘルプセンター Quest 1に関する変更 より

まとめ

初代「Quest」と後継機の「Quest 2」(Meta Quest for Deveropersより)

あくまで初代「Quest」のみでのVRChatでのサポートが終了されるので、PCVRでの使用やVRChat以外のアプリケーションの起動が出来なくなるわけではありません。
しかし「Quest」という新しいVRChatの遊び方を開拓した、初代デバイスの終わりが徐々に近づいています。

初代Questの発売当初から、Questユーザーの集まる場として活躍した「Quest日本集会場(通称:クエ集)」もサポート終了と同じく、6月30日に閉鎖し幕を下ろすことが決まっています。

「初代Quest」を使ったことのある方は、この機会に思いを馳せてみてください。

参考記事

VRChat公式(英語)

2023年4月13日公開 デベロッパーアップデート
2023年5月4日公開 デベロッパーアップデート

Meta Quest for Developers(英語)

2023年4月1日公開 Navigating Changes to Quest 1: Updated Guidance for Developers
2023年2月1日公開 Upcoming Changes to Quest 1

Meta公式(日本語)

Meta Questリリースノート
Meta Storeヘルプセンター Quest 1に関する変更
Meta Questブログ ソフトウェアアップデートv50