VRChatでは以前からアプリを使った2段階認証が導入されており、昨年10月からは「メール認証」を使った認証が2段階認証を使っていないユーザーに順次導入されました。
VRChatに限らず様々な場面で目にしたことも多いかと思いますが、UnityでのVRChat SDKログイン時にも必須となったため、今回の記事は「VRChatの2段階認証とは?」と称しご紹介します。
目次
2段階認証とは…?
2 段階認証とは、ウェブサービスなどにログインするときに ID とパスワードの入力以外に、アプリやセキュリティ コードでの追加認証を行い、本人確認することでセキュリティを強化する仕組みです。
(中略)
2 段階認証では、本人が設定したパスワードを「知っている」ことに加え、ログインするための自分が所有するスマホなどのデバイスに本人証明するための通知があり「持っている」ことが認証条件となります。「知っている」だけでログイン認証ができてしまうとパスワードが漏れた場合、不正アクセスを許してしまいますが、「持っている」という条件が加わることで「物理的にモノが盗まれない限り不正アクセスされない」という強固なセキュリティになるのです。
万が一 ID とパスワードが第三者に知られた場合でも不正アクセスを防げる可能性を高められるのが 2 段階認証だといえるでしょう。
Android公式サイト 2 段階認証とは より
ざっくり言うと、設定しているパスワードとは別の第二のパスワードのようなものです。
そうすれば、セキュリティが格段に向上するという話です。
世間では、2段階認証にはいくつか方法があり、電話番号を使ったものやアプリを使ったものがあります。
SMSやメールでの認証
メールをつかった認証です。登録した電話番号やメールアドレスに番号が送られます。
音声通話での認証
持っている電話に自動音声から電話がかかってきて、番号を教えてくれる方法。
アプリでの認証
スマートフォンのアプリを使ったタップのみで済むものや番号を入力する方法。
VRChatでの2段階認証
VRChatでは、セキュリティ向上のために2段階認証を導入されており、アプリまたはメールを使って番号を入力して認証する方法が採用されています。
メール認証
特に設定しない限りは、ログイン時にメールアドレスに番号が届きます。
アプリ認証
公式で推奨しているのは、アプリで番号を表示する方法です。
設定方法としては、画像にも書いてありますがVRChat Homeにログインして設定を行っていきます。
公式では、Authy(iOS/Android)を案内していますが、他にもGoogleの公式アプリ(iOS/Android)やiOSのパスワード管理機能なども利用ができます。
用意したアプリを起動し、表示されたQRコードをスマートフォンで読み込み…
アプリに表示された6桁の番号を入力することで登録が完了します!
次回以降ログイン時には、アプリを開いて6桁の番号を入力することでログインできるようになります。
もしもスマートフォンが故障したり使えない状況になった場合は、VRChatにログインすることができなくなります。
そんな緊急時にログインできるようにする「リカバリーコード」を発行して、保存しておくと安心です。
ログイン方法
現在のVCCを使ったVRChat SDKでは、メール・アプリでの2段階認証に対応していますが、3,4年以上前のものでは、機能しないのでSDKのアップデートを呼び掛けています。
ログインできない!となったら
もしも、メール認証が何らかの理由で通らない場合、下の「メールが届かない」もしくはヘルプデスク(英語)をご覧ください。
アプリ認証の場合は、再度導入してみるかメールで届いていないかをご確認ください。
それでも解決しない場合は、サポートリクエスト(英語推奨)を送ってみてください。
さいごに
今回紹介した「2段階認証」を使うことで、セキュリティを高めることが出来ます。
VRChat以外にも、TwitterやDiscordなど多くのサービスに使われているので、面倒くさいかも知れませんがアカウントを守るため設定してみてはどうでしょうか?
VRChat公式のドキュメント(英語)
https://docs.vrchat.com/docs/setup-2fa
https://hello.vrchat.com/blog/email-verification
OculusMeta・Viveportのアカウントでログインしている。詳しくはヘルプデスク VRChatからメールが届かない(英語)を参照。