大人の趣味というと皆さんは何を想像しますか?
車、キャンプ、音楽に酒蔵巡りなど、いろいろ思いつきますが、『盆栽』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
でも盆栽って実際にやってみるのはハードル高そう……。
そんなあなたでも気軽に盆栽を楽しめるワールドがVRChatにあるんです。
2023/7/12 紹介した樹形に一部誤りがありましたので修正しました。
目指せ『Bonsai Master』!
今回ご紹介するのはKAE[かえ]さんが制作した『Bonsai Master』です。Quest対応のワールドです。
ワールドには5種類の形の幹と4種類の枝が用意されています。これらを組み合わせて自分が思う形の松の盆栽を作ることができます。
ちなみに樹形によっていくつか種類があるようで、
文人木(ぶんじんぎ)
細幹で枝数の少ない、わび寂びの趣がある樹形。
模様木(もようぎ)
幹が左右に曲線を描くように曲がるなど、変化のある木。盆栽では最も代表的な樹形。
斜幹(しゃかん)
一方向からの風にさらされていたり、障害物があったりするために根元から斜めに立ち上がっているもの。
双幹(そうかん)
根元から複数の幹が立ち上がったもの。そのうち幹が2本のものを双幹、3本のものを三幹、5本のものを株立ちと呼ぶ。
懸崖(けんがい)
海岸などに生えて、幹が下に垂れて生育を続ける樹木の姿を再現したもの。幹や枝が鉢より低くならないものを半懸崖、鉢より低いものを懸崖と呼ぶ。
など、様々な樹形があります。(参考:Wikipedia「盆栽」)
それぞれの樹形に合わせて美しいとされるシルエットはありますが、既定の形にとらわれる必要はないんだとか。
実際に盆栽作ってみた!
盆栽ド素人の筆者もさっそくこのワールドで盆栽を作ってみました!
選んだのはこちらの幹。根本近くから幹が分かれています。
この幹に、枝の部分を好きなように配置して盆栽を作り上げていきます。
できました!
盆栽に詳しい人がこれを見たら、なんだこれって思うかもしれませんが、自分が良いと思えばそれでいいんじゃないかなって思います。
ベースとなる幹も、形を作っていく枝も複数あるので、フレンドたちと盆栽づくりを競っても、一人で黙々と美を追求しても面白そうです。
リアルの盆栽ってお金かかりそうで手を出しづらそうだと思っていたのですか、調べてみたら手のひらサイズの小さなものであれば2,000円くらいで販売されているし、自然のものを生かせば、ほぼお金をかけずに始められるみたいです。
日々のお世話は慣れるまでは手間に思うかもしれませんが、手間をかければかけるほど愛着もわいてくるもの。
日々の暮らしに緑がある生活。それは、目を酷使しがちなVRChatユーザーに、癒しのひとときを与えてくれるかもしれません。
植木鉢の上で自分の見たい景色を作り上げるのは、VR空間のワールド制作と、どこか通じるものを感じますね!
このワールドが面白いなと思ったら、リアルの盆栽にも興味を持ってみてください!