去る7月14日、メタバースヨコスカ(通称メタスカ)の第2弾ワールド『SARUSHIMA WORLD(メタバースヨコスカ)』内においてTONEVOK(トネボク)とAMOKA(アモカ)による特別ライブ『a ten minute Dream』が開催されました。
目次
『TONEVOK×AMOKA×メタスカ』の組み合わせが生まれた理由とは?
まずは出演者の紹介をしていきましょう。
AMOKA
『VRChat』を活用したミュージックビデオ制作や音楽ライブの主催・出演などの活動を行っているヴォーカルデュオ、AMOKA 。
『SANRIO Virtual Festival』に3回連続で出演している他、イギリス国内最大のインディペンデント映画祭「Raindance Film Festival」のXR部門「Raindance Immersive 2023」に2部門でノミネートされるなど、国外にも活動の幅を広げています。
TONEVOK
VR 空間で活躍するクリエイターVoxelKeiさんとR.Toneさんによるユニット、TONEVOK。
R.Toneさんによるリアルタイム演奏とVoxelKeiさんによるエフェクトコントロールが即興的に作用しあう事によって生まれる『VR空間でのリアルタイムオーディオビジュアルパフォーマンス』はその時その場限りの特別なものとなっています。
TONEVOKが仲介役?AMOKAやメタスカとの関係性
即興的な電子音楽とエフェクトが特徴的なTONEVOKと、エネルギッシュな歌と踊りが特徴的なAMOKA。ライブ会場が『メタバースヨコスカ』であることも含めて意外な組み合わせに思える人もいると思いますが、実は以前から深い関係があったそうです。
まずはTONEVOKとメタバースヨコスカ(メタスカ)について。
メタスカの第一弾ワールド『DOBUITA & MIKASA WORLD(メタバースヨコスカ)』も含めワールド制作をVoxelKeiさん、音楽制作をR.Toneさんが担当しており、元々TONEVOKのお二人はメタスカの関わりがあったという事です。
TONEVOKとAMOKAについてはさらに以前からの付き合いがあったそうで、なんでもTONEVOKというユニット名の名付け親はAMOKAのあいぽさんとのこと。
そんな関係の深い三者による今回のスペシャルイベントの実際の模様をここから紹介していきます!
ライブの模様
以下の記事内で紹介する写真・動画はライブ当日のものだけでなく、本番前日(7/13)に行われたリハーサル時のものが含まれています。ライブ本番と音楽や演出が一部異なっていることをご了承ください。
会場の『SARUSHIMA WORLD』はこのライブの特別仕様として、夜間のワールドになっていました。
また、『a ten minute Dream(十分間の夢)』というタイトルが表す通り、メイン会場の滞在時間は10分間。このことで多くの観客がTONEVOKのパフォーマンスを直に触れることが出来たほか、入ったタイミングによってそれぞれ異なった音楽と演出の楽しみ方がありました。
AMOKAライブ時は例外としてカウントダウンは停止し、観客の皆が歌声に聴き入るような仕様となっていました。
TONEVOK(1部)
TONEVOKのライブは50分ずつの2部構成で行われ、その間に入る形でAMOKAのライブが行われました。
TONEVOKの第1部ライブが始まって早々にステージ背後から巨大な建造物が光り輝きながら登場してきました。……これはみかさロボ⁈
横須賀市内に展示されている記念艦『三笠』をモチーフにしたロボット『みかさロボ』がステージを盛り上げました。
AMOKA
そしてAMOKAによるライブパフォーマンス。
VR上のさまざまなイベントに出演しており、筆者も何度かパフォーマンスを見た事のあるお二人でしたが、VoxelKeiさんのエフェクト演出のもと行われたライブはいつも以上に格好良かったです。
TONEVOK(2部)
休憩を挟んでTONEVOKのライブパフォーマンスの第2部。
ステージ内への観客の立ち入りが認められていた今回のライブ。『パーティクルを浴びるかのように間近で見る』ことが出来る機会は珍しく、興奮しました。
ライブパフォーマンスを行うことが少なく、今回のライブも3月の『SANRIO Virtual Festival 2024』以来だったというTONEVOKのお二人。パーティクルライブが好きな方、電子音楽が好きな方にはたまらない内容のライブパフォーマンスでした。
サブ会場(パブリックビューイング)の様子
ライブの順番待ちが373人、サブ会場の滞在人数が合計240人……⁈
開場直後に多くの人が集まり、最大350人以上の順番待ち(Queue待ち)が生まれた今回のライブ。
メイン会場に入れない人向けにサブ会場が設置されており、そこでは180度ドーム型スクリーンでのパブリックビューイングが行われていました。
写真を見ると『巨大スクリーンでメイン会場の映像を映しているだけ』に見えますが、実はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)の左目と右目で違う映像を提供して疑似的に物体がスクリーンの前に飛び出しているように見える、いわゆる裸眼立体視の技術が用いられておりアーティストやパーティクルが会場の中に入り込んでいるような感覚を味わうことが出来ました。
まとめ
『a ten minute Dream』はTONEVOKという他に見られないスタイルのアーティストを中心とした、文字通りスペシャルな内容のライブイベントでした。
TONEVOK自身のライブもさることながら、TONEVOKのVoxelKeiさんが作り上げた会場やエフェクトがもう1組の出演者であるAMOKAや会場である『メタバースヨコスカ』の魅力を更に引き立てるような、そんな内容のライブだったように感じました。今後もTONEVOKの活動に要注目です!
ライブアーカイブ、あります!
今回のライブはTONEVOKのYouTubeチャンネル内にてライブ配信され、現在もアーカイブの形で視聴することが出来るようになっています。
ライブや演奏の実際の様子が気になる方、もう一度味わいたい方はこちらもぜひご覧いただければと思います!
会場になったSARUSHIMA WORLD(メタバースヨコスカ)はこちら!
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