皆さんは全身トラッキング(フルトラッキング)、していますか?
一口にトラッキングといっても、色々な方法がありますよね。メーカーも手法も様々な上、どんどん新製品が出てくるので、ちょっとしたブームみたいになっています。
そんな中、clusterが『mocopi(モコピ)』に正式対応したと発表しました。
mocopiは『バーチャルマーケット2022 Winter』でお披露目された、SONYのモーショントラッカーです。その手軽さから、様々な場面で使えると話題になりました。
VRChatでは発売当初から対応していましたが、今回はclusterが対応した形となります。
本記事ではmocopiのセットアップは省略し、clusterおよびVRChatでの接続方法と、その使用感を書いていく事にします。
clusterとmocopi
接続方法
接続方法は簡単、VRモードで入室し、最初のキャリブレーション画面「OSC Trackers」を設定。接続中の表示になったら、「全身トラッキング」を有効化します。
あとはいつも通りTポーズをとって、トリガーを引いてキャリブレーションをするだけ。
詳細はこちらを参考にしてください。
接続できない時は…
・mocopiアプリで設定する「IPアドレス」「ポート」とOSC Trackersの「IPアドレス」「ポート」は一致していますか?
・mocopiアプリは「モーション」かつ「送信」になっていますか?
・送信は開始しましたか?
動いてみよう!
ラジオ体操っぽい動きや屈伸、周辺を歩き回ったりなどしてみました。後半ではデフォルトアバターを使っています。そのままでは浮いてしまうため、詳細設定から高さの調整をする必要がありそうです。
VRChatとmocopi
実は発売当初、あまりトラッキングが正確でない、すぐずれて使えないなどの話がちらほらと上がっていました。筆者も試していましたが、30分もたたないうちに、頭と腰の位置がどんどんずれていき、キャリブレーションも効かず大変な見た目になってしまったのをよく覚えています。
しかし最近、アプリと本体共にアップデートがかかり、かなり使い勝手が良くなりました。
接続方法
こちらの接続方法もclusterとよく似ています。
リングメニューから「Options」「OSC」「Enavled」の順に選択し、キャリブレーションを行います。
動いてみよう!
clusterの時と同じような動きをしてみました。トラッキングの動きはclusterと似ていますが、少し精度が良いようにも見えます。
ちなみに、mocopi単体で撮影した場合はこんな感じ。単体だと精度がかなり上がりますね。
まとめ
どちらも、使っているうちに少しずつ動きがずれていったり、体の動きがアバターの動きに反映されるまでに、ラグがあったりしています。そのため、細かい動きを要求される場合には向かない場面もあるでしょう。
mocopiは持ち運びが容易なことや、単体で動画を撮れる応用範囲の広さがウリです。全身トラッキングのデビューや、スペアとして使ってみるのはいかがでしょうか。
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