
VRCHAT映像制作団体『VRC Movie Club』が2025年9月17日、同団体の新作となる連続短編シリーズ映画『終末世界より。』の第1弾 “#1 Welcome to the end of days.” を公開しました。
物語のあらすじ

本シリーズは外宇宙からの小惑星の落下と、そこから広がった人を凶暴化させる未知のウイルスパンデミックによって崩壊したアメリカが舞台。
夜空を覆う無数の流れ星が我々に届けたのは、成就した願いではなく破滅の始まりでした。
エリカとダレン、旅する2人が出会ったもの。

主人公となるのは、ニューヨークからサンフランシスコを目指して旅をする生存者の2人組、エリカとダレン。
終わってしまった世界で旅を続ける2人、そしてその道中で繰り返される出会いと別れの数々。本作はその物語を描くシリーズ映画の始まりとなります。
世話になっている生存者キャンプに協力するため、物資集めへと出かけた2人。軍が一掃したはずの「感染者」の存在を確認し、出所を探ることに。

「感染者」を倒した人間がいるかもしれない、と近隣の民家に立ち入りますが……。

…どうやら、手遅れだったようです。2人は「感染者」の襲撃を受けました。

無事「感染者」を退けた後に二人は家にある物品の中から有用なものを探し出します。

エリカが小さなDVDプレーヤーを一室の隅に見つけました。

そこに映っていたのは、パンデミック発生前から撮られていたであろう、カップルの仲睦まじい映像。描かれていくは小さくも暖かな幸せの日々。この行く末は如何に……。
この続きはぜひ本編をご覧ください!
本作の見どころを一部紹介!
本作は随所にこだわりがつまった映像作品です。ここでぼくが感じた見どころを一部ご紹介します!

「感染者」の恐ろしいビジュアルもさながら、張り詰めた緊張感のある楽曲からも主人公の感じる恐怖が伝わってきます。

戦闘アクションも見どころの一つ。アバター用の武器アイテムの精巧な仕上がりがリロードなどの細かい動作を再現し、全身を駆使する役者の動きをさらに引き立てていきます。
また、パンデミック映画といえば軽快なノリや皮肉、罵倒混じりなど登場人物たちの独特な「あの口調」。これもかなり意識されており、映画としての仕上がりをかなり高めている印象がありました。
本編はYouTubeにて公開中!こちらから!
悲惨極まりない終末の世界でも、そこに息づいている「いのち」の数々。
エリカとダレンは旅をしていく中、それらとの出会いを重ねて物語を紡いでいきます。
文明が崩壊した後でも日々には戦いや滅びばかりではなく、残骸の中から見出す楽しみや生きる希望がまだ微かに残っているのです。
―ボクたちは、終わった世界で終わりのない旅をする。
関連情報
VRC Movie Club -ぶいちゃ映研-公式X
https://x.com/VMC_Creation
投稿者プロフィール

- 広報部隊長(元二代目編集長)
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楽しいこと、誰かが頑張ってる姿を見ることが大好きなVRライターです!
ぼく自身もVRChat上でいろんな活動してます!
バーチャルの楽しいことをたくさん知ってもらえるようがんばります!
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