アバターとVRSNSは切っても切り離せないもの。自分が気に入ったアバターを身にまとうのはもちろん、相手が同じアバターを使っていると少しうれしくなってしまいますよね。
会話のきっかけはアバターから…という例も少なくありません。
VRChatでは特定のアバターを好きな人たちが集まる「集会」と呼ばれるイベントをはじめとして、アバターで繋がるコミュニティのようなものが多数存在します。
そのつながり方は様々ですが、基本的には各々で行ったアバターの改変を見せあったり、皆でワールドを巡ったりという緩い繋がりであることが多いです。
しかし、時にはアバターへの愛が極まり、ファンワールドや怪文書が飛び出ることもあるようです…!
それがこのワールド、「リアアリス怪文書美術館」!
リアアリス…?怪文書…美術館…??
順番に紐解いていきましょう!
リアアリスとは?
リアアリスとは有坂みとさんによって販売されているアバターです。正確にはリア-アリスと表記するようです。
その名の通り、不思議の国のアリスをテーマに制作されたそうですが、発売から2年が経ついまでも人気のアバターです。
その熱烈な人気ゆえに、ファンの間ではアバターへの愛を写真を添えてポエム調に記した「リアアリス怪文書」という文化が誕生しました。
https://booth.pm/ja/items/2146588
リアアリス怪文書美術館とは?
そんな“リアアリスの怪文書”を集めた美術館がリアアリス怪文書美術館。
「一体何がどうなってそうなったんだ…!?」という方のために、ワールド公開までの年表が記載されていました。
整理すると、リアアリス好きなユーザーによって「リアアリス怪文書部」というハッシュタグがつくられ、ポスター展示やイベント開催といった活動を行っていった結果、様々な層に広がっていったようです。
ここで注意したいのが「怪文書」とは辞書的な意味の「気色悪い、胡散臭い文書」ではなく、「ポエム調の文章を記すことで、アバターへの愛を表現する文書」というニュアンスで使われていることです。
例として現存する最古と思われるリアアリス怪文書を見てみましょう。愛にあふれる力強い文章ですね!
実際に行ってみた!
リアアリス怪文書美術館という名前の通り、怪文書を快適に見ることを主眼においた展示がされています。
展示ワールドはともすれば、どういうルートを通れば良いか分からないことや、移動量が多すぎて鑑賞の妨げになってしまうこともありますが、本ワールドは導線や企画がよく考えられており、最後まで楽しく鑑賞できます。
移動が楽しくなる企画として、全部集めると怪文書が出来上がるスタンプラリーもあります。
どんな怪文書になるのかは…その目でお確かめください!
ところどころに登場するリアアリスの影絵も鑑賞を楽しくさせてくれるポイントです。
展示数もかなり多く、100点を超えているとのことです。
例えばこんなものも。
アバターのパフォーマンスランク(負荷の大きさ。負荷が軽い順にExcellent~VeryPoorまで5段階ある)にかけている名文です。説得力に満ちていますね…!
リアアリス怪文書体験コーナー
美術館を巡っていると、自分も怪文書を作りたくなってきますよね。そんな鑑賞者の気持ちを見透かしたように、リアアリス怪文書体験コーナーも用意されていました。
サンプルのリアアリスも用意されているため、リアアリアスを購入していない方でも安心!
折角なので体験してみました!
まとめ
リアアリス怪文書部の事を知らない人が美術館を回っても楽しめる、そんな素敵なワールドでした。
あなたも一度訪れてみてはいかがでしょうか?
そして怪文書部の一員になってみると、新しい世界が開けるかもしれません。