ステージが空を飛び、シャボン玉がはじけ、ガラスが舞い踊る。『窓を開けて』を含む7曲を熱唱した『CIEL 1st VIRTUAL LIVE「空想劇-神椿市伍番街-」』ライブレポート!

2024年5月18日、『VRChat』で『CIEL 1st VIRTUAL LIVE「空想劇-神椿市伍番街-」』が開催されました。これは昨年11月に行われた『CIEL LIVE SHOWCASE at VRChat』をベースにし、満を持して有料ライブとして開催されたものになります。

前回の様子はこちらをご覧ください!

神椿市が舞台なワールドは変わらず、細部がブラッシュアップ

ワールドの舞台は前回と同じく、神椿市の“伍番街”です。ライブタイトルが入る、シャボン玉が触れるなど細かい調整がされていました。

ステージで400人の観客が一堂に会する光景は何度見ても圧巻です。他の観客の位置の同期がずれてが“飛んで”しまう事も少なくなり、より皆で見ている感覚が強くなっていました。

前回ライブを踏襲しつつ、パワーアップした演出!

開演前後のナレーションはKAMITSUBAKI STUDIOに所属する幸祜が担当。

前半は、前回開催されたライブを踏襲しつつ構成されています。

1曲目は『馥郁の街』、ライトと蝶のエフェクトが気持ちいい1曲です。続く2曲目は『空より』。飛んできたシャボン玉がはじけると、一気に明るい空になり、ステージが飛び立ちます。演出に合わせてシャボン玉が飛んでくる所までは前回と同じなのですが、今回はCIELがシャボン玉を触ると「パッ」と弾けます。観客へ飛んでくるシャボン玉も同様に、弾けて音が鳴るようにパワーアップ!

CIELの“心の中”で歌う3曲!

「心の中の世界にご案内したいと思います!」の言葉と共に、視界が白く染まります。目を開けると、空飛ぶ舞台から、ほの暗い建物へとワープ! 驚きと共に状況が飲み込めずに右往左往する我々観客でしたが、CIELが倒壊したステージに登場。そのまま『法螺話』を歌います。

光源が移動したり、ふっと暗くなったりといった光を使った演出が印象的です。

さらにその後、『眼裏の懐疑』では歌と同時に雨が降り出し、ガラスがはじけ飛びます。音に合わせてガラスが振動したり、動いたりする演出は大迫力!

さらに風景が変わり、今度は劇のセットのような場所へ。『少年漫画』では人影が随所に登場する面白い演出でした。

“心の中”からは、いつものステージに。MCの後披露されたのは『窓を開けて』のアレンジ版。

『窓を開けて』は、CIELのデビュー曲であり、映画『映画大好きポンポさん』の主題歌でもあります。

デビュー当時のきっかけやMVなどにも触れ、最後の曲である『君の望み、君の願い』へとつなぎます。

残念ながら、今回のライブで活動休止を発表したCIEL。MCでも「いつ戻ってこられるか、本当に戻ってこられるか分からない」とお話していましたが、同時に前向きな強い思いも感じることが出来ました。彼女が再び窓を開けて帰ってくるのを待っていたいですね。

ライブアーカイブは 2024年6月23日(日)まで!

『VRChat』では一度きりのライブですが、動画配信サイトZ-aNではアーカイブを見ることができます。気になった方は是非ご検討ください!

Z-aNチケットページ:https://www.zan-live.com/ja/live/detail/10321