
新たな表現に挑むVR劇団『コネクトクルー』が、7月14日より本公演をスタートしました。そちらの公演初日を観劇させていただいたので、レポートにしてお伝えします。
舞台となるのは、バーチャルマーケット2026 Summerの一般出展ワールド『幻想コロニー コクーン水族美術館 Redive PULSE』。アバターや衣装のブースが立ち並ぶなか、どのような演劇が生まれるのか。その仕組みと魅力をご紹介していきます。
目次
狭さを力に変える、新しい舞台のたのしさ

本公演では、小さな舞台の中で演者たちが小さな姿となって物語を演じます。
登場人物が必ずしもリアルな人間らしい大きさである必要はないという発想が、VRならではの自由な表現を形にする劇団コネクトクルーらしい挑戦だと感じました。
この小さなキャラクターや登場する小物も、劇団員の方々が制作されたとのこと。役者だけでなく、作品ごとに劇団員の関わり方が変わる点も、劇団コネクトクルーの面白さのひとつだと思います。
そして、今回のVket特別公演は、短編演劇二本立て。まったく違う方向性を持つ二つの作品についても、続けて紹介していきます。
あなたの身にも起こりそう!? VRChatが舞台の『蜃気楼』

いつものようにフレンドとチルワールドで過ごすVRChatの時間。リアルが満たされているフレンドと、どこかもやもやした感情を抱えた自分。その感覚に、自身を重ねてしまう人も多いのではないでしょうか。私たちにとって身近な世界や感情が、丁寧に描かれた作品だと感じました。
そして、いつも鏡に映る自分のアバター。もし、そのアバターが自分を見つめ返し、何かを感じているとしたら……。そんなSFのようでいて、どこかリアルに感じられる物語を楽しませていただきました。
さらに特筆すべきは、この小さな紙芝居台のような舞台と大きなVketの会場を巧みに組み合わせた独自の演出。この場所だからこそ可能な見せ方で、そのシーンを見たとき思わず感心してしまいました。
女性ひとりが語る物語 『主観に棲む猫』

女性の幼少期に起こった猫との出会い、そして現在へとつながっていく物語です。
捨てられていた一匹の猫を拾った少女。ですが、その猫は不思議な特徴を持っていることに気が付きます。
その不思議な特徴を利用して、たくさんの時間を猫と過ごした女性ですが、大人になり、ある現場に遭遇します。そしてこの女性が気付いたこととは……。
すべてをひとりで語り演じる姿に、こういう演劇の形もあるのかと驚かされ、その表現スキルの見事さに感動しました。
こちらの演者の方は、今年の春頃加入された団員さんでした。舞台に立つのが初めてとは思えないくらい見事に演じきっていて本当に素晴らしかったです。
新しい表現へと漕ぎだすVR劇団コネクトクルー
今回このVket特別公演を実施している劇団コネクトクルーは、2025年11月に旗揚げ公演『砂の海 -小瓶の中の希望-』を開催し、2026年4月にはコラボ演劇『OKEANOS DESCENT -光を失わないために-』にてライド型イマーシブ演劇の公演を行った新設の劇団です。
共同主催Nobartさんと七彩式部さんの元に集まった多ジャンルな仲間たちが新たな表現の可能性に挑戦し続けています。
何やら今後も新しいことを計画しているというようなお話を聞いたので、これからの展開も楽しみですね。
公演情報

本公演日程:
7月14日(火)
7月22日(水)
7月24日(金)
22:00 開場
開催場所:
Vket2026Summer 幻想コロニー コクーン水族美術館 Redive PULSE
グループインスタンス公演(事前予約制)
※事前予約は終了しています。
関連リンク
劇団コネクトクルー
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投稿者プロフィール

































ネコノヒゲ
VRChatのいろいろなイベントに遊びに行きます。職業は猫。