HTCは本日、2018年に最初に発売されたViveProヘッドセットのアップグレードバージョンであるVivePro 2を発表しました。
価格は高級路線を歩む一方、解像度の高さにこだわった質の高いヘッドセットとなっています。
VIVE Pro2 スペック表
価格 | ヘッドセットのみ 800ドル(日本円 約8万6千円) フルキッド 1,400ドル(日本円 約15万円) |
解像度 | 2,448 × 2,448 (片目) |
リフレッシュレート | 90Hz, 120Hz |
視野角 | 120° |
コネクタ | USB 3.0, ディスプレイポート 1.2 |
トラッキング | SteamVR Tracking 1.0 or 2.0 |
Vive Pro 2の最大のアップグレードは、新しいディスプレイ。
ヘッドセットが有機ELから離れて液晶ディスプレイに移行する一方で、解像度はVive Proの片目あたり2.3MP(1,440×1,600)から片目あたり6.0MP(2,448×2,448)に跳ね上がりました。
これにより、VIVE Pro2のディスプレイはクラス最高の解像度を実現し、Quest 2(1眼あたり3.5MP(1,832×1,920))やReverb G2(1眼あたり4.7MP(2,160×2,160))などのヘッドセットをはるかに超える解像度を打ち出しています。
さらに新しい液晶ディスプレイは、解像度の向上に加えて、リフレッシュレートを90Hzから120Hzに引き上げています。
また、HTCによると、新しいデュアルエレメントレンズの設計により、Vive Pro 2の対角視野は120°(Vive Proの110°から上昇)になります。
デザインはVIVE Proから引き続きの人間工学的造形
Vive Pro 2の内部はアップグレードされていますが、外側のヘッドセットはVive Proとほぼ同じデザインになっています。
VIVE Proの優れた人間工学的造形はVive Pro 2にも引き続き受け継がれ、ヘッドストラップを締めるための背面のダイヤル、アイレリーフ調整、IPD調整など、さまざまな調整が可能となっています。
各種アクセサリもサポート
Vive Pro 2は、最近リリースされたフェイシャルトラッカーや、ワイヤレスアダプターなど、Viveアクセサリと互換性があります。
ViveワイヤレスアダプターはVivePro 2で最大90Hzをサポートしていますが、ヘッドセットのフル解像度をサポートするかどうかは不明です。(詳細については、HTCにお問い合わせください)
もちろん、ヘッドセットは、ViveTrackerやTundraTrackerなど、SteamVRTrackingなど、他すべてのアクセサリにも対応しています。
価格は日本円で約8万6千円から
Vive Pro 2、ヘッドセットのみのバージョンの販売開始は6月3日から。
価格は800ドル(日本円 約8万6千円)となっています。
HTCは本日よりヘッドセットの予約注文を50ドルの事前注文割引で開始しています。
Vive Pro 2のフルキットバージョン(ヘッドセット、コントローラー、ベースステーションを含む)は7月にリリースされ、価格は1,400ドル(日本円 約15万円)を予定しています。