今年はどんな年でしたか?
2022年の間で流行ったVR内の出来事について、みんなで振り返ってみよう!
…という事で、先月末からバチャマガ独自にアンケートを取っていた『VR流行語大賞』
読者の皆さん、たくさんの回答ありがとうございました!
みんなからもらった回答(※1)をもとに、今年流行ったワードを一緒に振り返っていきましょう。上位にランクインした出来事はVR書道家すいほーさんにVR内で書道をしてもらいました。
どんなワードが1位に輝いたか、読みながら予想してみてください!
※1…Twitterでの投稿による独自調査。同一の意味と思われる単語はまとめて統計しています。
目次
みんなが選んだVRの思い出 10位から4位まで
読者の皆さんから投票してもらったワード、10位から4位まではこちら。
10位 お砂糖マッチング
お砂糖とはVRChat内におけるパートナー関係を指す言葉。 アバター同士が仲良く撫で合ったりしている姿がお砂糖のように甘く見えることから名付けられました。
そのお砂糖相手を探す人向けのワールドやイベントが頻繁に開かれたことから10位にランクイン。
9位 VRTRPG
TRPGとはテーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム(Table-talk Role-Playing Game)の略で、自分だけのオリジナルキャラクターを作って、そのキャラクターの動きや台詞を自由に表現しながら、人と人との対話の中で、物語を進めていくゲームです。
アバターを使って新しい自分になりきるソーシャルVRとTRPGの相性はバツグン!
頻繁にゲームが開催され、その規模は日に日に大きくなっています。
8位 メタバース
前年の流行語大賞では2位にランクインしたメタバース。
1年が経ち、テレビや他メディアでも度々取り上げられるようになってより一層「メタバース」という単語が色んな意味を含むようになりました。
企業の宣伝としてメタバースが活用されたり、様々なジャンルやカルチャーに影響を与えるメタバース。来年はどんな世界をみせてくれるんでしょうか?
7位 デカパイ桔梗村
VRCに伝わるお胸の豊満な美少女アバターが生息している…。とウワサされているワールド。
バラエティ風のコラ素材やお胸のサイズを測るアイテムが配布されたりとSNS映えする展開も多く見られました。
6位 ロマンスの神様
キノピオProさんのフェイスダンス動画が大バズりし、VRChat外にまで影響を与えた2022年を代表するインターネットミーム。その反響は広瀬香美さんご本人をVRChatに呼び寄せてしまうほどに広がり、歌詞の通り「勇気と愛が世界を救う」一大コンテンツとなりました。
5位 VR手話
無言勢のコミュニケーションの新しい手段として注目されている「VR手話」。
2020年頃に湯神子イタミさんから『VR手話講習会』、2022年にはラファエルさんが主体となり『日本手話教室』が開催され、ハンドトラッキングを使ったコミュニケーションが行われています。
4位 phys bone
アバターの髪の毛や衣服の躍動感を表現する「dynamic bone」に代わるVRC公式アイテム。
髪を梳いたり、手を取って握手できたり等他ユーザーからアバターへの干渉が可能になり、よりリアルなコミュニケーションが可能になりました。
3~1位の発表!ランクインしたワードをすいほーさんに書道してもらっった
それでは3位~1位までを一緒に見ていきましょう。
ここからはVRChatの中で書道が出来るワールド『胡蝶庵』シリーズの制作を手掛けるすいほーさん(@suiho_shuji)にご協力いただき、ランクインしたワードをVRで書いてもらいました。
3位…世界を震撼させたアノ男に呼びかけるセリフ
3位にランクインしたワードは「見てるかザッカーバーグ」でした。
Facebookから社名をMetaに変えるほどの本気度を見せたザッカーバーグ氏にVR SNSユーザーが訴えかけるワードが3位にランクイン。
「メタバース」と名前がついて早1年。ザッカーバーグ氏が思い描く新しい世界と、”原住民”とまで称されるVR SNSユーザーが表現する世界とでは少し見え方が違うのかもしれませんが、この世界を良くしていきたいという想いは一緒です。
2位…VRで公演された英文学の四大悲劇
2位は「VRマクベス」。
VRChat内にて執り行われたウィリアム・シェイクスピア四大悲劇『マクベス』公演がランクインしました。
50名を超えるユーザーが協力し創り上げた大舞台は、来場者は120名開場20秒も経たずに満員。初回と千秋楽の配信は、合わせて同時視聴者が200名に昇る大盛況となりました。
1位…誰も正体を知らない、故に魅力される文字列
2022年VR流行語大賞、栄えある1位は「サキュバスオオクワガタ」 です!
この奇妙な文字の並びはVRC内で希少種として扱われ、一攫千金を狙う昆虫研究科こんちゃんが常に追い求めている、とある昆虫の名前である。その正体を知るものはおらず、口伝としてその名前だけが独り歩きしている…。というもの。
筆者にもその実態はつかめてませんが、強烈に記憶に残る不思議なワードです。
せっかくなので、強引に漢字を当てはめて書いていただきました。
良いお年を!!
たくさんの出来事があった2022年。
VRの技術は日進月歩で進んでいます。来年もまたきっと予想もしないようなワクワクする出来事が起こるはず。
来年もみんなと一緒に楽しく過ごせますように…!
すいほーさん:@suiho_shuji
書道ワールド『胡蝶庵』シリーズを制作するクリエイター。小学生の時から習字を続けており、バーチャル空間に転生した今現在もVRで書道の道を究め続けている。