ドイツの国際TV放送のニュース番組「DW News」で、2024年5月12日(日本時間)、日本のVTuber特集「VTuber – Anonymous Superstars(匿名のスーパースターたち)」が放送された。番組ではVTuberの文化や歴史を解説、人気VTuberとして日本の「おめがシスターズ」やホロライブを紹介。英語VTuber「星降いく」のインタビューを放映、バーチャル埼玉県民「春日部つくし」・議員系VTuber「おぎの稔」も紹介された。番組後半ではバーチャルパフォーマーが直面する課題として、研究ユニット「Nem x Mila」によるレポート「メタバースでのハラスメント」が取り上げられ、リュドミラ・ブレディキナのインタビュー映像が放映。メタバースの可能性を紹介する活動として「バーチャル美少女ねむ」のMV「メタバースデイ」が放映された。番組は公式サイトでアーカイブ視聴可能だ。
目次
■ドイツ国際放送DW Newsで日本のVTuber特集「VTuber – Anonymous Superstars(匿名のスーパースターたち)」
ドイツの国際TV放送局「Deutsche Welle(ドイチェ・ヴェレ)」のニュース番組「DW News」で、2024年5月12日午前6:30頃(日本時間)に日本のVTuber特集「VTuber – Anonymous Superstars(匿名のスーパースターたち)」が英語・ドイツ語などの多言語で放送された。
放送アーカイブはDW News公式サイト(dw.com)で視聴できる。
・英語版:VTubers – Anonymous Superstars(dw.com) https://www.dw.com/en/vtubers-anonymous-superstars/video-66895405
・ドイツ語版:VTuber – Anonyme Superstars(dw.com) https://www.dw.com/de/vtuber-anonyme-superstars/video-66895123
またバーチャル美少女ねむのnoteで番組の内容を詳しく日本語で紹介している。
・ドイツ国際放送DW Newsで「日本のVTuber」特集 https://note.com/nemchan_nel/n/nee7a88aa8207
VTuberの文化や歴史、人気VTuberを紹介
番組では「VTuber」を”アニメアバターを使ってYouTubeやTwitchなどで活動するエンターテイナー”として説明。キズナアイによって始まったVTuberの歴史についても解説された。番組前半では人気VTuberとして、日本の「おめがシスターズ」や、英語VTuberの「がうる・ぐら(Hololive EN)」・「森カリオペ(Hololive EN)」・「アイアンマウス(VShojo)」などを紹介。東京科学未来館の若林氏はインタビューで「おめがシスターズ」の一日の活動の時間割などの詳しいVTuberのリアルや、VTuberのビジネスモデルを解説した。
・おめがレイ https://twitter.com/omesis_ray
・おめがリオ https://twitter.com/omesis_rio
・がうる・ぐら(Hololive EN) https://twitter.com/gawrgura
・森カリオペ(Hololive EN) https://twitter.com/moricalliope
・アイアンマウス(VShojo) https://twitter.com/ironmouse
英語VTuber「星降いく」はインタビューでVTuber自身の生の声としてVTuber活動のメリットを解説した。また官民連携の取り組みとして、バーチャル埼玉県民「春日部つくし」が紹介された。現実の問題に取り組むVTuberの事例として、大田区区議会議員おぎの稔氏による議員系VTuber「おぎの稔」を紹介、「VTuberによってアニメスタイルで政治に関わることについてどう思いますか?」という問いが視聴者に投げかけられた。
・星降いく https://twitter.com/IkuHoshifuri
・春日部つくし https://twitter.com/kasukaBe_nyoki
・大田区議会議員 おぎの稔 https://twitter.com/ogino_otaku
■研究ユニット「Nem x Mila」登場、レポート「メタバースでのハラスメント」紹介
番組後半では「バーチャルパフォーマーが直面する課題」として、「バーチャル美少女ねむ」と「リュドミラ・ブレディキナ(通称:ミラ)」による研究ユニット「Nem x Mila(ねむみら)」によるレポート「メタバースでのハラスメント」が取り上げられた。
・バーチャル美少女ねむ https://twitter.com/nemchan_nel
・リュドミラ・ブレディキナ https://twitter.com/BredikhinaL
ミラはインタビューで、ソーシャルVRにおけるハラスメントの動向を調査するために全世界のユーザーを対象に行った大規模調査への回答約900件を分析したレポートを紹介。メタバースで起こるハラスメントの種別や今後の課題などを解説した。
※参考:メタバースでのハラスメント (Nem x Mila) https://note.com/nemchan_nel/n/n60fd28b43b3a
さらにメタバースの可能性を紹介する活動として、バーチャル美少女のMV「メタバースデイ」が放映され、テクノロジーがもたらす新たな自由の形、バーチャルがもたらすパラダイスとして映像が紹介された。メタバースデイは、メタバース原住民の存在と人類の新たな進化の可能性を音楽の力で現実世界に伝えるための音楽プロジェクトである。
※参考:バーチャル美少女ねむ「メタバースデイ」プロジェクトレポート https://note.com/nemchan_nel/n/n829a5733d8b6
■研究ユニット「Nem x Mila(ねむみら)」
VTuberやメタバースが人類に与える影響を調査するため、日本のVTuber・作家の「バーチャル美少女ねむ」とマルタ大学博士課程在籍の人類学者「リュドミラ・ブレディキナ(通称:ミラ)」が結成した研究ユニット。定期的に「ソーシャルVRライフスタイル調査」などのレポートを発表しており、内閣府・総務省・文化庁など各種省庁でも参考資料として取り上げられている。2023年には、国際連合の国際会議「IGF京都2023」で講演を行った。
Nem x Milaの最近の活動としては、2024年2月に米国・イリノイ大学のVRクラブで講演を行い、各国のアバター文化の違いについてディスカッションを行った。4月にはNHKの新番組「最深日本研究」でミラのフィールドワークの密着ドキュメンタリーと二人の対談が放映された。また、岩波書店から7月に刊行予定のVTuber総合学術書『VTuber学(仮)』の執筆陣としても二人は名を連ねている。
※参考:Nem x Mila、米国・イリノイ大学VRクラブで講演! 各国のアバター文化の違いについてディスカッション https://gamemo.confidence-media.jp/2076
※参考:スイス・“バ美肉”研究者の来日に密着するドキュメンタリー番組がオンデマンドで配信中 https://news.denfaminicogamer.jp/news/240415m
※参考:VTuberを“学問”へーー13名の識者による総合学術書『VTuber学』刊行決定 https://realsound.jp/tech/2024/02/post-1577029.html
■プレスリリース発行協力:株式会社ブイノス
VNOSは「Vの者がVのまま社会参画できる未来」を目指す実践検証組織。所属する個人系バーチャルアーティストたちや、企業である株式会社ブイノスと連携しながら、個人と法人の枠を超えた様々なプロジェクトを行っている。今回のように、個人で活動するVTuber達が企業としてプレスリリースを行うのも、その実験のひとつである。
・公式サイト:https://vnos.info/
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