メタバース初心者にも使いやすいVRアバター『α(アルファ)』フォトレポート

『メタバース』がバズワードとして誕生し、テレビやその他メディアでも大々的に取り上げられるようになった昨今。

メタバースという“もう1つの人生”を送る上で『アバター』の存在は欠かせないものとなっています。

現実と違って“なりたい姿”を自分で選べるのがアバターの魅力。
そんな中で『まだメタバースを経験したことがない人にも使いやすいアバターがあれば、メタバースのカルチャーが広がるのでは?』ということで立ち上がった新ブランド、クリエイティブ集団moonshotが手掛ける『ἀρχή(アルケー)』シリーズです。

その記念すべき第1弾のアバター『α(アルファ)』が2022年4月8日(金)に販売開始されました。
実力派クリエイターをそろえて登場した新アバターをフォトレポートにてお届けします!

メタバースを経験したことがない人も魅力を感じるアバター

クリエイティブ集団moonshotのブランド『ἀρχή(アルケー)』シリーズ第1弾として登場したのは『α(アルファ)』ちゃん。

新世紀エヴァンゲリオン、初音ミクなど過去多くの作品へ参加してきた実力派イラストレーター、米山舞(@yoneyamai)氏をデザイナーに迎えた、実力派クリエイターの手掛けるアバターです。

たくさんの人に受け入れられるデザインに

『α(アルファ) 』はドレッシーなデザイン×テクノロジーの融合をコンセプトとしています。

服という機能の根本に対して新しい表現を提起するバーチャルオートクチュール…つまりオーダーメイドなデザインの高級アバターをイメージして制作したのだとか。

アイアンっぽいスカートのアーマーに、サイバーなスタイリッシュさが映えるデザインはまさにバーチャルネイティブな感じのスタイル。

ヘアアクセやスカート部分が緩やかに点滅するのもバーチャルだからこそ出来るファッションデザインです。

アバター本体の造形も多くの人に受け入れられるような洗練されたデザインに仕上がっています。

このデザインにしたのは『メタバースを知らない人にも興味を持ってもらえるように』という思いと『既にメタバース内で遊んでいるユーザーも、家族や知人にシェアできる“魅せる”アバターにしたい』といった思いからなのだそうです。

世界中の人がアクセスする『メタバース』において、アバターの個性は国や地域・コミュニティによって大きく特徴が分かれます。

例えばアメリカやヨーロッパのユーザー間ではセクシーなアバターが人気ですし、日本の、特にアニメカルチャーに属する集団では頭身の低い可愛い系や幼い系のアバターが人気です。

そういった中、『α(アルファ) 』はバーチャル・リアル問わず、どの国でも通用するカッコよさや美しさにこだわっています。

カスタム性も十分

『α(アルファ) 』はそのままアップロードしても十分に生えるアバターですが、ディープに遊びたい人でも十分に遊べるアバターになっています。

外側のスカートアーマーを外すとシンプルなスーツワンピ姿に。

もちろん素体もついてます!

足が長いモデル体型のアバターなので、着せ替えで遊ぶときはロングスカート系のお洋服が似合いそうです。

あなたはどんな使い方をする?ワールドに遊びに行ってみよう!

まるでSFアニメの主人公になったような気分になれる本アバター。

でも現実ではなかなか無いファッションですから、『一体どうやって使えばいいの?』とシチュエーションに悩んでしまう人もいるかもしれません。

そんな訳でバーチャルならではの活用法を一緒に探っていきましょう。

①VRクラブイベントに遊びに行ってみる

ピカピカ光るエミッションが特徴的な『α(アルファ) 』

光り物のギミックが入ったアバターは、暗いワールドでイベントが行われるVRのクラブイベントと相性が良さそう。

目にもエミッションが入っているので、アバターの表情が綺麗に写ります。
光り方に動きがあるので周りの注目を惹けそうです。

②いろんな国のコミュニティに遊びに行ってみる


先ほど述べたとおり、『α(アルファ) 』は国や地域を選ばないアバターデザインになっているので、海外ユーザーと交流する時に活用できそうです。

特にVRChatは全世界からユーザーが集まるので、その国のコミュニティに馴染んだアバターだと自然と仲良しになれるかも。

日本で販売されているアバターと比べて身長がやや高めなので、対面で会話する時にも使いやすいアバターです。

③フォトジェニックを狙って撮影を楽しむ

そしてやはり使っていて一番楽しいポイントは、そのグラフィカルな造形を身にまとう事ではないでしょうか。

アバターそのものが際立ったブランド力を持っているので、アバターの世界観に沿った写真撮影を楽しめるのが『α(アルファ) 』の魅力です。

バーチャル空間には映画のワンシーンのようなシチュエーションのワールドがたくさんありますし、最近はフォトジェニックを狙ったフォトグラファー向けの撮影ワールドも多く作られているので、写真撮影のモデルとして使うと楽しそう。

という事で、VRでの写真撮影のプロフェッショナル、バーチャルフォトグラファー3人に撮影をしてもらいました!

