東京を拠点に活動する劇団「コメディアス」はVRの世界でも様々な演劇を上演しています。
6月9日(金)~11日(日)にVRChat上で上演される、VR演劇三作目の「Bの悲劇」
こちらのゲネプロを観劇させてもらったので、今回はその模様をお届けします!
冒頭シーンをお届け!
物語はとある屋敷の主人が殺害され、犯行当時にアリバイが特になかった4名が容疑者として集められるところから始まります。
犯人に繋がる唯一の手がかりは残されたこのダイイングメッセージ。
どうやらこのメッセージはアルファベットの「B(ビー)」に見えるようです。
だいたいのミステリー作品において、この手のパターンで出てくる記号といえば、本名のイニシャルだったりしますよね。
さて、この容疑者の中に「B(ビー)」で始まる名前の人物は、というと…?
「 馬辺 文太(BABE BUNTA) 」!!!!
(探偵)
馬辺文太さん。
犯人はあなたですね???
「B(ビー)」のアルファベットが頭文字の名前をお持ちの方はこの中にあなたしかいないんです!
(馬辺)
ちょっとまってください。ぼくにはこれが「B(ビー)」には見えません。
むしろ、アレに見えます。
漢字の部首の……
「阝(こざとへん)」
では「阝(こざとへん)」で始まる名前は、というと…?
「阝禺野 恭子」!!!!!!
さてここで推理が変わって今度は愛人、隅野恭子が疑われ始めました。
正直どちらの説も若干こじつけっぽくてちょっとフワっとしている気がするのですが……。
と、いったところで本記事でご紹介できる範囲はここまでとなります!
異なる説が乱立する推理は無事真相へとたどり着けるのか。
そして結局のところ犯人はいったい誰なのか。
しっちゃかめっちゃかな物語の行方は、ぜひ劇場にてご覧ください!
参加した感想
「ダイイングメッセージが提示され、こじつけに近い推理がまた別のこじつけによって塗り替えられる」といったニッチすぎるシチュエーションが、役者たちの演技によって本当に面白く仕上がっていました。
リアルの劇では表情の変化の度合いで心情を訴えかけることがありますが、VRChat上でのパフォーマンスだとどうしてもアバターの仕様により数パターンに制限されてしまいますが、
そんな制限などものともしない、声による迫真の演技が臨場感を生み、観劇していたぼくたちはみるみるうちに作品に惹き込まれていきました。
リアルの観劇を再現するためにマイクONにしていた客席からは、常にあちこちから笑い声が沸き起こる盛り上がりっぷり。
局所的なシチュエーションの演劇ならコメディアスが一番だ、と思ってもおかしくないほどの充実した体験でした。
Join戦争が起きても大丈夫!Youtubeでも観劇できます!
VRChat上で行われるパフォーマンス系イベントは、どうしても「Join戦争」という文字が脳裏をよぎります。
参加できても回線の都合で重たくなっちゃう…などもあるかと思われます。
ですが、そんな方でも観劇できるように6月10日(土)20時の公演に限りYoutube同時配信が行われるとのこと!
ゲネプロに参加した身としてはVRChat会場での観劇が断然オススメですが、下記ツイートのチャートを参考にご自身の環境に合った形で観劇をお楽しみください!
その他の劇団「コメディアス」の演劇作品
劇団「コメディアス」関連情報
公式サイト:https://come-dias.com/
Twitter:https://twitter.com/come_dias
Youtube:https://www.youtube.com/@come_dias
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