ついでにバーチャルで映える写真について、プロの撮影のコツをちょびっと伝授しちゃいますよ♪

綺麗な写真を撮るための撮影のコツ

ストーリーを意識しよう!【フォトグラファー:えこちんさん】


自由に憧れるアンドロイド”というテーマで撮影してくれたえこちんさん。

大気圏が広がるワールドで太陽に向かって眩しそうに手をかざすのは、まだ見ぬ世界への期待なのか、はたまた異世界に恋焦がれる気持ちなのか…

写真を撮影する時はストーリー性を意識して撮影すると写真に説得力が増します。

こちらはサイバーシティなSFワールドで撮影した1枚。

バーチャルでは現実のスタジオでは用意できないようなシチュエーションで写真を撮れるので、色々な物語の写真が撮れそうです。

えこちんさん

撮影の際はアバターを主軸にストーリー性が表現できるよう心掛けています。

今回撮影させていただいたα(アルファ)は、自らの意志を強く感じるような強さをデザインや表情から感じることができ、とても魅力的に感じました。
そのため、美しいながらも強さも見えるシチュエーションを考えて撮影しました。

撮影時も細かいパーツ一つ一つがとても写真に映え、遠くから撮影しても近くから撮影しても魅力を感じることができる説得力を感じました。

■撮影ワールド
・ワールド名:LA2097 Cyberpunk City HD 制作者ː1001
https://vrchat.com/home/world/wrld_140d88b6-1bb5-4adb-84e0-d735322f98b9
・ワールド名:Gravity  制作者ːオーゼンOzen
https://vrchat.com/home/world/wrld_6bcc0079-1b91-477e-97f5-73b5df0b7744
・ワールド名:Loop  制作者ː オーゼンOzen
https://vrchat.com/home/world/wrld_de1104a0-3ccd-4dfe-a2ee-afb3a0c0e241

アバターの表情からキャラクターを読み取ろう【フォトグラファー:柚葉さん】


柚葉さんは“ミステリアスな不思議ちゃん”というテーマで撮影してくれました。

デフォルトの表情が済ました顔をしているので、憂い気なシチュエーションがよく似合います。

アバターが被写体となる撮影では、表情からキャラクター性を読み取って撮影すると実在感のある写真になります。


また、あえて顔を写さない、というのも写真の解釈の余白を出すためのテクニック。

特に風景ポートレートにおいては空間に馴染むよう、顔が強調されない撮影方法をすると風景とモデルを一体化させることが出来ます。

柚葉さん

日頃、被写体が持つ文脈を汲み取った際の発露をどう表現すれば写真にのせられるかを考えながら撮影しています。

α(アルファ)は着る人によって何色にも染まれるような多様性がとても魅力的だと感じたため、撮影にあたり私の感じたイメージをそのまま出力しようと思い、私自身が感じた “無垢の中にある確かな華やかさ” をテーマに撮影しました。

撮影を通して、シャッターを切る度に新たな魅力と出会うことのできる、本当に細部まで拘りと世界観の詰まった子だと感じました。

■撮影ワールド
・ワールド名:Hashi  制作者ːBwc66930

https://vrchat.com/home/world/wrld_f9ebdbfd-91e0-43f8-9012-632a13db1c62
・ワールド名:Suspended In Time  制作者ːQuarT0niX

https://vrchat.com/home/world/wrld_e21275df-de21-4eca-b7aa-f7710cc50278
・ワールド名:illusion   制作者ː オーゼンOzen
https://vrchat.com/home/world/wrld_7ff26c7b-760c-4de7-8d9e-dd2bbe68e4a7

モデルさんとのコミュニケーションも大事【フォトグラファー:ロックサーチさん】

撮影にはモデルさんとの息の掛け合いも大事!

自然な動きを出すためにはモデルさんとコミュニケーションを取って、お互いの理解度を深めるスキルが求められます。
上手く息が合わせることが出来れば、新しいポージングのアイデアも浮かんできます。


それと同時にモデルをしてくれている相手にポーズのイメージを伝える言語力も必要です。

自分の頭の中にある構図を言語化してモデルさんに伝えら事が出来れば撮影がスムーズに行えます。

特に3Dアバターの写真は動きを意識して撮影しないとどうしても硬い写真になってしまうので、どんなふうに動いてもらいたいかを頭でイメージし、それを相手に上手く伝えられるよう、予め文字に書き出しておくといいかもしれませんね。

フォトジェニックな写真を撮る際は難しいポージングをお願いする時もあるので、モデルさんの体力や体調を気遣いながら、様子を見て撮影を進める気配りも大事です。

ロックサーチさん

α(アルファ)を最初見た時に女神や天女のような神秘的な雰囲気を感じたので、ある種の神々しさが出せるように撮影しました。

世界の中で生きる彼女をモデルのyoikamiさんが表現してくださったのでそれを切り撮らせて頂きました。

■撮影ワールド
・ワールド名:PurgingArea 1⁄0Zyodo  制作者ː
momijiAC
https://vrchat.com/home/world/wrld_0a63fbb1-a5d0-4242-881c-00398218892b
・ワールド名:Greyscale Temple  制作者ː
Cattus
https://vrchat.com/home/world/wrld_7ff02cc4-7293-4b8c-9fe5-a6c92c38b729
・ワールド名:[WIP]Piano in Cogstorica  制作者ː[Lemm]
https://vrchat.com/home/world/wrld_038b06ef-74d3-4a24-8196-c34e25c23c7b

メタバースの世界を楽しもう!

これからたくさんのカルチャーが生まれるであろうメタバースの世界。

『α(アルファ)』と一緒に楽しんだ思い出を写真に撮って、家族や友人にシェアしてくださいね!

moonshotが手掛ける『ἀρχή(アルケー)』シリーズは、早くも第2弾のリリースが決定しているそうなので、続報をお楽しみに!

■『α(アルファ)』
https://moonshot.booth.pm/items/3645019
■販売元:moonshot 公式Twitter
https://twitter.com/Moonshot_Verse

■撮影協力(アクター):カソウ舞踏団 https://kaso-butoudan.studio.site/